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心のユニバーサルデザイン

こんにちは、運営の吉田です。

皆さんはユニバーサルデザインという言葉をご存じでしょうか?


ユニバーサルデザインとは

ユニバーサルデザインとは
「バリアフリーは、障害によりもたらされるバリア(障壁)に対処するとの考え方であるのに対し、ユニバーサルデザインはあらかじめ、障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする考え方。」

障害者基本計画 内閣府HPより
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kihonkeikaku.html

ユニバーサルデザインには7原則はあります。
< ユニバーサルデザインの7原則 >

  1. 誰もが公平に利用できる

  2. 使う上で自由度が高い

  3. 使い方が簡単ですぐにわかる

  4. 必要な情報がすぐに理解できる

  5. うっかりミスや危険につながらない

  6. 少ない力で楽に使用できる

  7. アクセスしやすいスペースと大きさ

こちらの記事でもユニバーサルデザインについて紹介されています。
ぜひ、ご覧ください。


さて、そんな中、私は…
先日、「ユニバーサル散歩」という企画に参加してきました。
きっかけはこの企画の実行委員をされている方からのお声がけでした。
「ユニバーサルデザインを知ってもらいたい!」
という、その想いに応えたいと思い参加させて頂きました。

内容としては、
街中を歩きながらどんなところにユニバーサルデザインがあるのか?
また、どんなところにユニバーサルデザインが足りていないのか?
などを発見する企画となっていました。

歩く場所は…
駅構内や公共交通機関の利用、商用施設などになります。

参加者は…
学生、車いすユーザーの方、個別の支援が必要な方とその家族、支援者、地域住民の方、など
様々な方が参加されていました。


実際に参加者の方々と一緒に街中を散歩してみて
車椅子では移動しにくい坂や溝、道幅はもちろん、
多機能トイレの数やユニバーサルシートの設置、
エスカレーターなどの音声ガイダンス、ピクトグラムによる案内、
自動販売機のボタンやコインを入れる高さ、コンセントの設置、多国語表記…など
一人では気付かないことが沢山ありました。

医療的ケアが必要な方々の場合
身体が大きい方もいるため、ベビー用シートだけではなく、大きめのシート、ユニバーサルシートがあるとおむつや衣服の交換、その他のケアの時などが行いやすくなる。
また、吸引機の充電が不足している時に、コンセントが設置されていることで医療機器が使用できる。
このような、ちょっとした部分があるだけでも、医療的ケアが必要な方々の外出のハードルは変わってくるみたいです。

ベビーシート
大きな文字と矢印による案内

そのような話もしながら
終始、参加者の皆さんと和気あいあいと宝探しのようにユニバーサルデザインを探して、意見交換しながらお散歩できたのは、本当に楽しかったです。

ユニバーサルデザインは、
車いすユーザーの方以外にも、視覚障害や聴覚障害、医療的ケアが必要な方、子育て中の方、子どもたち、などなど
障害の有無だけではなく、いろんな背景のある方々が利用しやすい街なのか?
ということを再確認することができました。

また、何より
私が一番、印象に残ったのは参加者の方の
「心のユニバーサルデザイン」
の一言です。

誰もが暮らしやすい街や地域、社会の実現には、
モノ(物理的、法的)が整備されていればいい、モノから始まる訳ではなく、
そうあって欲しい、という利他の想いから始まること必要だと私は思ってします。
いくら素晴らしいモノがあっても、人と人とが生きているこの世の中で相手を想い合えることが何よりも大事なユニバーサルデザインだなと感じることができました。

ぜひ、
皆さんも色んな視点で自分の住み慣れた地域をお散歩してみてはいかがでしょうか?


~よしだ~

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