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よくあるご質問(1)

受験生の皆様から聞かれることが多い質問についてまとめました。
個人の見解でもありますので参考程度に読んで頂ければと思います。


・縁もゆかりもない自治体を受験すると不利になるでしょうか。

➡私自身、縁もゆかりもない自治体での勤務経験があり、この経験からも不利になることはないと感じています。
「なぜその自治体で働きたいのか」を説明し、面接官に納得してもらうことが重要です。もちろん詳細な自治体分析は欠かせません。

・留年経験があるのですが不利になるでしょうか。また、年齢が周りより高いのですが周りの同期職員に馴染めるでしょうか。

➡私の公務員時代の同僚職員にも留年経験がある方は多かったです。中には、大学受験で2浪、大学入学後に2留という方もいました。面接では留年した理由についてほぼ確実に聞かれると思いますので、面接の場で説明できるように事前に準備しておく必要があります。

皆さんも採用されると分かりますが、同期職員でも年齢層は本当に幅広いです。私の同期は18歳から45歳とかなり幅広かったですが、入庁後に年齢を気にする人はいませんでした。

・自分としては特に問題なく面接を終えることができたつもりですが、残念ながら不合格でした。得点開示で確認したところ、筆記試験及び論文試験は高得点でしたが、面接試験のみ点数が低い理由が分かりません。

➡本人が自覚できていない以下のケースが考えられます。
・声が小さく面接官が聞き取りづらい。
・覚えてきた内容を吐き出しているだけで、面接官と会話できていない。
・回答内容が面接官の質問に沿っていない。
・面接官と全く目を合わせていない。
・落ち着きがない


原因を把握したうえで修正しない限り、また同じ結果となる可能性が非常に高いです。


・昨年合格できず今年も再チャレンジ予定ですが、不利になるのでしょうか。

➡これまでの指導経験より、再チャレンジが不利とは全く思いません。
再チャレンジしたけれどもうまくいかない人は、筆記試験の点数は伸ばすことができたけれども、面接で前年と同じ失敗をしている方が多いです。合格できなかった理由を徹底的に分析する必要があります。
 
また、「なぜ昨年合格できなかったと思う?」「1年前の自分と比べて何が成長したと思う?」といった質問も予想されますので、このような質問にも的確に回答できるように準備が必要です。

・公務員から公務員への転職を考えているのですが可能でしょうか。

➡公務員から公務員への転職者は、最近本当に増えています。私自身も公務員から公務員への転職経験者です。周りの同僚でも、県庁から特別区、国家公務員から特別区、都庁から県庁、特別区から市役所と様々なケースを見てきました。

・公務員として働くうえで、求められている能力はありますか。

➡受験する職種により、求められている人物像も異なるので一概には言えませんが、これまでの経験から、組織の一員として働くうえで「謙虚さ」が何より求められているのではないかと実感しています。謙虚な方は仕事面でも優秀な方が多いですし、周りからの信頼も厚いです。
 
特別区の4月の入庁式の場で、人事課長から、「公務員として働くうえで謙虚さは不可欠です。今後も皆さんは謙虚さを忘れることなく、信頼される職員として業務を遂行してください」と言われたことは、特に印象に残っています。


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