ロングアイアンを考える
アイアンが好き、得意。
そう思い、事実、直近のセッティングには4番アイアン(ロフト22度)まで忍ばせ、ラウンドでも自称参考飛距離190ヤードとし、tee shotを曲げた際の林からの脱出などにも活用していた。
その前のセッティングでもアイアンではないものの、アイアンが少し厚めの形状となっているユーティリティアイアンのロフト18度まで忍ばせていた事もある。
ロングアイアンを使用した理由は圧倒的な方向性の安定。通常ロフト22度/25度は7Wや4UT/5UTの世界だが、当時自身の未熟なスイングだとかなりの確率でフックボールが出てしまい2打目でOBなんて事からタラコ嫌い症候群になった。
以前記載したが過去11年で約30本程度ハイブリッドを購入売却した。今考えるとほぼ高弾性カーボンシャフトのスペックで購入していた。これが理由か、スイングが理由かは解析していないが、とにかくタラコハイブリッド(ウッド型ハイブリッド)は安定性に欠けるという決めつけもあった。
私のドライバー平均ヘッドスピードは42-43km程度。(計測器で異なるので大凡の表現)決して遅くもないが速いレベルでもなく一般的な範囲と認識しているが、このレベルのヘッドスピードだと4番アイアンはちゃんと期待通り打てているか?段々疑い始めた。 "理由は球が上がらないから。"
事実、練習場ではいつも2階打席、ホームコースは緩やかな打ち下ろしのレイアウトが多く、近年プレー高頻度のゴルフ場も平坦な林間コースが多かったのでよく転がるし結局は "飛ばせている気" になっていた。そして常に自身で決めた飛距離を打つ義務を課す中で、ある時から "アイアンで飛ばす事" がシャンクを誘発し始めた。そしてシャンクは私にとり大いなる恐怖となり克服のためと考え使用すれば更に悪化するスパイラルに。
そんな事より大事な場面では敢えて "刻む" を多用する傾向になる。4番アイアンで190ヤード飛べばパーオンまたはバーディオンするところ、8番アイアンで145ヤードで一旦グリーン前バンカー等のハザードを確実に回避したり、ハザードがなくとも6番170ヤードで刻み、最後グリーンのレイアウトを確認してから得意のアプローチでボギーオンさせるゴルフに。つまり安全ルートを探しそれに合わせて打つという単純なもの。
ここで気付きが。 "4番アイアンも実は190も飛んでない、球は転がりすぎ=上がらない、更には上がらない球はハザードに絡まれ、グリーン周辺での打数を結果的に嵩ませる要因だった" と。
ここから "刻む事" や "球を上げる重要性=キャリーの重要性" を今まで以上に感じ、更にはシャンクは小ロフトクラブで飛ばそうとするためにグリップやスイングの不適切な状態(力み、過剰なグリップ、スイングテンポが速くなる)を誘発した結果、当たり損ねたりミスとなり "本来最も用心すべき、かつスコア直結するグリーンから100ヤード以内" でのミスを増産する事になった。
そして、あくまで私の場合だがハイブリッドをスチールシャフトにする事でフックが撲滅出来た。もちろんグリップ、アドレス修正した事もあるが、シャフトの貢献も少なくないと考える。
過去約30本購入したハイブリッドの中で、唯一ある程度の期間使ったハイブリッドがスチールシャフトでそれなりに打てていた事を旧友と会食した際に指摘を受け、現在のPING G425ハイブリッドで試行した結果、何故か?結果が抜群に良く、シャンクもなくなり、何より高弾道キャリーが打てることから結局ハイブリッドが4本入るセッティングになった。
"キャリー+ラン=飛距離" だが20度と25度のハイブリッドはラン10ヤード以内、30度と34度のハイブリッドはランが5ヤード以内。更にキャリー距離はアイアンよりも全番手でかなり一定に打てる。つまり想定飛距離がロングやミドルアイアンより高確度で打て、精度が高い。
今思う事は以下であり、特に一般的フィジカルのアマチュアはメリットが享受できる様に考える。(個人差もありますので参考程度で)
ロフト10度台:ウッドの世界 ロフト20度台:ウッドとハイブリッドの世界 ロフト30度台:ハイブリッドと鉄(アイアン)の世界 ロフト40度台:鉄の世界
4/5番アイアンはモチロン、6/7番アイアンも苦手という方のご参考になれば。