2024年度がん治療認定医試験振り返り
お疲れ様でした。
正直ネットではこの資格持っていても何の役にも立たないと言われていますが、講義は大変勉強になりましたし、癌をこれからもみていくぞという覚悟を表すには良い資格だと思っています。特になかなか勉強の時間がとれない基礎的なこと、遺伝子や統計、肺以外の癌治療についてとても勉強になりました。肺癌もいっぱい治療薬がでていますが、他分野も進歩が著しいですね。特に乳癌とか血液腫瘍とか治療選択多すぎて改めてすごい!となりました。もちろん肺癌についても勉強になりましたが、セミナー受講時には既に治療法が変わっているものもあり、変化の速さにも改めて気付かされました。
試験を受けるまでの流れは、
教育セミナー・試験申し込み→会場申し込み→講義受講→試験
といった流れです。
合格率は毎年60-80%とかなりバラツキがあります。合格ラインはだいたい得点率7割くらいのようです。何も考えずにテキストで勉強すると範囲が広すぎて普通に落ちると思います。講義についてはとても勉強になるのですが、内容が広範囲かつ膨大な量なので、試験に受かるには過去の出題傾向の確認が必須です。
試験問題は全60問です。
試験問題は各章・単元から必ず出題され、ほとんどが2問出題、問題数の関係で何問かは1問の出題となります。分野によっては毎年似た(まったく同じ)問題がでていることもあります。そのため、まずは過去によく出ている問題を確認し、余力があればその他のところも覚えていく戦略が良いと思います。
問題内容については他の人がすでにnoteに挙げているので割愛しますが、目新しい問題として、CART細胞療法について、大腸癌術後サーベイランスの期間と方法、濾胞性リンパ腫について、腹腔鏡手術のメリットデメリット、胃癌の多い地域(東アジアなど)、小児白血病5年生存率、腎細胞癌(メタなし4cm以下)の治療法、などは新しい問題だったかなと思います。
今年も60問の出題で、だいたい7-8割は過去に出題されている問題と同様でした。泌尿器科は毎年問題が変わるので難しかったですね。
noteにある数年分の問題をやっていけば問題なく合格できると思います。
以上です。
受験される方の少しでも参考になれば嬉しいです。