見栄なし投資法:[投資はバクチとちゃうで]
「スポーツは投資になる」というフレーズは、どっかの銀行とか証券会社の宣伝文句ではよく見るやん?で、お金のプロが言うんやから信じちゃうやん?だから、よくその意味を考えんと、言葉だけ切り取って自分勝手に解釈して、推奨されるスポーツビジネスに、競馬かなんかのつもりで投資しちゃって、「損した」とか「すった」って話している人って結構いるんよね。
でもまずは、「投資は賭け事とちゃう」ってとこから、おばちゃん始めるで。自分の経験から言うと「賭け事は1回きりの試合の勝ち負け」のことを指すけど、「投資は試合に勝つための練習していく上達度」のことを指すんよ。
だから、賭け事や博打というよりスポーツに似ててな。どんなレベルでも途中の試合で負けることもあるし、負けることによって学ぶこといっぱいあるから、負けるってメッチャ大事なんよ。おばちゃん、自慢やけどいっぱい負けたことあるよ。でも、その度に、ああこうしたらアカンかってんなあ、とか、次こうしよ〜っていうのを繰り返してきたから、段々試合に勝つ確率が増えてきただけのことなんよね。レベル上がってきたわ。
そう。「スポーツは投資になる」の意味を、「スポーツは賭け事になる」に履き違えたらアカン。寧ろ、「投資はスポーツになる」の隠喩の方がずっと意味合いが近い。つまり、投資っていうのは、「いろんな練習を試してみて自分の競技レベルを上げていく」のにそっくりやねん。
バッティングセンター行って、10球のボールを打つって時に、10球全部ヒットかホームラン打てたりできるように、最初は球速の遅いボール打ってみたり、バット短く持ってみたり、足の立ち位置変えてみたり、実際にボールがカーーーーンって飛んでくれる手応えをつかむまで、試行錯誤しながら練習するやん?
て、おばちゃん野球やってたわけやないけど、そういうことなんやと思うんよ。その積み重ねが自分の競技レベルを上げていくってこと。だから、最初は空振りばっかりやったけど、なんかコツを掴む瞬間があって、あ、これこうしたらボール当たるんや、って10球中5球、6球、7球って当たっていくようになると楽しいやん?で、10球全部当たるようになったら球速上げていくわけやろ?投資にそっくり。
技術も経験も必要ないのが賭け事。だから初心者でも素人でも楽しめるし、そうでないと博打の醍醐味はないわけで。。。でも投資は賭け事ちゃう。別物。だけど「賭け事ではないって分かってます」って口では言っても、投資を始めるのを怖がったり、なんかいっぱい勉強が必要で面倒くさそう?とか言って尻込みする人多いで〜。ちゃうちゃう。
新しい習い事始めて上手になる楽しみが増えるだけ。少々減る元金なんて、お稽古事の月謝より安いもんよ。もちろん再起不能になるような大怪我しちゃったらマズいけど、「お金損する」のが嫌やから投資はせーへん、と言うてはる人は、「試合に負ける」のが嫌やから、練習せーへん人とよー似てると思うことあるわ。言葉では別物と分かっていても、「する」とか「得した」といった言葉が最終結果になってるってことは、やっぱり投資を賭け事と思い込んではるんと違うんかなあ。
ま、知らんけど。