統計から学ぶ、フィールドエクスプロイト
X(Twitter)にて公開した 実力確認テスト vol.5 & vol.6 の回答の統計から、フィールドプールに対するリークが浮き彫りになった。
本記事では、合計4,400 件以上のアンケート結果を参考に、多くのプレイヤーがもつリーク(弱点)を明らかにし、それに対するエクスプロイト戦略の考察を進めます。
「日本人プレイヤー」の傾向 と 明確なスポットごとのリーク が明らかになっています。
ライブポーカーをメインとしている方には非常に有用な内容になっていると思います。
同じのスポットに対して2000件以上の解答があるため、フィールドエクスプロイトにも活用できると思います。
記事の最後には、付録として全問題(21問)の集計結果も公開しています。
記事内で触れていないスポットについても検証可能となっています。
筆者:りおん
(https://twitter.com/rion_poker_sss)
校閲 : neru_poker
(https://x.com/nerupoker43787?s=21&t=DydYzF28fw_7Fu6Pr_Tc1w)
校正 : RIKUGO
(https://x.com/rikugo_chujo?s=21&t=DydYzF28fw_7Fu6Pr_Tc1w)
まだ、実力確認テストを解いていない!という方はこちらから挑戦してみてください。
8月に公開した実力テストです。
9月に公開した実力テストです。最新版です。
この記事のターゲット層
・日本人がもつリークを知りたい方
・国内でポーカーをプレーすることが多い方
・具体的なエクスプロイト戦略の傾向を知りたい方
・データベースに興味がある方
Note の 内容
① GTO戦略の解説
② 回答分布(マスデータ)からわかる、一般層のリーク
③ そのリークの原因の考察
④ フィールドエクスプロイト
特に気になったスポットを3問選抜してエクスプロイトまで考察しています。
限定販売の予定ですが、途中まで無料公開しています。
興味がわいたら是非購入してください。
付録:全問題の集計結果(vol.5 全11問)
全問題の集計結果(vol.6 全10問)
全問題の解答データも付録として添付しておきます。
各問題 2,200件以上の解答があります。
使い方次第では有用なデータになっていると思います。
この部分まで読んでくださった方のため、前半パートの一部を無料で公開しております。
※本Noteは前半部分無料、後半部分有料となります。
10部までは2980円、それ以降は3980円のとする予定です。
vol.5 問1:ブロックベット過少のリーク
①GTO戦略の解説
リバーの SB の bet レンジと4ポケの推奨アクションを下記に示す。
J3 の3hit (と、Aハイのごく一部)がブロックベットのバリューの下限である。
よって、4ポケはバリュー bet として機能する。
4ポケがなぜ、ピュア bet なのか知りたい方は、以下のnoteを読めばヒントになるだろう。
本記事の目的は、MDAを活用してエクスプロイト戦略を構築することであるため、bet 頻度 の 解説 はここまでとする。
気になる方は、KQ64 ゲーム( または[0,1]ゲーム )を参考にするとよい。
②回答分布からわかる、一般層のリーク
回答分布を以下に示す。
check を選ぶプレイヤーが多いことから、一般層は OOP からのバリューの下限が高いことがわかる。
また、EQ を誤認して large bet を使用するプレイヤーもいる。
③そのリークの原因の考察
このパートでは、リークの原因を言語化する。
原因の一つとして、checkをしてしまうプレイヤーは、ハンドの価値を過少評価していることが挙げられる。
これは BB の call レンジを過剰に強く見積もっているためと推測される。
また、トイゲームや均衡戦略の理解度が浅く、中程度の EQ をもつハンドをうまく扱えていない可能性もある。
他にも、3枚目のハートが落ちたことによって、過剰にフラッシュを警戒している可能性もあるだろう。
※ ただし、筆者の想定になるので、鵜呑みにせず別の理由も考えてみてください。
ここから先は限定販売の予定です。
10部までは2980円、それ以降は3980円とする予定です。
質問や指摘に応じて、随時記事の内容を更新していく予定です。
④フィールドエクスプロイト
ここから先は
¥ 3,980
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