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放射線治療のおわり #15 乳がんnote

昨日で25回の放射線治療がおわった

私の乳がん治療も
術後のフェスゴを残り10回こなすだけ
あとは来年の夏まで3週間に一度の通院
治療のピークはこえたかな?
将来の再発転移の可能性は頭の片隅にだけ置いて終わりに向けてカウントダウンをしよう!

放射線治療での保湿は不要?

25回の照射を終えて私の肌の状態は
鎖骨から胸周り脇の下までがこんがり茶色になって左右で見事に色が違う
痛みまではいかないけれど服の肌に触れている感覚も左右で違う

それでもしばらくすると自然に皮膚のターンオーバーで元に戻るらしい

放射線治療の体験をSNSやnoteで見るとほとんどの病院で積極的に保湿を勧められているように感じていた

なのに私の病院はというと
放射線科の診察で3人の先生にお会いしだけれどどの先生も特に必要ないと言われた

ひとりの先生は 自分の持っているクリームで保湿してもいいか聞くと
「いいけど痒くなったりしたら薬は出すからやめてね。」と。

最後の診察でお会いした先生は 本当に自然に治るのか聞いたら
「保湿による放射線皮膚炎そのものに対する予防効果について医学的なエビデンスはない。」と

帰ってSNSでの経験者の書き込みではなく医療機関等の情報を探してみたら一般社団法人日本がんサポーティブケア協会という団体の「放射線総論」というレポートに下記のようにあった。

Q 乳がん術後照射による放射線皮膚炎の悪化予防のために保湿薬の外用は勧められるか。

A 推奨
乳癌術後の胸部照射による皮膚炎の悪化予防のために保湿薬の外用は弱く推奨する。

「弱く推奨する」
私の個人的な解釈としては放射線治療しているか否かに関わらず肌のコンディションを整えていたほうがいいけれど医学的に放射線皮膚炎が保湿により予防できたと言うにはまだ直接的な因果関係までは証明されていないのだろうと推測した

ということで乾燥の季節ということもあり
気負わず適度に保湿しておこうと思う

↓ 11/22にアップしたこの2日後の乳腺外科主治医の意見の記事もあわせてご覧ください!

放射線科の先生のコミュ力がステキだった話

最後の放射線治療で残念だったのは
最初にお会いした女性の先生に会えなかったこと

最初にお会いした時も治療や手術を労って下さり
傷口も「綺麗になるから心配しないでね。」と優しい言葉をかけてもらった

放射線治療が始まると週に1回先生の診察
私が8時過ぎの早い時間に予約をいれたため
勤務時間の関係でその先生とは1週目と3週目の2回しか会えなかった

3週目の診察の時 診察室のドアを開けたら
「あー○○さん、お会いできてよかったですぅ。昨日夜勤だったので、○○さんの予約が朝早いから残っちゃいましたぁ。いかがですか?」という先生の言葉から始まった

乳腺外科の主治医もいい先生なので比較するのは申し訳ないけれど主治医は必要なことを伝えるだけで副作用が大変な時期も手術の後も「いかがですか?」なんて言われたことがない

放射線治療の間は治療が1回しかなく
その後にフェスゴの副作用と思われる発疹が出たことをその先生に話したら 明らかに放射線の副作用ではないにも関わらず真剣に聞いて下さってカルテに主治医宛にメモを残してくれた

放射線治療は毎日で仕事もあるので朝イチで大変だったけどこの先生に会えたことは嬉しいことだった

急に寒くなって来た今日この頃
フェスゴの副作用としては発生率の少ない骨髄抑制で白血球数が低下している私
風邪など引かないように気をつけながら治療後半戦を乗り越えていこう

ご覧くださった皆さんも
暖かくしてお過ごしください^ ^


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