どうして好きなものを好きと言えないんだろう

映画「メタモルフォーゼの縁側」を観ました。
最近BLばかりを見ていたから、見たくなりました。



自分の好きなものを胸を張って好きと言えない。


自分の好きなものを胸を張って好きと言えない。
自分の大事なものを大事にできない。

BLが好きなことをまわりに言えなかったうららちゃん(17歳)。
BLの話をしたい雪さん(75歳)。

うららちゃんはお店でBLの話なんて恥ずかしい。
幼馴染にもBL本を持っていることを隠したい、と思っていた。

すごくよくわかる。
クラスの陽キャはBLを好きだと堂々と言えて。言ったら受け入れられて。

「ずるい」

と、うららちゃんも言ってたね。


応援は自分の力になる

雪さんとBLの話をするにつれ、推し活の範囲が広がった。

漫画を描いたことがないのに同人誌をつくったり、
サイン会に行ったり。

何かをするにあたって、誰かの許可なんて必要ない。
絵が下手だからって漫画を描いてはいけない理由にならない。

雪さんがそう励ましてくれたから、うららちゃんは前に進めた。
一人だったらできなかったと思う。
実際、コミケを前にして一人での出展は勇気が出なかった。

だけど、コミケには幼馴染が来てくれて本を買ってくれた。
作者にも届いた。

一人じゃないからできたことはきっとたくさんある。


夢中になれるものがあることって幸せなことだなあ


最初はやりたいことがあっても自分の能力にふさわしいかどうか考えてしまう。

けれど、うららちゃんも漫画を書き終わったあと、

「楽しかったな」って言ってましたよね。

「しんどかったな」ではなくて、
「楽しかったな」と思えるもの。

それに出会えたらなんて素敵だろう。

今、私はそれを探しています。

就職活動中です。

自分は何をしたいのか。
したいことが見つかっても、はたして自分に務まるのか。

そんなことばかりをぐるぐると考えてしまう。

だけど、この映画を見て、

応援してくれる人を大事にすること
やりたいと思うことがあったら考えすぎずに行動してみること、
好きなものを隠さないこと

勇気をもらえた作品だった。


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