クラブロフトを考える
15ヤードの妙
クラブセッティングはどんな方針や戦略を基に組み立てられているのか?
私は番手差=15ヤードの平均キャリー差をベースに考えている。
つまり番手毎の距離差は一般的な10ヤードではなく15ヤード。
ロフト換算ではロフト差3度ではなく4〜5度差になる。
主な理由は以下2点
・技術的な実力から理想的な番手差=距離差が打ち分けられない。
セッティング上ロフト差を3度=10ヤード差にしても、実際のラウンドでは
その距離打ち分けにならない事が多い。
・以前の話だが、10ヤード差セッティングにしてクラブ買替を繰り返した。
理由は、特に8番アイアン以上は練習場ですら番手毎の距離差を感じにくく、
より飛ぶクラブ、飛ぶクラブを探すという悪の循環に陥った。
15ヤード差以上でも大丈夫
今年のマイクラブセッティングは以下10本。
1Wとパターを除き概ね15ヤード差で流れを作った。
【○○○】内が平均キャリー。
1W:Titleist TSr2ドライバー 10度
4UT:PING G425HYBRID 22度【185】
5UT:PING G425HYBRID 26度【175】
7I:プロトコンセプトC07アイアン 31度【160】
8I:プロトコンセプトC07アイアン 35度【145】
9I:プロトコンセプトC07アイアン 39度【130】
PW:プロトコンセプトC07アイアン 44度【115】
AW:プロトコンセプトCBウェッジ50度【50〜105】
SW:プロトコンセプトCBウェッジ56度【〜50】
PT:マスダゴルフStudio2
結果として実際のラウンドで困る事は皆無。
そしてクラブ選択に悩まないというメリットも。
例として125の距離は黙って9番アイアンを選択し8割スイング。
諸説ある様だが、国内ゴルフ場の平均グリーンサイズは30〜40ヤード。
ここから導かれる極論は、番手毎の距離差が30〜40ヤードまで開かなければ
グリーン上のどこかにはオンする事が可能。
ピン位置次第では、意図的に花道やエッジに刻む事が有効な場合有り。
勿論10ヤード差のセッティングでも対応可能だが、
・意思通りに打てるか?
・打ち分けできるのか?
・打った結果としてどうだったのか?
という事になろうかと思う。
レベルに合わせたセッティングの有効性
ルール上キャディバッグには14本入れる事が出来るが、日本国内で平均スコア
70台にてラウンド出来るプレーヤーは2%未満との事。
私自身年間平均70〜90ラウンドする身であるが、経験上アマチュアで14本のクラブを全て使いこなす名人は数名しか見たことが無い。
つまり100人に2人以下程度であり、私のラウンドペースでも1年間で出会える確率は1回あるかないかだ。
反面、大多数を占めるエンジョイプレーヤーの平均スコアは80台ですら少数。
ほとんどが90台かそれ以上という印象。
スコアだけがゴルフの目的ではないが、大半がスコア目的であろうと考える。
前置きが長くなったが、自身のレベルに合わせたセッティングがスコアアップへの早道であり、あくまでも私感だが14本はシングルハンディの世界と言い切れる。
番手飛距離差15ヤードのセッティングは実際のラウンド時のゴルフを
よりシンプルにするセッティングと考えご紹介してみる。
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