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折角古いプラモデルなんだから昔の楽しみ方を想像してみる。
とても楽しくプラモデルを作れた。
作ったのはマッチボッスが販売していた1/72スケールの「Macchi C.202 フォルゴーレ」。マッチボックスから発売されたのは1996年だが、元の金型は1963年にイギリスのFROGから発売されたものなので、かなりのベテランキット。現代の目で精度をみれば、お世辞にも褒められる物では無いが、「そういうもの!」と割り切ってしまえば面白いだけだった。
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繊細すぎる凸モールド、大らかなパーツの位置決め、遠慮の無い合わせ目、立派なバリ。これらを綺麗にまとめ上げようと思うとすごく大変。けれども当時はこうやって楽しんでいたんだろうと想像してプラモデルに向かい合えば、やることは自然と絞り込まれていく。
今回は深く考えずにとにかく組む。パーツを接着して形が出来上がる過程はやはり楽しいし、あっと言う間にフォルゴーレが完成してとても嬉しい。
最新のキットを使ってプラモデルの今を体験することも楽しいが、過去のキットを組んで昔の楽しみ方を想像する。きっと現代とはプラモデルに対する解像度が異なるから求めるられるものも違ったのだろう。
素組みだけしたフォルゴーレは、墨入れまでして機種のシルエットを味わうことにしようと思う。
プラモデルは昔の商品も買えるのだから、今と違う楽しみ方をすれば良いと思う。せっかく昔のキットなのに同じ見方、楽しみ方をしていたら勿体無い。