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ハイブリッドを考える

ドライバー、フェアウェイウッドとアイアンの間のクラブ(?)
皆さんにとってハイブリッドの位置付け、役割、期待値はなんだろうか?

今の私にとってアプローチ、パター、の次に重要なクラブ。つまり間のクラブではなく主力のクラブ。と言いながら実のところハイブリッドも以前書いたフェアウェイウッド同様に最近まで必要不可欠なクラブではなかった。何故か?苦手な形状だから。私の場合は180〜200ヤードを打つクラブという位置付けで今までこのクラブを見てきた。ロフトで言えば21度〜25度くらいだろう。つまり "飛ばす" に一定の期待値があるクラブであり、飛ばす様に振るのでミスも相応にするし、飛ぶので怪我も大きめになる事多々あった。

以前はアイアンフリーク

最近まで4番アイアンを使用、以前もフライハイトやタイトリストのアイアン型ユーティリティ18度も使用。結果、飛んでいる様で飛んでない、グリーンを狙える様で狙えない。つまり私の技術では操る事が出来ないクラブという事。でもヘッドが低重心化したとか、良いシャフトが付いたので、とかに踊り踊らされて何本も売り買いした。結局状況次第だが通常のショットはキャリーが出た方が良い(狙いやすい)という事を、昨冬仙台ラウンドでご一緒した方から学ぶ。私が現在愛用するハイブリッドをスチールシャフトで使いこなしバンバングリーンを狙い切っている姿を見てビビビ!彼への使用感インタビューも経て、パクリだが結果4本も自分のセッティングに入れる事に。

ハイブリッドもシャフトが重要

私はハイブリッドのシャフトは全てアイアン同様のスチールシャフトでフレックス違いにした。以前の選択は全て高弾性カーボンシャフト。私にとりこれが結構クセモノというか自身を試す要素になっていたように思う。芯を食えば当然飛距離は出るが、高弾性ゆえにしなり戻りがスチールより圧倒的に速くミスを生む可能性が。事実私の周囲でもハイブリッドはあまり好きでない、ミスはチョロか引っ掛けが多いという方は多い。またハイブリッドはアイアン系譜なのか?フェアウェイウッド系譜なのか?など雑誌でも取り上げられているが、私の理解はウッド系譜と考えて打っている。フェアウェイウッドもミスも総じて同じ傾向にある様だ。

ハイブリッドはダウンブロー、レベルブロー?

アイアンはダウンブローに。程度はあれど余程の飛び系(7番アイアンでロフト30未満)でなければダウンブローの方が芯を食うし、芯を食った時は適度にスピンを纏い素晴らしい弾道。私はハイブリッドヘッドのタラコ形状が苦手だったのだが、ヘッド形状自体が苦手というよりは、タラコ形状でダウンブローに打つのが苦手だった。時を経てレベルブローに打てば球は上がり、誰もが悩む180〜200ヤードの距離でも適正なスピンを纏いアイアンより遥か楽にグリーンを狙えるとゴルフ歴10年目で気がついた。

ハイブリッド4本体制での変化

端的に言えば、パーオン率が改善。つまり2/3打目でグリーンを捉える確率が改善したという事。パーオン率の向上は長年の課題。本当にスッキリするし、ショット時の緊張感が全く楽に。(ストレスなし)それを踏まえ改めて思う事は以下の優しさの追求である。

ロフト10度台:ウッドの世界                        ロフト20度台:ウッドとハイブリッドの世界                 ロフト30度台:ハイブリッドと鉄(アイアン)の世界            ロフト40度台:鉄の世界

勿論、クラブに頼らずどんな環境でもクラブでも対応する技術を身につけるが王道であろう。ただこの業界の課題だが、ゴルフの本質を詳らかにせず、商業優先になっていないか?商業の源泉をユーザに負担させる構図になっていないか?

飛ばないとクラブが売れないので、設計上飛ぶクラブばかり作るが、難度は上がり、揃える道具への投資額も年々増加している。加えてプレーヤー育成と商材提供のサーキットは分断され、新規ユーザは一定数いるが上達難しさより定着せず、年々ゴルフ人口は縮退し2025年問題を抱えるに至っている。道具業界、レッスン業界、ゴルフ場業界など本来一体の市場、市場やユーザを育てるべきが視点、視座、戦略不足によりこの状況。ユーザが長く参画しエンジョイできる本質的な環境や情報の整備が最重要。今の業界発信はユーザ視点で本質にならずゆえSNSの生情報がユーザを動かす。

私のnoteも生の情報として悩む何方かの役に立てれば。

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