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Flop 3bet strategy
Flopでの check raise に対して、call と fold だけで対応していませんか??
re-raise (3bet) といった抵抗手段もあるはずですよね?
3bet という抵抗手段があるにも関わらず、実践では Flop での 3bet を見かけることってほとんどありません。
本当にそれでよいのでしょうか?
本記事は
・3bet 頻度が高いボード・低いボードの違いは?
・3bet 過少の場合、BB の戦略はどうなる?
このような疑問を解消することで、Flop 3bet について分析する記事となっています。意識的に学習しないと到達しないスポットですが、実践での戦略の幅を増やすことにつながる稀有な内容だと感じます。
少しニッチな内容ですが、興味ある方は是非ご覧になってください。
筆者:りおん(https://twitter.com/rion_poker_sss)
取り扱うスポット
BTN vs BB 2bet pot
Flop xxx (5.5bb)
BB check / raise 50%
BTN bet 33% / 3bet ??? (←ここ!)
参考:NL50 GTO-GTO general
第1章 Flop 3bet の目的
一般的に BB の check raise は IP の CB レンジより強いレンジ構成であるため、Flop 3bet の出現頻度は高くはありません。
Flop 3bet の必要性を考えるためには、BB のレンジ構成を踏まえたうえで、それらの各ハンドに Flop 3bet の有無がどのような影響を与えるのかを考察する必要があります。
そこで、まず初めに BB の check raise のレンジを簡単に解説します。
BB の check raise の レンジ構成を大まかにバリュー・ブラフ の2つに分けると下記のようになります。
バリューハンド:トップヒット強キッカー以上
ブラフハンド:ボトムペア~バックドアドロー
(当然ボード依存のため一例です。)
このような強いレンジに対して 3bet をすることなどできない!
と考える方も居るかもしれません。
しかし、Flop で 3bet しないことによって相手はどのようなことを考えるでしょうか?相手の気持ちになってみましょう。
バリューハンドを持っているBB
「POT が膨らまない…」
まあ、これは仕方ないですね。
ターン以降でもバリューを取ることはできるので大きなロスになることは無いでしょう。
ブラフハンドを持っている BB
「相手を降ろせる可能性がある!」
「3bet されないからドロー引き放題!」
check raise をすることで、BTN の弱いハンドの EQ を奪うことができます。
さらに、降ろすことができなかった世界でもターンカードを確実に見ることができます。ドローハンドは EQ を実現できますね。
当然、Turn 以降を OOP で戦うため不利ではありますが、一部のハンドは
BTN のコールレンジを捲りバリューハンドへと昇格する可能性があります。
このように BB の check raise に対して、3bet を一切採用しない場合は BB のドローハンドをレイズすることがより利益的になってしまいます。
それ故、BBのドローハンドによる Bluff での check raise を抑制するために IP はある程度の頻度で 3bet する必要があるのです。
第2章 Flop 3bet の 適正頻度
GTO 戦略はどのような頻度で Flop 3bet をしているのでしょうか?
適切頻度は何 % だと思いますか…??
BTN vs BB 2bet pot
Flop xxx (5.5bb)
BB check / raise 50%
BTN bet 33% / 3bet ???
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