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つるつるすべすべの投票用紙のなぞ

先日、私の住む地域で選挙がありました。
息子も選挙に興味があるようで一緒に行ってきました。

最近、学校の授業で「選挙」のお話があったようです。
興味があるっていいことですね!

誰に投票するのか?なんでその人なのか?
いろいろ気になっていました。

その中でも気になっていたのが
投票用紙のこと。

「名前を書く紙ってすべすべで気持ちいいんでしょ?」
と言っていた息子。

記入をする前に、息子と一緒に触ってみました。

「ノートの紙と違う。すべすべさらさら~。」

たしかに、
鉛筆で書くとすーっと吸い付く感じがします。

なんとなく、
一般用紙ではないことはわかっていましたが、
わざわざ調べることまでしていませんでした。


調べてみたところ、

投票用紙も「ユポ紙」を使用しているそうです。


選挙ポスターはユポ紙に印刷していることは知っていましたが、
投票用紙まで使われているとは!

ユポ紙はパルプを使っていないので
厳密に言うと、紙ではありません。

耐水性・耐久性に優れている合成紙です。

雨風に強いため、掲示板の選挙ポスターも
期間中しっかりと形を変えずに保つことができます。



投票用紙にユポ紙を使う理由

私たちひとりひとりが投じる大切な1票が、万が一にも破れたり濡れたりして、判読不能の無効票になってしまっては大問題ですから、投票用紙の素材として合成紙が採用されているのだとか。また、折って投票箱に入れても中で形が復元して自然に開くので、開票作業の効率がアップする、というメリットもあります。

コクヨマガジン https://www.kokuyo-st.co.jp/mag/live/2021/12/000210.html


破れないようにするためのほかに、
開票作業の効率化のためでもあるとのこと。勉強になりました!

投票箱の中では開いている状態で入っているのも面白いです。

以前は、投票日と開票日は別々の日であったけれど、
このユポ紙を使うことで同日で行うことが可能になったそうです。

紙一つでこんなにも変わるのはすごいですね。


環境負荷のことを考えると、木材を使った紙であってほしいなと思う気持ちもあります。
ただ、大切な一票が安全に開票されるために
こうした工夫は必要だと思いました。

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