見出し画像

マシュー・ボーンロミオ+ジュリエットMatthew Bourne's Romeo and Juliet

前回の

白鳥来日公演から(念願の白鳥 観られた 観終わった後 すごすぎて 
おかしくなった)

5年振り?

赤い靴の来日公演の予定もあったけれど

コロナで中止…(赤い靴 観たかった….)




↑私が観に行った公演の配役表





マシュー・ボーンの

来日

今回のロミオ+ジュリエット


すごいだろうとは思っていたけれど


やっぱり


圧巻だった


プロコフィエフの音楽は言わずもがな(欲を言えば 生オケで…生オケで観たかった…無理なのは承知 でも…生オケで…)


シンメトリー感強めな振付(やっぱり 理数系っぽく観える 美しい…最初の最後(最期)につながっているような 赤い幕(?)が落ちる演出
その赤と落ちる速度とか諸々見え方が美しくて… すでに泣く)



もう1日チケット取ればよかった…(次の日どうにかして行けないかと思ったけれど 無理だった…千秋楽も どうにかして行けないかと思ったけれど
無理だった…一緒に観に行った方と ロンドンに観に行くことを考えたら(絶対行けないけれど…)
もう1日取っても安いものでないのだろうか…むしろ破格?というような話になり…(色々基準がおかしくなっている…)
でも時間的その他色々無理だった…
他のキャストの方のでも観たいし,同キャストの方のでももう1回観たい…
あと2回ぐらい観たかった…
今回収容所なので ほぼ 白の衣装 いつもの カラフル おしゃれ衣装は ダンスパーティーのシーンで ワンピース めちゃくちゃかわいかった…
色も綺麗…  出演しているダンサーの方も 皆さん個性があって
一人一人のダンス じっくり観たいけれど 目が足りない…マキューシオと恋人のバルザザーの二人の腹筋がそれはそれは見事で ミケランジェロの  彫刻のように美しかった…見惚れてしまった…



マシュー・ボーンなので

既存のロミオとジュリエットを

改変したあらすじ


近未来(上から降りてくる照明?が宇宙船っぽい)

反抗的な若者の矯正施設  ヴェローナ・インスティテュート

そこに収容されている

ジュリエット

親に見放されて

施設に入所してきた

ロミオ

収容所を暴力で支配している

看守のティボルト(イカれているし 許せないけれど
ジュリエットに   苦しそうに すがるティボルトは切なく…泣けてしまう…
と思えるのは
演じている方の力量によるものかと…ティボルトも迫力あって怖くてよかった)


ロミオとジュリエットのお二人が本当に素晴らしくて…

序盤は少し子供っぽい

後半に連れて大人になって(ならざるを得ない) 
シリアスになっていく二人の演技(もう本当にすごい 言語化不可能)


ジュリエットの1幕終わり(もう うわぁ…な展開…)
からの気迫 すごかった….2幕も…

傷ついていたジュリエット
からこそ
すでに 
壊れていた
からこそ
罪の意識が加わって錯乱してしまう…このなんとも言えない過程と
それを表現する踊りと演技と演出が…絶妙で…(悲しいし 怖いし
ツラいし…でも美しい…)


既存のロミオとジュリエットのバルコニーのシーン


マシュー・ボーン版では収容施設内で

ロミオが収容所の壁をよじ登り(簡易階段はあるにしても ものすごい身体能力)

ジュリエットに愛を伝えるシーン

ものすごく美しかった…(収容施設内でっていうのがまた…)


収容所の皆に祝福されながらの結婚式
 (夜に 看守に見つからないように
2本の まっすぐな 懐中電灯の光の中で ひっそり 美しかった 泣く)


悲劇が加速したラストは圧巻


そんな終わり方…(なんだけれど 最高でもある 中途半端に
悲劇にしないで きっちり悲劇 やりきってくれているから)




なのだけれど

アンコールで

出てきてくれた後

去る時に

ロミオとジュリエット

二人

寄り添って

会場を後にする二人の後ろ姿が

向こうの世界で 二人一緒になれたのかな

思わせてくれるようで
(本編じゃなく(本編でやったら蛇足だと思う)
アンコールでやってくれるのが
サービス精神だし すごくよかった…)



泣く


穏やかで 優しい 二人の後ろ姿
(でも 真っ白い服に 血染めの二人
”ちゃんと” マシュー・ボーン テイスト)


次回も楽しみ(早く観たい…)








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?