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今日の悪夢日記#2 長州力との愛しい日々

長州力と家族公認で付き合っている。
きっかけは長渕剛のライブ会場の喫煙所にたまたま居合わせたことにある。私が嬉しくなって話しかけたというのが始まりだった。
今ではカメラの目に怯えながらも、オフの日は必ずデートをする。あまり外出できないため素朴なものが多いが、それでも幸せである。更には結婚の話もしたりとなかなか良い付き合いができている。

そんな中、彼女である私の実家に泊まりに行くというお決まりのイベントが決行された。鈍行列車にゆられ(車はなかったのか?)、実家に到着した。

その日の夜、2世帯住宅の私の家はそれはそれは大騒ぎだった。父母叔母はもちろんのこと、もうあまり元気がない祖父もかなりの饒舌である。なんか飼い犬も元気だった。ご近所さんも騒ぎを聞き付けてサインをもらいに来た。

母が張り切って2日前から仕込みをしたというご馳走を食べ、お酒も進んだ。知っての通り長州力は非常に滑舌が悪いため、発された言葉は単語レベルでもほぼ理解できなかったが楽しかった。時は過ぎ、そろそろ寝るという時間になった。てっきり彼は別の部屋で寝ると思っていた。ところが、お節介な母の進言により同じ部屋で寝るべきだという雰囲気がそこにはあった。

ここで1つ大きな問題がもちあがった。肝心の部屋がないのである。実際よりも部屋の数が極端に少ないのだ。親たちが寝る部屋だけで、私の部屋は明らかに存在していなかった。家族全員が困り果てたその時、長州の口が動いた。実際には彼の滑舌の悪さに3回ぐらい聞き返したのではあるが。

「じゃあ、私たちはお風呂で寝ますので」

マジであり得なかった。風呂で寝たら最悪死んでしまうこともある。皮膚がふやけるのもあまり好きではない。そのようなことをしきりに述べて反対する私を無視し、家族全員がさもそれが素晴らしい発想であるかのように彼を褒めたたえた。彼が長州力だからということではなく、本気でそれが名案だと思っているようだった。

しかたなく2人で裸になり、風呂場で寝た。肌はすぐにしわしわになったし何度も追い炊きをした。彼の声は狭い壁と壁の間で反響し、より聞き取りづらいものになっていたが、全て2人で笑い合った。密室で長州力と少し官能的でよく分からない夜を過ごしたのだった。


本当にどういう夢なんでしょうか。でも長州力と付き合えたらきっと楽しいんだろうなとも思いました。

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