CMの入らないYouTube

 Procol HarumのGary Brookerがこの2月に亡くなった.YouTube であらためて名曲 A Whiter Shade of Pale に聴きいった. それにしてもこの邦文タイトルが「青い影」とはずいぶん割り切ったものである.でも青白い影も変だし、少し謎めいて嫌いではない.そういえば以前にPeter Greenが亡くなった時にもすぐにYouTube を訪れたものだった.Peter GreenはFleetwood Macの頃の I love another woman… Black magic woman… 唄無しのAlbatross….. など、20代の originalな創作はすごい.Black magic womanはSantanaのアレンジもすごいけれども作ったのはPeter Greenなのだ.
 もともとYouTubeはほんの時折ふと思い出したようになつかしい音楽を聴くときに訪れるのがほとんどだった.定期的におとずれるCMは以前より増えているのかな.耳に心地よい音楽と耳障りのCMトークが混ざると、小刻みにCMカットがいるので仕事がてらのBGMに使うのはきつい.この機会にはずみ?でYouTube Premiumに入ってみた. 1ヶ月の無料体験ができるとのこと.そんな耳障りがマジックのようにきれいに消えたのだ.当たり前に素晴らしい 別物になった感じだ.早速、週末の過ごし方にプラスの変化が訪れている.今もようやく5時が過ぎたので、白ワインをグラスにそそぎ、Chet Baker Live に聴き入る.悪くない.
 ところでfamily planにしてみたら東京の長男から受理されなかったとの返事.海外での加入では制限があるようだ.この点、Netflixは垣根を作らずにすばらしいのだが.そういえばAmazon Prime の配信も海外では制限だらけで移動する前にみたドラマの続きは見られない.ネット配信はボーダレスに世界をかけめぐる世界のはずだが、決める経営人のビジネスポリシーに依存するようだ.コロナ後に自由に移動可能な世界が再び訪れた時に向けて、場所を選ばないコンテンツへのアクセスが可能となっていることに期待したい.世界はもうそんな時代なのだ.

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