本紹介『いつかみんなGを殺す』

書名:いつかみんなGを殺す
著者:成田 名璃子
出版社:角川春樹事務所

物語の舞台は老舗超高級ホテル、グランド・シーズンズ。支配人、シェフ、ホテルマン、VIP客、ピアニスト、清掃員が「G」をめぐって複雑に?絡み合う!
(Gは、ゴから始まるあの虫です)


なんだこれ(笑)
設定も展開も斬新すぎる。
まさか「G」の物語を読む日がくるなんて、思ってもいませんでした。
私、G大嫌いですし。
それなのに、おもしろすぎてどんどん読めてしまいます。

験担ぎのためGを使い儀式を行うVIP客。
(もう、そこから色々ツッコミたい)
お客様とホテルの名誉のために、一刻も早くGを処理したいホテルスタッフたち。
Gを愛でるVIPの付き人兼Gのお世話係。
その彼女(殺虫剤メーカー勤務)
G専門の殺し屋(清掃員)
ビッグG
くせの強すぎる登場人物しかいません。

想像したくないのに、光景が浮かんでしまって「うぅ…」と顔をしかめたり、Gなのに楽しくなったり、もう、いい意味ではちゃめちゃです。

Gを殺せる人にも、殺せない人にも呼んでほしい本、出ました‼️



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