one point解説④ 3bet pot の オーバーペアの使い方
今回は、先日 X(Twitter)で投稿した 3bet pot の問題について解説する記事になります。
一般的にオーバープレイされがちなシチュエーションの解説を行います。
レベルとしては初心者~中級者向けで、毎週更新のメンバーシップ向けの記事となっています。
オーバープレイしてしまう自覚がある方にはオススメの記事だと思います。
以下、本文です。
本記事の内容
本記事では、3bet pot での over pair について多くの人が勘違いしている点と、3bet pot における脆弱な over pair の正しい取り扱い方について、GTO Wizard を参考に解説していく。
早速問題とその解説に入る。
問題
特徴の整理
まず初めに、このスポットの特徴を整理しておく。
① アグレッサーが IP の 3bet pot である。
② 互いにセットが少ないローボードである。
③ フラッシュドローが存在している。
④ 相手が HJ である。
⑤ IP で TT を持っている。
類似したスポットに遭遇した際にも GTO 戦略の再現度を上げられるよう、このような整理は重要である。
実際、上記の特徴が一致するスポットでは今回解説する内容が同様に通用することも多いため、しっかりと理解していただきたい。
ただし、暗記して安直に模倣するのではなく、各スポットで必ず自ら考えて戦略を構築していってもらいたい。
さて、詳しくは後ほど解説するが、GTO wizard を参考にするとこの問題の答えは「check」 一択である。
なお、この問題の正答率は 18.6% であり、40% 弱もの人が large bet を選択している。
ことから、多くの人がこのスポットでは over pair の取り扱いについて勘違いしていることが読み取れる。
ここからは GTO wizard を参考にした解説に進む。
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