今日の悪夢日記#3 昔懐かしデスゲーム
夢の中で同年代の見知らぬ人達と昔懐かしい感じのデスゲームをした。
まず案内されたのは、水鉄砲の水圧を感知するシステムによって、的に電気を灯すゲームだった。つまり的当てである。
1000発もの残機があるが、かなり難易度は高い。的が直径1-3cmとあまりにも小さすぎるのだ。鉄砲の水圧も弱い。また、数発打って基準値の色まで的を染めあげるというようなものもありいわゆる無理ゲーである。
ルールとしては、他のゲームと併せて合計クリア数が一定回数を越えなければ体が破裂して即死である。にも関わらず、スタッフは揃いも揃ってにこやかなおばさんだった。私たちに「がんばってね♪応援してる♪」などと、まるで運動会の日に登校する小学生と通学路ですれ違う地域の高齢者のような感じでフレンドリーに話しかけてきたのであった。
当たり前だが運動音痴の私は2番目ぐらいに死んだ。爆弾をボール代わりに投げるデスドッジボールが決定打になった。ボール(爆弾)が当たってしまい、足の一部が抉り取られる。夢でも運動神経の悪さを恨みつつ、外野にいる子達と抱きしめ合い死への覚悟をした。体が膨らみ苦しくなって私は破裂音とともに死んだ。
ここから私は空気となり、みんなの動向を天から見守るようになった。すると、おばさんの1人が「あの子は夕日が好きだった」と突然残り少なくなったメンバーに語り出す。その内容は以下である。
・このゲームを作る理由となる小学生の女の子がいた。
・彼女は水鉄砲とドッジボールが得意で、友人だけでなく近所の大人にもかなり好かれていた。
・しかし、脇見運転で轢かれて亡くなってしまった。
どうして彼らが標的になるか分からず、全員不服そうな顔でお互いを見合わせ始めたとき、おばさんが激昂した。
「お前たちみたいな奴らがスマホで脇見運転してっからだよ!!!!!」
ここで場面は変わる。デスゲームが終わって数年後、生存メンバー内でカップルができていた。彼らは軒下で喫煙をしながら談笑していた。その吸殻が地面にポイ捨てされた瞬間、あのおばさんたちが笑顔で隣の路地からこちらを覗いた。そして、生き残りメンバー全員が昔懐かしデスゲーム第2幕の始まりを悟った。
今度はタバコのポイ捨てにより、またしてもおばさんの関係者の子供が害を被ったあるいは最悪亡くなったのであろう。脇見運転も煙草のポイ捨てもよくないことですね。気持ち悪いほど教訓じみた悪夢でした。