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豊哲の新春吟行記 〜初旅は道後へ〜

皆様、もうすぐ暦の上で春がやってきます。
土佐藩俳句百姓豊哲です。

今回は今月八日と九日、ソロ旅で道後温泉を訪れた時の吟行記を紹介していきます。

(新年の句具ネプリ 2025年元日)

2025年の元日、句具のネットプリントを印刷してきた。

道後への路面電車へ旅始

新年の句具ネプリへ投句した一句

新年の初旅は道後温泉が良いと思い、作句した。

そして希望休を利用してソロ旅を計画していたのである。

(いよてつ高島屋のそば吉 一月八日)

JR高知駅のバスターミナルから出た高速バスが松山市駅へ到着した。

松山の冬は本当に寒い。
すぐにいよてつ高島屋へ行き、昼食を取ろうとエスカレーターを利用した。

七階では『全国うまいもの味めぐり』が催され、京都の『茶の菓ラングドシャ』を購入した。

そしてと向かった先はそば吉というおそばのお店である。

立札に石臼の文字旅始

コリコリのざるぞば睦月の高島屋

ざるぞばと天丼のセット

おそばには天丼が相性が良く、堪能した。
特にざるぞばを噛んだ時のコリコリ感がたまらなかった。

(オールドイングランド道後山の手ホテル 一月八日)

路面電車へ乗り込み、道後温泉へ到着した。

一月の道後温泉駅
一月の坊っちゃん列車
一月の道後商店街 その一
一月の道後商店街 その二
一月の道後商店街 その三

年末年始が過ぎたためか道後温泉へ訪れる人は少なかった。

それどころかインフルエンザが猛威をふるっており、警戒感も高いようだった。

そんなこともつゆ知らず、私は宿泊するホテルへ向かった。

オールドイングランド道後山の手ホテル

道後温泉本館から北側にある『オールドイングランド道後山の手ホテル』である。

このホテルは普通の宿泊施設のチェックインが午後三時からが多いが、道後山の手ホテルはなんと午後一時からチェックインが出来るのである。

客室でゆったりと休みたいなら理想的な宿泊施設である。

客室に入り、『2025年版 夏井いつきの365日季語手帖』など俳句に関する書籍を目に通していた。

その時、雨音がしたことに気づき窓を見ればなんと雪が降っていた。

客室の窓から見た道後hakuro

(道後温泉別館飛鳥乃湯泉 一月八日)

客室にある浴衣と羽織を身に着け、外湯へ出かけた。

松山の冬は本当に痛いぐらいの寒さだった。
初めて愛媛オレンジバイキングスのホームゲームの初観戦を終えて会場を出た時の感覚がよみがえってくるようだった。

そんな感覚の中、向かったのは・・・

道後温泉別館飛鳥乃湯泉

道後温泉別館飛鳥乃湯泉である。
温泉とアートを取り合わせた外湯である。

二年前の六月に訪れたが、初旅の温泉を堪能したいと思った。

和釘を使った道後のシンボルである湯玉模様のアートや菊間瓦で作られた灯籠が設置されている。

大浴場の中では人はそんなに多くなかった。
湯上がりの大広間でゆったりしていた時に思い付いた俳句二句をここで紹介したい。

湯上がりにつばき花餅旅始

初旅やつばきの花の和菓子手に

湯上がりにいただいたつばき花餅

飛鳥乃湯泉を出た後、商店街へ向かいお土産を購入してホテルへ戻った。

(道後フレンチ 一月八日)

夕方となり、道後フレンチを堪能した。

最初に登場したのはカリフラワーを使ったムースにマンゴーソースとキャビアか添えられた。

カリフラワーのムース

テリーヌのそばにフォアグラ旅始

スモークサーモンのテリーヌとフォアグラ

パイ生地を裂けば年初のスープかな

パイ生地のスープ

雪玉のごとくのソルベ旅始

お口直しのソルベ
牛フィレのステーキとマデラソース

初旅やクイーンズカフェのレモンティー

デザートとレモンティー

道後フレンチとワインを堪能し、客室へ戻りゆったりと道後の夜を過ごしていった。

(フルーツパーラーみしま 一月九日)

早朝、ホテル内にある大浴場をのんびり浸かった。

初旅やロウリュサウナの入口へ

初旅やロウリュサウナの扉手に

朝食はオムレツとベーコンをメインとした洋朝食を味わい、荷物を持ってチェックアウトした。

(真冬の道後温泉でのソロ旅の過ごし方について)

ここで真冬の道後をソロ旅で楽しむための考えを記したい。

真冬の松山・道後はとても寒く、全身に針が刺さってくるような痛みも伴う感じだった。

これは初めて愛媛オレンジバイキングスのホームゲームを観戦した後、松山市駅へ戻った時の経験からのものである。

真冬の道後を楽しみたいなら宿泊施設の内湯を夜と翌朝で過ごすことをオススメしたい。

道後ややなど内湯がなく、外湯を利用しないといけない宿泊施設は晩春から晩秋ぐらいを利用と良いと思っている。

路面電車へ乗り、松山市駅へ戻ってきた。
高速バスのチケットを購入して大街道にある『フルーツパーラーみしま』へ向かった。

初旅や紅まどんなのパフェを食む

紅まどんなパフェ

紅まどんなの果汁の甘さと酸味はたまらないぐらい良く、あっという間に食べてしまうぐらい堪能しました。

(まつちかタウンの天麩羅 一月九日)

松山での旅の最後の食事はやっぱりまつちかタウンにある『天ぷらご天』だった。

注文したのは冬の味覚定食である。
俳句を嗜むものとしてはやはり注文しない訳にはいかない。

ご天での食事前の状況
ずわい蟹の天ぷら
ふぐの天ぷら
ご飯へのせた玉子の天ぷら

白飯へ玉子天ぷら旅始

玉子の天ぷらを割った時の様子

初旅や煮込大根の天ぷらを

煮込み大根の天ぷらとブロッコリーの天ぷら
人参とごぼうと塩昆布のかき揚げ

充分に天ぷらを堪能し、高速バスへ乗り込んで高知へ戻った吟行記でした。

それではここで失礼致します。
皆様、自分の体調に合わせながら道後温泉を堪能してください。

それでは✨

高知の山間部での雪
太平洋方面へ向かった時の状況

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