1%のとくし丸。
『売上の1%』
といったら
どう感じるだろうか。
あっても、なくても一緒だろうか。
けれど自分は
この『1%』に勇気をもらって
なんとかかんとか頑張っているところがある。
自分がとくし丸で拠点としているスーパーの1日の売上は、だいたい600万円
とくし丸での1日の売上は現在では、平均して12万円
これを1か月にすると
1か月30日として…
スーパーの1か月売上は、1億8,000万円
とくし丸の場合は
土日が休みなので
1か月20日稼働として…
とくし丸の1か月売上は、240万円
ということは
お店の売上に対して
とくし丸の売上は
だいたい『1.3%』になる。
最初は
『1%かぁ…とくし丸なんていてもいなくても変わらないな…』
『1%の存在だから、お店の人はとくし丸に関心がないんだな』
『まぁでも、邪魔されたり文句言われていないだけ、マシなんだろうな
『でもやっぱり…空気のような、1%だけの存在は、ちょっと寂しいな…』
とウジウジウジウジウジウジ思いながら仕事をしていた。
毎朝
店長が開店前に、従業員向けに話す店内放送では
お店の売上目標を日々伝えてくれる。
特に月末になってくると
数字報告にも熱が入ってきて
『あと少し、なんとか頑張りましょう!』
と発破をかけてくる。
その売上の数字報告を
従業員の人達がどのくらい熱心に聞いているのかは分からない。
社員でも意識の高い人はよく聞いているのか
でも、パートさんには店の売上とかあまり興味が無いような気もする。
そしてその売上の数字が
月末になると
だいたいいつも
『達成率99.何パーセント』
というところで頑張っている。
目標が高い月や
天気が悪い日が多かった月は
100%にあとほんの少し足りないこともけっこうある。
目標達成できた月でも
『101.何パーセント』
と、ギリギリで何とか達成ということもある。
それを聞いてから
思った
あれ?
これって
とくし丸の売上って
売上の達成、未達成にけっこう響くんじゃない?
99%で未達成で終わるのと
100%で達成して終わるのでは
個人的な悲しい、嬉しいといった感覚はもちろんのこと
会社的にも、店舗の成績としてこの違いは大きいんじゃないのか。
たとえば
自分が急にとくし丸を辞めて
いきなり1%が無くなったら、お店としては、けっこうキツいんじゃないか。
無理矢理にでも
この考え方を肥大化させると
とくし丸の売上が、お店の目標達成率に、めっちゃ影響ある。
と言ってしまっても良いんじゃないだろうか
いや、良い。
良いに決まってる。
それぐらい
実はとくし丸の売上は、必要とされているんだ。
されているはずなんだ。
たかが、1%
されど、1%
キミたち
この1%が、どうしても、欲しいんだろぅ?
仕方ないなぁ、じゃあ、とくし丸も頑張るかねぇ。
と
自分の中で、もの凄くとくし丸に都合の良い考えに変換させて
今に至っております。
なんとなく気分が乗らないとき
雨や風や暑さ寒さでキツいとき
はぁ…今日も仕事かぁ…と思うとき
この考えをグイグイっと引っ張り出してきて
こすってこすって、使いたおして、ほとんど色褪せてきても
この考えで、日々とくし丸をやる勇気をもらっています。
もちろん
店長をはじめ、お店の人にはこんなこと話していない
万が一にも
『いや、1%ぐらい別に…ねぇ…?』
なんて反応をされた日には…
とくし丸で海まで行って
そのまま戻ってこなくなってしまいそうだから
そしてその時流す涙は、きっと海水よりもショッパイぞ!
だから、自分の中でだけ
『こんなに大きい1%は、世の中なかなかないぞ』
と日々繰り返す。