№12 経営コンサルタントの実態-仮説立案編
台風も都内直撃の前に温暖低気圧に変わり、台風一過。
何となく暑さも和らいだかな?
台風もそうだけど、100~150年の周期で起こる地震の備えも大切。
私は職業柄、電源を失ったら仕事が出来ないので、大容量ポータブル電源や食料品、携帯トイレなど、ライフラインが復活するであろう1週間分の備蓄を不足の事態の為に備えています。
「備えあれば患いなし」
皆さんもどうかお気をつけて…
では今回は「№10 経営コンサルタントの実態-調査編」の続きです。
本当は、業務の詳細ではなくて、そこにある心理と人間関係をdocumentしたかったのですが、なぜか…
書き始めてしまったので、方向転換しながら書きたいと思います。
④分析と仮説の立案(続)
(2)仮説の立案
仮説の立案は、コンサルタントとしての力量を発揮できるステージ。
これ、色々やり方はあると思うけど、僕はまず、Mind-mapのソフトウェアを活用して、思いついたことをガシガシ入力していきます。
当初は、ノートに手書き
それからPowerPoint、今はMindmapのソフトウェア
一度入力したら、あとは並べ替えて体系化して、自分の作った分析情報を添付して…と、今はツールを使いこなすとかなり作業が楽ちん。
電車や在宅時の隙間時間でも、iPadでも出来ちゃう。
Mindmapは、本来、頭の中を可視化して体系化するmethodですが、このソフトウェアを活用して、漏れなくダブりなく、ロジックツリーを作成しています。
僕の場合「仮説の立案」は、先日のDocumentでも記載した「役員・幹部面談」から推察する仮説と、回収した財務dataや社内データから仮説を立案する2パターン。
最終的には網羅的に企業をモニタリングするけど、課題や問題点の1つ1つがどれだけの損益に与えるインパクトが強いのかを確認する作業。
経営コンサルタントの存在意義=利益(向上)
従って、仮説の立案は最速で最大限の利益効果を得るための作業といえるのかな。
仮説思考やMECE、色々なコンサルmethodを紹介される書籍があるので、具体的な内容は私がここで書く必要はないと思うけど
【何のために?】
という事をいつも念頭に仕事をすると、脱線したとしてもすぐに方向修正が出来るように仕事を進めることが必要ですね。
(column)
例えば。
漏れなくダブりなくで、網羅的に会社をモニタリングするときに使う、僕のフォーマットは
こんな感じ。
売上を例にとると、売上をさらに
・売上単価 ・顧客数 ・購買頻度
の3つ区分してそれぞれで仮説を立てて、分析と照らし合わせる。
ちょっとまたテクニカルな内容になってしまいましたが…
担当コンサルによって、作業効率や損益インパクトの弱い改善策になる人は、数値面の仮説の立案・検証のウェイトが低い事が原因。
最初からできる人は稀。経験することで出来るようになるので訓練が必要ですね。
今日は、ここまで。