【WSC611MH-5】パックロッドレビュー【1年半使用】
こんにちは、ヨシムネです
私はほぼバイク釣行のサンデーアングラーです
釣行にはパックロッドしか選択肢がありませんが
バス釣りではあまりにもパックロッドが普及していない現状を憂慮しています
ですので今回はとてもお世話になった竿
レジットデザイン ワイルドサイド マルチピース WSC611MH-5
の評価をここに書いて
誰かが「いいパックロッドないかな~」と探している時に
多少の参考にでもなればいいかなと思っています
では行きます。
パックロッドの前提知識として
まずパックロッドという竿は、消耗品です
どこが消耗するのか?というと、継ぎ目です
普通の1ピースロッドでは考えられない事ですが
1度継ぎ目を挿し込み、ガイドを合わせる為に回します
この抜き挿しを幾度となく繰り返す為
またキャスト時に発生する竿のネジれでも
継ぎ目に負担がかかります
まともな状態が維持できなくなったら
買い替え又は竿の修理、調整等の費用が発生します
実際どれくらい経てばそうなるのかは不明ですがね
パックロッドの需要は
・海外で釣りしたい
・バイクで釣り場に向かいたい
・電車で釣りに行きたい
・山や磯等で釣り竿片手に移動するのが危険
等、収納や手荷物の制限がある場合に限られます
その恩恵と費用とを天秤にかけてどれくらいの物を買うのか?
たまに使う分には構いませんけど私のように使用頻度が高いと
大きく差が出てしまいます
ちなみにこれを知ったのは最近の話で
私はフェルールワックスをここ最近まで使ってきませんでした
使用環境
レビューの前提として
・フェルールワックス不使用
・釣行は週に1回程度
・移動する度に継ぎなおす
・1回の釣行で移動するのは多いと5回くらい
・基本はカバーに絡める釣り
・フッキングの動作は大きめ
・ファイト時間は短め
・ランディングは抜き上げとタモの併用
こんな感じですかね
WSC611MH-5という竿
先にメーカーへのリンクを貼っておきます
テーパーがMF(ミディアムファスト)です
こっちだとMS(ミディアムスロー)になっています。
まぁ継いでみればわかるのですがMFが正しいです
適合ルアーウエイト
スペックがMHとしてはライトな部類に見えます。
正直5gで投げられるというよりは、ピッチングやロールキャストが
"ギリギリ可能"なぐらいに感じました。
5gのシンカーに3インチ程度のワームでカバーを撃つ
そんなイメージで捉えていますけど
そんな釣りをこの竿でやらないとダメなのか?くらいには思います
上限は21gとなっています
この竿の限度は21gの何でしょうね?
スピナーベイトでしょうか?それともヘビキャロ?
28gのスイムベイトはそれなりに違和感無く投げられます
折れるのが怖いので試すのは28gが限度でしたが
そこまで扱えれば選択肢は相当あります
実際使った用途
リールは16メタニウムMGL HG
14~20lbのフロロラインで使用
メインは16lb
・7~14gまでのジグ
・5~10gまでのテキサスリグ、リーダーレスダウンショット
・高比重ワームのノーシンカー
・10~14gのスピナーベイト、ブレーデッドジグ
・7~10gまでのスイムジグ(トレーラーは10gほど)
・7~14g程度のフリーリグ
・14~28g程度のスイムベイト
使用感
1本針の釣りに適する、という解釈で使ってます
なんでも竿でティップは硬め
あんまり抵抗のある巻き方は手首が死ぬ
ガチのヘビーカバーだともう1ランク硬い竿が欲しい
リフティングパワーは曲がってからゆっくりと発揮されます
フロロカーボンラインですのできちんと糸に振動が伝われば手に伝わってきます
ティップの硬さによる感度ですかね
ただやっぱり巻いてて近くで食うと食い込みシロがなくてノらない
デカければ吸う力も強いので関係ないときもありますが
やっぱりそういうタイミングはあります
アラミド繊維による恩恵は、次に使う竿と比較しないとわからないですが
どれだけ強くフッキングしようが折れる心配がないくらい
クッション性とリフティングパワーがあります
気に入っている所
安心してフルフッキングできるところでしょう
どんな魚だろうとファイト時間は長くありません
それゆえにリリースも安心して可能です
謳い文句の通りにカバーゲームと底物はしっかりやり切れると思います
カバーを縫うようなトレースはこの竿で覚えました
1年半使った現在の状態
まず継ぎ目
結構摩耗して食い込むようになっています
元々の状態はもう少し隙間がありました
ガイドも少しずれる頻度が上がっていっています
今度お店に持っていって修理と調整の見積もりをとる予定です
直すか買い替えるかは値段次第で
ガイドはシングルフットが少々上下に曲がっているかもしれませんけど
見た目的には変化がないです
スパイラルガイドとかジグザグのガイドがオッケーなら
多少ズレてても大丈夫ですよ
注意点
この竿を扱う上での注意するところは
フッキングの動作をしっかり行う
というところだと思います
この竿は巻物でも向こうアワセにはなる事が少ないからです
例えばスイムジグなんかがわかりやすいと思いますが
ラインをダルダルにしながらスローリトリーブしたガード付いてるジグ
これに噛み付いたバスがどれだけ大きかろうと針はアゴを貫通しません
これと同じようにきちんと貫通させる動作をさせないと
魚が口を開けただけでルアーが飛び出してきます
でも言ってしまえばこれぐらいですね
総合的な評価
色々な魚に会わせてくれた竿です
思い出補正が強いですが選んで失敗と言う人はいないでしょう
手首への負担が増えるので
抵抗のあるルアーの高速リトリーブは無理だが
底物への適性は高いです
長さも申し分無くカバーに対応していますので
安心してカバーに投げ込めます
ヘビーバーサタイルを高次元でこなしているといえるでしょう
欲を言えばグリップジョイントじゃない方が嬉しかったですね
せっかくガイドを合わせる為にマークが付いているのに
根本からズレたら意味がないので
もし安価で直ったら今度は大事に使ってあげようと思います
ではレビューは以上です
最後まで読んでいただきありがとうございました
皆様良い釣りを!
あとパックロッドのオススメあったらコメント下さい!
よろしくお願いします
ヨシムネでした!