うちの子記念日
7年前の夏、隣街に住む男子高校生3名がTwitterで子猫の里親を探していました。
毛色が黒の子猫という情報しかないのに、なぜかこの子は迎えに行かなきゃという衝動に駆られメッセージを送りました。
何度かやり取りをするなかで、子猫を保護している状況がとても大変だということが伝わってきました。
できるだけ早く迎えに行こうと家族で話し合い、翌日急いで子猫を迎えに行きました。
約束の場所に着くと、男子高校生が両手で何かをかばうようにしてこちらまで歩いて来ました。
手元を見ると、とてもとても小さい可愛い黒猫ちゃんがいました。
挨拶を交わした後、保護した時の状況を詳しく話してくれました。
とても悲しいお話でした。
「生きていてくれてありがとう」
ただただ、そう思いました。
お礼を伝え、大事にしますと約束し帰路につきました。
「Alba」(アルバ)という言葉は、イタリア語やスペイン語で「夜明け」を意味します。
この子の猫生が明るくあるように、アルバと名付けました。
8月1日はうちの子記念日です。
この時期になると、あの日と同じような夏空を見上げて迎えた日のことを思い出します。
今年7歳になるアルバは神経質で、粗相や過剰グルーミング、分離不安症があります。
だからこそ繊細で人間の感情を察し、寄り添ってくれる優しい子です。
猫にもそれぞれ個性があり、その全部が愛おしいです。
みなさんは、お家の愛猫さんとどのようなご縁で繋がりましたか?
お話を聞いてみたいです。
ここまで読んでくださり、貴重なお時間をいただきありがとうございました。