3bet pot 「AJT」でレンジcheck!
BB 3bet のあるスポットについて取り上げた記事です。
本記事はプリフロップの3bet レンジの特徴を知っている方向けの記事になります。
BBはSBと違いポラーレンジで3betしています。
そのため、ほかのポジションと同じ感覚で Flop 戦略を構築すると大きなEVロスに繋がります。
今回は「A♠J❤︎T❤︎」で"BBがレンジ check"する理由を考察・解説を行います。
少しニッチな方向けの内容になるので、BB の PFレンジの自信がないな…という方は、PFレンジを確認してから記事を読むことを強くオススメします。
参考:BB の 3bet レンジ (vs BTN)
ちなみに、本記事の内容は
このテストの中から抜粋しております。
興味がある方はこちらもぜひ挑戦してみてください。
前書き
記事の内容
BTN vs BB の 3bet pot で ボードが「A♠J❤︎T❤︎」の場合について取り扱います。
上記の3bet pot の シチュエーションの均衡戦略において、BB はレンジの 99% をチェックします。
一般的に 3bet した側が有利そうなボードですが、一体なぜなのでしょうか?
本記事では、なぜ BB が高頻度でチェックするのかについて検証・考察を行います。
(GTO wizard NL50 GTO GTO 参照)
本記事の目的
・3bet 側が有利そうなボードでCBを打てない理由を考察する
・どのような場合にCBが打てるようになるのか理解する
本記事のターゲット
・3bet potではとりあえずCB!と思っている
・ポラーレンジのOOPの3bet pot Flop 戦略を知りたい
これらの方にはオススメです!
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記事本編
検証方法
GTO wizard の AI solve を 使用する。
同じ条件で検証するため、
①、②ともに AI solve を使用する。
Bet size : Dynamic
Number of bets : 2
Number of raises : 1
※AI solve での比較検証を目的としているため、bet size , raise size の制約でGTO wizard のライブラリソリューションと異なる場合があります。
均衡戦略
前書きにも書いていますが、均衡戦略について下記に示します。
ご覧のとおり、レンジでcheckします。
この理由を考察するために、EQ グラフ と 両者のハンドランクの役ごとの表を見てみます。
このグラフを見ると 3bet したはずの BB に レンジアドバンテージ や ナッツアドバンテージ があるとは言えないことがわかります。
ハンドランク別に着目してみます。
ストレートは、BTNが優勢でありレンジの 約10% あります。
一方で、セット・トップペアは当然BBが優勢です。
では、なぜ BB はレンジ check しなければならないのでしょうか。
ここからは、3つの仮説を立てて検証を行います。
仮説①②③はそれぞれ以下の3つです。
この3つを順に検証していきます。
ここからは、BTNのレンジを変化させて比較検証を行います。
検証① ストレートが無い場合
BTNのレンジ内にストレートが存在しない場合の均衡戦略を確認します。
検証のために、BTNのレンジから KQo, KQs を消してみます。
それ以外は一切変更を加えていません。
このときのBBの均衡戦略を下記に示します。
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