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maechanblog
映画『花嫁はどこへ?』
舞台はインド。
2001年、とある大安吉日の日。ベールで顔が隠れた2人の花嫁が、満員列車で取り違えられてしまった!
内気で従順なプールは、駅に留まり花婿を待つことに。
聡明で強情なジャヤは、連れて行かれた花婿(プールの花婿)の家で、頑なに素性を明かすことを拒み続ける。いったいどんなワケアリなのか?そして、取り違えられた花嫁たちは、無事に花婿と再会できるのか?
「勘違い」から始まる感動作、登場!
時々、コアな作品に出会う。
上映期間が短くて、上映館も限られていて、なんなら最低限の字幕しかないもの。
でも、私はそんなコアな作品が大好き✨
この『花嫁はどこへ?』も、お気に入りの一つに加わりました。
花嫁を間違えるなんて、ありえない!と思うけれど、周囲には同じ衣装の花嫁が何人もいて(さすが大安吉日!)、列車内は満員なうえ、移動時間も長く席は移り変わりごっちゃごちゃ。さらには、しきたりにより花嫁はベールで顔をすっぽり隠しています。
こりゃ無理もないわ~です。
物語には男女間の不平等や家父長制とともにインドの結婚事情が描かれていて、驚きがいっぱいでした。物語が進むとともに、あらゆる立場の女性たちがそれぞれの形で変化を遂げていく様子も見所。
また、実際に起こったとんでもない事件も登場します。
「インド映画=踊り出す」というイメージと覚悟を持って観始めましたが、躍りはなし。
だがしかし、花婿が度々歌っていました(笑)
おっちょこちょいだけど愛にあふれる憎めない花婿ディーパク。
強欲なマノハル警部補。
登場するキャラクターも、クセ強多し!
ハッとする場面、切なくてたまらない場面、怒りがこみ上げる場面、幸せいっぱいの場面。まさに喜怒哀楽盛り合わせの作品です。DVDの発売が待ち遠しい。