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ツンデレな嫁と娘との日常 11話




本日は海外旅行の日常






朝早く、前日に準備した荷物を持って空港へ



蓮  :  ありがとねお母さん

〇  :  送ってもらってすみません



車を蓮加のお母さんに出してもらって空港まで送ってもらった



母  :  いいのよ。楽しんでらっしゃい

蓮  :  うん。ありがと




そしてそのまま飛行機へ搭乗



〇  :  海外初めてだよ

蓮  :  ね〜楽しみ〜



さ  :  あぅ〜

蓮  :  楽しみだね〜




朝早いこともあって3人は寝てしまった


身を寄せ合ってすやすやと眠る姿は

小動物の家族かのように可愛らしかった






蓮  :  着いた〜!

さ  :  ううう〜!




家族旅行はシンガポール




蓮  :  とりあえず荷物置きに行こ?

〇  :  そうだね



蓮  :  よし旅行楽しむぞ〜!

〇さ  :  おー!



こうして2泊3日の家族旅行が始まった






荷物をホテルに置きシンガポールぽい服に着替え

海へ向かいました




パシャリ

蓮  :  近いよ〜

〇  :  せっかくの写真だからいいじゃん



蓮  :  それより早く行こっ!



海辺のパラソルを借りて荷物を置く



蓮  :  ほらさくらシャボン玉だよ〜

さ  :  うー



蓮加が吹くシャボン玉に興味津々なさくら



さ  :  あー



近くに飛んできたシャボン玉を腕を伸ばして掴もうとするさくら



さ  :  あぅ!



掴もうとしたが潰れてしまった。すると



さ  :  うぇぇぇんうぇぇぇん泣

蓮  :  あらあら笑



思わず泣き出してしまったさくらだった






せっかくの海なので水着を着て入る


先に着替え終わった〇〇が待っていると



蓮  :  ...お待たせ



だっこされたさくらと水着に着替えた蓮加が



蓮  :  ...どう...かな

〇  :  すごい似合ってるよ

蓮  :  ...ありがと///



少し素肌の出る水着だからか照れている蓮加



〇  :  でも...

蓮  :  ?



バックから服を取り出して蓮加に渡す



〇  :  ...あんま他の人に...見られないようにしてよ

蓮  :  ...なんで?



服を受け取って一瞬の沈黙から〇〇が



〇  :  ...蓮加は...俺だけのものだから

蓮  :  ...ふふっ



さっきとは打って変わって笑顔な蓮加 

ちゃんと大切にされてるな〜と実感する



蓮  :  じゃあ〇〇も着てね

〇  :  え?まぁいいけど



家族揃って買った服を全員で水着の上から着る



蓮  :  ペアルックだね

〇  :  ファミリールックじゃない?


蓮  :  なに言ってんの?笑



そんなこんなで海を楽しんだ






買い物だったり色々して夜

ホテルでのディナーを食べる




〇  :  すごい豪華だね

蓮  :  ねーこんなご飯たち食べたことないよ




さ  :  バクバクもぐもぐ

蓮  :  バクバクもぐもぐ



よっぽとお腹が空いていたのか

どんどん喉を通す二人でした






夜、部屋でゆっくりと過ごしていると



蓮  :  〇〇〜お散歩行かない?

〇  :  いいよ〜行こっか



寝ているさくらを抱っこして二人で夜の街へ




夏の暑さが弱まり涼しい風が吹いている

ペタペタとビーサンの音を立てて街を歩いていく



蓮  :  涼しいね〜

〇  :  昼間めっちゃ暑かったのにね




さ  :  zzz

蓮  :  ふふっ、いつ見ても可愛い




〇  :  ほんと蓮加似で可愛いよね〜

蓮  :  やんすぐそういうこという〜




静かな街並みを数台の車が雰囲気を崩す



〇  :  なんかさ散歩とかするとさ毎回蓮加と出逢えてよかったなって思うんだよね

蓮  :  どうしたの急に笑




静かに寝ているさくらを抱っこしたまま笑う蓮加




〇  :  ほんとにずっと思ってるんだよ

蓮  :  それは私だって思ってるよ




二人は手を繋ぎさくらを〇〇に渡して抱っこする




〇  :  蓮加に出逢わなきゃこの子にも出逢えなかったし、この幸せな時間もなかっただろうなって

蓮  :  ...やめてよなんか恥ずかしいよ



少しずつ瞳が潤んでくる蓮加

右手の人差し指で軽く拭う




〇  :  でもその感謝を全然伝えられてない気がしてさ

蓮  :  そんなことないよ。いつももらってるよ



〇  :  じゃあもっと感謝を伝えたいんだ



左手で抱っこしているさくらを一瞬見た後

蓮加の方を向く〇〇




〇  :  俺と出逢ってくれて、俺のことを好きになってくれて、俺と結婚してくれてありがとう



この言葉で涙腺が崩壊した蓮加



蓮  :  ...グスッ...うん、こちらこそ...ありがとう泣



二人の繋いでいる手はよりギュッと強く握られた



〇  :  これからももっと幸せにしたいと思ってるから、ずっと一緒にいてください

蓮  :  ...もちろんだよ...ばか



さくらを二人の間に持ってきて潰れない程度に軽くハグをする二人



〇  :  大切なものをもっと増やそうね

蓮  :  ...うん!泣




その後二人は幸せな空気でホテルに戻っていった











ホテルに帰るまでの道



蓮  :  大切なもの増やしたいんでしょ?

〇  :  そうだよ

蓮  :  じゃあさ〜



頬に指をあてて軽く笑顔



蓮  :  私"2人目"欲しいな〜


〇  :  二人目か...




〇  :  ...じゃあ仕事、頑張らないと

蓮  :  ふふっ、頑張ってねパパ






続く

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