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術前治療終わったぁ! #10乳がんnote

術前治療
1月末に始まっておよそ半年
ようやく昨日終わりの日を迎えた👏

2種類行った治療のうち後半は毎週の通院
パクリタキセルにアルコールが含まれるため
自分で運転して車で行けば20分のところ
満員のバスを乗り継ぎ荷物を抱えて1時間かけて通った

病院はとにかく待ち時間が長い
血液検査から診察 診察から治療 会計
最初の血液検査の予約がだいたい8:30から9:30
投与時間が1時間くらいの日も帰りが夕方近くなることもあった

待ち時間有効活用のため
仕事用のパソコンと勉強の本を持参
更に副作用予防の保冷剤が入ったカートと一緒に大荷物を持って通った

診療待ちは入院病棟下のコンビニ前に見つけた仕切りのある飲食スペースで仕事をするのが朝のルーティンだった

PC越しの窓の向こうにシダ植物の緑が広がる写真はその場所

ちなみに仕事はフルリモートでフルフレックス

通院や1つ目のddacで体調不良があったり
ドセタキセルで1週間高熱が続いて仕事ができない時もあったけど
なんだかんだ普通の日は10時間以上働いていたので有給は取らずに済んだ

ちなみに私の勤める会社は病気の治療(介護や育児でも)で有給を使い切ってしまった場合
過去5年に遡って執行した有給を復活させることができる制度がある
ので有給にしてもよかったけれど1か月あたりの勤務時間は足りていたのでしなかった

以前に胃がんに罹患した従業員がいた時に作った制度で一般的には積立有給と呼ばれているよう


私の乳がんは
Her2陽性のみ、ki67 50%
リンパ節転移ありのステージ3


術前治療の治療内容は次のもの
 ddac  4回 ジーラスタ注射あり
 DHP 1回
 PHP   P9回 HP3回


*D: ドセタキセル
*P: パクリタキセル
      4回目から白血球中の好中球数が足りず80%に減薬
*H: ハーセプチン
*P: パージェダ

術前治療コンプリートをした今
次のステップ
摘出手術→術前治療9か月と続く
まだまだ長い道のりだ

術前治療の画像診断などはこれからなので
効果がどうだったかはまだ分からない

でも半年間乗り越えた効果があると信じたい

術前治療について備忘も兼ねてnoteにメモ

Her2陽性オンリーの方は少ないけど
違うタイプでも同じ治療の方はたくさんいらっしゃるようなので一例ではあるけどどなたかの参考になれば…

***療法別別副作用まとめ***

ddac
よくある副作用は出たけど総じて軽く済んだ
その副作用も1週間以内には治まり次の治療までの2週間は普通に暮らせた
ジーラスタ注射は初回のみ体が痛くなったが長引かず2回目以降は痛みも出なかった

PHP
生活に支障のでるような副作用はなかった
少し息苦しさを感じる日もありApplewatchがグラフで心肺機能の低下は示していたが日常生活に支障はなかった
白血球中の好中級が低免疫力が落ちたけど感染症などかからなかったため自覚症状はなし
ただ治療の休止と減薬があった
最初主治医はDHPで出た湿疹の心配をしてたけど出なかった

DHP
高熱が1週間続いて全身に湿疹
40代後半と思われるベテラン医師の主治医もこれまでに数例しか診たことのないレベルのアレルギーと診断され中止

***症状別副作用まとめ***

脱毛
頭髪初回のddac投与2週間目からごっそり抜け落ちた
脱毛から約4か月後、パクリタキセルも脱毛の副作用があるものの1〜2mm程度の髪がうっすら生え始め、術前治療終了した今は1cm程度に伸びた
頭頂部の密度は少ない印象だけど もみあげと後頭部の耳からうなじにかけては全体的に黒く見えるようになっている
眉毛とまつ毛
DHPとPHPが始まって2か月後ほぼ抜けると同時にうっすら短い点のように生えてきているものもあり

ちなみ頭皮冷却はしてない

吐き気
ddac で投与から3〜5日には治るが
吐くことはないが胸あたりがうっすら気持ち感じ

食欲不振-味覚障害-口内炎
ddacでは軽い味覚障害と食欲不振あり
何かが特別不味かったり苦味や甘味を強く感じるような味覚障害は無かったけれど何も美味しくも感じず食欲不振があった
口内炎はよくある副作用だけど歯磨きも丁寧にしてうがい薬とマウスウォッシュで清潔に保つことでたまに小さくプチっとした感じはあったもののすぐ治った

PHPではいずれもなかった

倦怠感-だるさ
ddacでは投与から5日前後倦怠感やだるさ があった
そこからくる集中力欠如なども
また体が重く感じたり足のむくみを伴うこともあった

PHPではこれらの症状はなかった

便秘-下痢
ddacは便秘あり
酸化マグネシウムを一日3回2錠飲んで3〜5日で通常に
DHCは当日夜あたりから数日とにかく酷い下痢高熱で食事をしていなくてお腹に何もなく出なくても症状だけはあり下痢止めと塗り薬を処方してもらう
PHDは下痢の腹痛まではなく便も普通だけど回数が2回ほど通常より多い
HP投与日はその日の夜と翌日あたりにゆるめの便の下痢症が複数回

しびれ
PHP6回目あたりから
手の指の先端だけしびれを感じるようになったが終了した今も進行はしておらず足のしびれはない
手足は保冷剤持参でしっかり圧迫して冷やしながら投与を受けたからひどくならなかったかも

爪の異変
ddacの後半で爪の根もとが黒くなり
DHPの後に爪の真ん中にうっすら白いギザギザの線が出る
その線がはっきり出てしまった左手の親指はPHP4回目あたりで割れて浮いてしまった
右手の親指は割れずにいたけれど下からl伸びて来ていた爪に押されて最後の投与日の朝ポロッと取れてしまった
両指とも特に痛みはなくほとんど下から伸びてきているのであとは5mm程度伸びるのを待つのみ


さぁ 次のステップは手術

軽かったとはいえ副作用のある術前治療
仕事をしながら通院や待ち時間の大変さも乗り越えて終えられた

焦らすひとつずつクリアしていこう


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