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古き神々の咆哮、ヤラス・改 (EDH)
はじめに
2024年9月27日、ヤラス界隈に衝撃走る。
ダスクモーンにて新実装されたキーワード能力。そう、戦慄予示である。
~戦慄予示~
あなたのライブラリの一番上にあるカード2枚をみる。それらのうち1枚を2/2のクリーチャーとして裏向きで場に出し、残りをあなたの墓地に置く。(以下略)
この新能力の登場によってヤラスにかつてない追い風が吹いている。
なぁ、運営に絶対ヤラスオタクいるよな?そうだよな?最高だぜ!!
世界中のヤラスオタクたちよ、いまこそ立ち上がれ!こいつの恐ろしさを世に知らしめるときが来た!
というわけで、前回の記事を書いて間もなく、とんでもない強化が来たことで生まれ変わったヤラスを布教する記事をまたもや書いていきたいと思う。前回のリストからの変更点などをメインに紹介していくつもりなので、基本的なデッキのコンセプトや、コンボなどについて前回の記事を読んでいただけると嬉しい。
デッキリスト
特に紹介したい変更点
クリーチャー
《本質の管理人》
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他のクリーチャーが場に出るたびに1点ライフを得る。これがあると灰雲のフェニックスでループする際に自分が受けるダメージを相殺できるため、半無限ループだったのがちゃんと無限になった。死霧の猛禽も合わされば無限ライフである。また、対戦相手のクリーチャーにも反応するので普通に優秀。
《ロナスの狂信者》
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2マナから4マナ出せるやばいマナクリ。ヤラスのパワーが4なので大体緑4マナ出せるし、なんなら速攻が付与されるため出してすぐ起動できる。永遠によって一度だけ墓地から復活できる点も非常に強力。
《ホーントウッドの金切り魔》
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攻撃するたびに戦慄予示するだけでも超強力なのに、2マナで裏向きのパーマネントを表向きにできるオマケまでついている化け物。こいつがいると、デッキのクリーチャーすべてがイェドラループに用いる種クリーチャーになることができる。正直やってる。
※「種クリーチャー」については前回の記事を参照
《まばゆい肉掻き》
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落とし子トークンを生成できるのも十分に強いが、それに加えて、裏向きクリーチャーが出るたびに全体に1点ダメージを与えられるのでイェドラループでの打点源になり得る。無色マナがないと唱えられない点は注意が必要。
エンチャント
《悪辣な略奪》
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X=2で唱えて裏向きクリーチャーをすべてひっくり返すこともできるし、普通に全体除去としても使える。予示などで出た時の能力が使えなくても、宝物トークンを生成できるので最低限の仕事をこなせる。
《至る所に脅威》
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神秘の痕跡の上位互換。4マナでとりあえず基本土地1枚は確定しているし、サクリ台があれば追加で1枚。死霧の猛禽がいればさらに4枚と、なぜターンに1回の制限が設けられていないのか不思議でならない。余裕でデッキの基本土地全部出せるバグカード。
アーティファクト
《解剖道具》
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初めて見た時は「5マナで戦慄予示するだけかぁ」とか腑抜けたことを考えていたが、よくよくみると装備コストがバグっている。伍堂でデッキから出す動きが犯罪級に強い。地味に接死と絆魂が付くのもえらい。
余談
最近、ヤラスの布教に成功した知人と「ヤラス学会」とか適当に名乗って研究を進めているのだが、このカードで勝ちだよな?っていうようなチャレンジ帯専用ルートをいくつか発見している。(カードのサーチをするのだから勝たなければ逆におかしいという話は一旦置いておく)
その中でも最も殺意の高いカードがこれだ。
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普段からレベルの高い卓で遊んでいる方はご存じだろうし、筆者が初心者すぎて知らなかっただけだろうが、《変幻の大男》である。このカードを予示などで踏み倒し、サクるとデッキから《本質の管理人》と《灰雲のフェニックス》が出てきてループできる。よっぽどのライフ差がなければ《本質の管理人》のところを《火炎術の演出者》に変えても良い。とにかく、ヤラスとサクリ台さえ出せていれば、これ一枚でゲームが終わる。しかも、このデッキの特性上、クリーチャーの踏み倒しに対してカウンター呪文が当たりづらいというのも強みのひとつだろう。実際に回していないので使用感は伝えられないが、もしチャレンジヤラスに興味がある方は参考にしてみてほしい。
締め
本記事では、ダスクモーンによって特大強化を受けた新生ヤラスを紹介した。前回と比べると、文字数は少なくなってしまったように思うが、デッキ自体の完成度は飛躍的に上昇している。戦慄予示というキーワード能力を考えてくれた人には感謝してもしきれない。
今後も、新しくヤラスデッキで使えそうなカードが出ればその都度デッキを更新して布教記事にしようと思うので、記事を読んでくれた方が少しでもヤラスというクリーチャーに興味を持ち、ヤラスを統率者にしてみたいと思ってもらえたら幸いである。
ヤラスに栄光あれ!