帯状疱疹(こんな兆候にご用心)

初めまして、40歳の無職です。(自己紹介終わり)

私は年末年始にかけて帯状疱疹(たいじょう ほうしん)という病気になりました。
 しかし帯状疱疹という病を知らなかったもんですから、最初は整形外科を考えたり症状を見誤って受診が若干遅れたりと難儀した経験もいくつかありました。

幸い症状は大したことがなく1か月でほぼ治ってきていますが、人のよっては肩より上で発症すると重篤な後遺症になったり、痛みが数年単位でしつこく残ったりすることもあるそうです。
 さらに、調べると生涯で3人に1人は発症するなんて言われていて、決して軽く見ていいものではないようなんですね。

そういった諸々を踏まえて、せっかく(?)罹患した身でもあることだし何か発信できることはなかろうかと考え、この度noteを残そうと思い立ちました。
 あくまで個人の日記ですが、これを読んでくれている人に1割でも1%でも何らかの益があれば幸いです。

帯状疱疹の特徴

帯状疱疹はいくつか分かりやすい特徴がある症状です。

よほど急性の症状や怪我ならともかく、漠然とした不調って病院に行くかどうか迷うところですよね。
 だいたいは迷っているうちに症状が悪化して、コイツはヤバいかもと病院に行って「何でもっと早く来なかったの」と言われるわけです。(最近は怒るお医者さんあんまりいないけど)

その点、帯状疱疹は、これはもしや?と疑いやすい特徴がありますから、もし私と似たような経過をたどるようであればぜひお早めに病院に行ってください。
※あくまで私の経験談です、当然例外はあります。

特徴1:左右どちらかの半身に起こる

帯状疱疹は痛みにせよ発疹にせよ、右半身か左半身のどちらかのみに起こるという特徴があります。
 たとえば、帯状疱疹という文字の通り、発疹が帯状に広がっていく症状があるのですが、この広がりがピタリと身体の中央(正中線)をこえないんですね。
上下で見ると頭から足まで、表裏では胸でも背中でもどこにでも起こる可能性があるんですが、左右で見るとどちらかにかたよって発症します。

特徴2:症状の経過

あくまで私のケースですが、以下のような経過をたどりました。
 一見関連がないような症状が次々起こって混乱しましたが、帯状疱疹を知っていればかなり特徴的でした。

段階1:肌の違和感。軽い火傷のように、手や布が触れるとピリピリする。半面、指で押したり力を込めたりしても痛みはなくて、内部ではなく表面的な異常にとどまっている。
段階2:神経痛。私の場合は左の腰の痛みで、坐骨神経痛やヘルニアといった腰痛と区別がつかなかった。下腹部やわき腹、股関節の痛みも発症。
段階3:発疹。私の場合は左の下腹部に発疹が発生。その後、左半身の鼠径部や足の付け根、背中、お尻の下の方にも広がっていた。

段階1,2の後に発疹が見つかるパターンは帯状疱疹の疑いが濃厚です。さらに発疹が帯状かつ左右どちらかの半身のみであれば、祝日でも連休でもすぐに受診した方が良いでしょう。

私は帯状疱疹という病名自体を知らなかったので、単なる体調不良かと思っていました。
 加えて年末年始で世間のクリニックもお休みでしたから、なんか知らんが腰がイテェみたいな症状で救急外来に駆け込むのもどうかと考えて、受診が遅れてしまいました。
 もし帯状疱疹の知識があれば、少なくとも発疹が確認できた時点で受診していたと思います。

治療としては発疹発生後の72時間以内に抗ウイルス薬を内服するのが理想だそうです。
 私は痛みのピークが発疹後4日目くらいでしたが、内服薬は効き始める(=ウイルスの増殖が停止する)のに2,3日かかるそうなので、すぐに治療開始できていれば痛みもより抑えられていたのかもしれません。

ちなみに帯状疱疹は基本的に誰でも発症しうる病ですが、そのきっかけは疲れやストレスであることが多いようです。
 無職で疲労もなくストレスフリーの私が・・・なぜ・・・。

いいなと思ったら応援しよう!