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3bet pot OOP の 脆弱性

割引あり

今回は、先日 X(Twitter)で投稿した 3bet pot の問題について解説する記事になります。

3bet pot で OOP が一般的にオーバープレイされがちなシチュエーションの解説を行います。

少し前に投稿した「オーバーペアの使い方」の記事との相違点は call 側 か アグレッサー側 かの違いです。

今回の記事では「OOP かつ call 側」の over pair の扱い方に着目しています。

レベルとしては初心者~中級者向けで、毎週更新のメンバーシップ向けの記事となっています。
「オーバープレイしてしまった…」
「オーバーペアvsオーバーペアで全弾とられることが多いな…」
これらに当てはまる方にはオススメの記事だと思います。
以下、本文です。


本記事の内容

本記事では、3bet pot での over pair について多くの人が勘違いしている点と、3bet pot における脆弱な over pair の正しい取り扱い方について、GTO Wizard を参考に解説していく。

早速問題とその解説に入る。


問題

問.HJのEVが最も高いハンドは?
 
HJ vs BTN 3bet pot
(Effective stack 100bb, Rake: 5% 4bb)

Flop T❤︎6♦︎3❤︎ (16.5bb)

HJ x / ???
BTN bet 8.25bb (50%)  
 
・J♥J♣
・ATs♣
・AQs♥
・EV差はほとんどない

特徴の整理

まず初めに、このスポットの特徴を整理しておく。

①アグレッサーが IP の 3bet pot である。
②コーラー側の方がセットのアドバンテージを有している。※
③両者のレンジにフラッシュドローが存在している。
④OOPで「over pair , Top pair , フラッシュドロー」を持っている。

※②の補足
コーラー側のHJはレンジの約9%がセットであるが、IPにはレンジの約2%しかセットが存在していない。
ただし、アグレッサーのIPには、over pairがレンジの17%存在している。

類似したスポットに遭遇した際にも GTO 戦略の再現度を上げられるよう、このような整理は重要である。
実際、上記の特徴が一致するスポットでは今回解説する内容が同様に通用することも多いため、しっかりと理解していただきたい。
ただし、暗記して安直に模倣するのではなく、
各スポットで必ず自ら考えて戦略を構築して頂きたい。

なお、この問題は筆者のX(Twitter)で投稿した問題である。
この問題の正答率は約51%である。
(答えはAQs)
JJ や ATs を選んだ方にはこの記事の解説が非常にためになるだろう。

X(Twitter)でのアンケート結果

嬉しいことに634人の方の答えが集まった。
約3割の方が JJ を選んでいる。
後述するが、JJはこの選択肢の中で最もEVが低い。
EVは順に AQs❤︎ >> ATs♣ >>> JJ である。


ここからは GTO wizard を参考にした解説に進む。

※本記事は単品購入することも可能ですが、本記事はメンバーシップ向けです。更新のモチベーションにもなるので、ぜひ応援していただけると幸いです。

解説

◎BTNの戦略

本記事の最終目標は HJ の戦略を知ることである。しかし、戦略は相互に干渉するものであり、片一方の戦略だけを学習するのは非常に愚かである。
そのため、本記事ではIPのCB戦略とOOPのDefense戦略を共に解説しておく。

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