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番茶が教えてくれた事

少しお茶に慣れてきた時に、他のお茶屋さんにも行ってみたいと思うようになり、かぶせの効いたお茶が好みだった自分は、衝撃を受ける事になる。

病院に通っていた時に、近くにあったお茶屋さんという事がきっかけだった。

そのお店に入った瞬間に違いがわかった。なぜなら、他の県のお茶がメインで並び、見たことのない、急須が並び
、入り口から左を向くと、これでもかというくらいに、いろんな地方の番茶が並んでいた。

番茶?私は、番茶を意識して飲んだ事がその時なかったと思う。飲んだ事があったとしても、なにも感じない。ご飯にも合うお茶という印象だった。

お店の店員さんとお茶の話をしていると一つのお茶出してもらった。

そこで飲んだのが美作番茶、あの時の衝撃は、初めて玉露を飲んだ時の様だった。ただ飲ませるだけでなく、番茶が入った急須を火で炙って、お湯を入れる。じゅわ〜っという音と共に、湯呑みにお茶が注がれた。

見たことのない淹れ方に、驚き。
ワクワクする感覚があった。
これが焙烙急須との出会いでもあった。

すぅーっと、胃の中に熱いものが入っていく、その飲みやすさ、味も今までの番茶と違った。

美味しい。美味しすぎる。

阿波晩茶・バタバタ茶・土佐番茶など、いろんな番茶を体験する。

煎茶が好きな自分が、他の県より気になって番茶を飲んでいた。

そして、京番茶で思った。

お茶ってすごいぞ。
煎茶とはまた違う感覚のお茶だった。

今も続けているお茶。
番茶がなかったら、こんなにお茶にハマってなかったと思う。

その後、焙烙・焙烙急須・番茶 ほうじ茶用急須も買った。

お茶が好きでも、番茶は飲んだ事がないという方がいたら、番茶も体験してほしい。

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