10円玉モドキ。
とくし丸での会計で
お客さんが何枚かの10円玉を出してきた。
『10円玉が、いち、にい、さん…30円と』
そのうちの1枚はサビがけっこうひどく
『これはけっこうキテるな…』
と思いながらも、お金はお金なので
いたって普通に受け取ってお会計を済ませた。
その後落ち着いてから
『そういえばさっきの10円玉、久々にすごいのきたな…』
と思って改めて見てみた
見て見たら
まさかの
まさか、まさかの
裏返してよく見たら…
100円玉だった。
10円玉モドキだった。
いやこれ!
自分の知ってる100円玉の色じゃないから!
一瞬、自分の目玉か脳がおかしくなったのかと思ったわ。
お客さんも
自分も
ごく自然に10円玉として出してきて
ごく自然に10円玉として受け取ったけど
どうしてこうなった?
昭和45年って見えるけど
50年以上前だから、こんな色に?
今までどこに潜んでいたの?
そしてなぜ今になって出てきたの?
この100円玉、自販機とか自動精算機は通るの?
次々と浮かぶ疑問。
それより
お客さんから10円のつもりでもらっているから
このままだとお金を余分にもらっていることになる。
次に会ったときに
90円を返金しなくては…
そして
なんでこんなモノを持っているのか
アナタのお家は
アナタの財布は
いったいぜんたいどうなっているのか?
時空が歪んでいるのか?
なにを、どうしたら、100円玉が10円玉になるのか。
よくよく聞いてみなければ。