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西荻窪ぷらぷら散歩 面白い店の連続で楽しすぎでした
こんにちは。つくののQちゃんです。
神奈川県横浜市のある商店街でレンタルスペースとマルシェを運営しています。
心が晴やかで天気も良い今日、西荻窪に行ってまいりました!とっても楽しかった。
半日お散歩していると住んでいる気分になります。駅から広がる商店街に小さなスーパー、子どもが遊んでいる公園、そして一軒家の住宅に低層のマンションがあります。
夕方には食材を買って家に帰るんじゃないかと錯覚する程、街が馴染んできます。この生活感がたまりません。暮らしやすそうです。
帰り際には不動産屋の窓に吊るされた賃貸物件の広告を眺めていました。家賃はそんなに高くないわけです。
住みたい、いや、帰らなくちゃいけない場所があるんだ、なーんて心の中で葛藤していました。
荻窪との比較
もともと荻窪が好きでnoteにも書きましたが
荻窪と比べてと西荻窪はこじんまりしています。駅の乗降者数は荻窪21万に対し、西荻窪8万だそうです。
置いておけば売れるでしょと最大公約数の品揃えをする店やチェーン店は、荻窪では成立しても西荻窪の規模では成立しないのでしょう。結果としてより尖った志向の個性的な店ばかりです。
類は友を呼ぶ側面もありそうですね。
趣味が突き抜けた店たち
スパイスの香りがたまらない、N HARVEST
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ここはオーガニックスパイスのお店、N HARVEST。外観も内装も素敵です。
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店の中はエスニックな雰囲気。奥のキッチンでは料理教室の予行練習中だったようでジュージューと焼ける音といい香りが満ちていました。
昼食前の身にはテロのような香りです。と同時に体が気持ち良くなってきたぞ。
店内にはスパイスにハーブティー、ドライフルーツがありました。料理の手を止めたオーナーとおぼしき男性の姿がひょこり顔を見せてくれ、なんといいますか、今ウズベキスタンを旅しているような佇まいでした。濃い!
匂いが気持ちよくて長居した結果、スパイスを買いました。使いこなせない気がするけど、気分良くなってしまったから仕方ありません。料理教室も行ってみたいものです。
メニュー1種類の定食屋、湯気
お腹が減って、近くの、湯気、という定食屋でご飯を食べます。スタイリッシュなグレーの内装にカウンターと小テーブル3つ。今日は満員です。
ここの定食は一種類のみ。今日の定食は里芋と牛肉の旨煮だそうです。小鉢二つと味噌汁がついています。
店内、全員、同じものを食べていて、親近感を感じます。一種類で面白くない気もしますが、同じ釜の飯を食べる一体感があり、なかなか良いものでした。しかも合理的です。
定食は1200円。安くないけど白米は美味しく、おかずもいかにも手作りで、味付けも家庭的です。
定食屋らしくないスタイリッシュなカフェ風外観とカウンター席は1人でも入りやすい。お店をやっているのも若い女性2人のようです。
よく考えられたお店です。近くにあったら通いますね。
お散歩は続く。
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日常にアートを、ヨロコビto
次に立ち寄った場所はギャラリーでした。人気画家、杉山巧さんの作品展がやっていて奥は絵本カフェになっているようで、小さな女の子とお母さんが入っていきます。これなら本物の絵を子どもも見ることができますね。
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さらに近くには手作り品の小箱ショップもありました。でも普通ではありません。なんといっても、店の名前は「ニヒル牛」。
たこやネズミのブローチ、頭にトランクを乗せたコケシに豆本など、ディープな手作り品が闇深い店内に飾られています。
パフェの新しい地平線をゆくTypica
そろそろ夕方になってきたので、締めにTypicaへ。snsで見つけたカフェです。
パフェとドリンクのセットが2500円。やばい、と怖気付いたけど、ここは行かねばなりません。
店にはsns経由と思しき一見さんが見定めにきていて、妙な緊張感が漂っています。ひっきりなしにお客さんが来て店内は満席です。
パフェは前菜パフェと季節のフルーツパフェの2種類。無難に柿のパフェを頼みましたが、だいたいのパフェは甘すぎて飽きるので不安がよぎります。
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しかーし、心配は吹き飛びました。これは飽きさせません。
柿にほうじ茶のジュレ、味噌アイス、さつまいものクッキー、お揚げにマスカルポーネに、一番下は白菜のサラダ。書ききれないので、写真をご覧ください。
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甘いものが連続して単調、という難点を見事にクリアし、従来のパフェとは違う地平線を開いています。これは楽しい体験でした。
このように、半日ふらふら回っただけで、忘れたくても忘れられないような個性的な店に出会いました。
しかも奇をてらった風ではなく上品に街に馴染んでいながら、中を開けば変態、みたいな濃い内容です。それぞれの店の工夫やあり方を観察するのが最高に楽しいです。
絶対、また行きます!