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3bet pot Probe strategy

割引あり

3bet に対してコールしたOOPの戦略にどのような特徴があるか知っていますか?

今回は 3bet pot で 「Flop : check-check」 の場合の Turn 戦略について紹介します。

Flop でアグレッサーが IP から check した場合(CB skipした場合)に OOP の戦略にはどのような特徴があるのかについて、ボード別に集合分析を使って戦略についてのまとめを行いました。

この記事の目標

・3bet pot OOP の Probe 戦略の特徴を理解する
・Turnカードによる戦略の性質の違いを理解する

この内容を理解するにあたって、Flop での IP の check レンジを知る必要があります。

そのため、本記事の構成は以下の通りになっています。

ボードの設定 
1. ボードの特性について
2. Flop IP の 戦略
3. Turn OOP の 戦略
 
上記の順番で3種類のボードについて紹介します。

IP の戦略をしっかりと学習したうえで、OOP の戦略について学習する必要があるため、このような構成にしました。



取り扱うスポット

BTN vs HJ 3bet pot 
 
Flop ??? (16.5 bb)
check / check 
 
Turn ? (16.5 bb)
HJ ??? (←ここ!)

HJ の Probe 戦略の特徴を知り、均衡戦略の理解を深めることが最終目標です。


① A high board

全てのA high boradのProbe 戦略を紹介することは不可能なので、IPが50%程度の頻度でチェックするボードとして、「A♥J♥6♦」の戦略を紹介します。

1-1 ボードの特性

この章ではボードの特性についての紹介します。
全てのボードについてのGTO戦略を学習することは物理的に不可能です。
そのため、「似たような性質のボード」をまとめて理解することで学習効率が上昇します。

・A high borad であること
・ブロードウェイ2枚であること
・ツートーンであること
・ペアボードでないこと
※AK high boardでないこと(AK high だけ特殊)
(モノトーンとペアボードを除く)

ボードの性質

上記の4点が特性として考えられます。
上記の4点のボードではIPの戦略の特徴は同じような傾向にあります。

BTN戦略の集合分析
(上記の特徴のすべてのボード)

スモールベット or check のようなレンジ構成です。

気になる方は集合分析(レポート機能)を参照してみてください。

ここからは、ボードを固定して戦略を紹介しますが、上記した特徴のボードでは同じような戦略になるのでそれを踏まえて続きを読んでください。


1-2 Flop IP 戦略

AT7 ツートーン
BTNの戦略

”A hit ローキッカー・KK~JJ・99 ”がcheck レンジのボリュームゾーンです。

A hit はキッカー依存でベット頻度が変化します。
アンダーペアのEQを実現させるために、check レンジにA hitを残しておかないとOOPに高頻度でベットされてしまいます。それを防ぐためもの A hit は checkレンジにも残すんだな~と思ってください。

では、このような IP の check レンジに対する OOP の戦略を考えてみましょう。


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1-3 Turn の Probe 戦略

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