「自分でできるように手伝う」ために意識していること
こんにちは!
風香です!
子どもの事を知りたい!と言う願いから
モンテッソーリペアレンツを受講始めて1年半
2025年1月からリニューアルされてまた学び直しをしております。
学びとは面白いもので受け取る側の状態で
感じることもみえるものも変化しますね。
今日は学び、観察して、トライ&エラーしながら変化してきた娘たちと私のことを振り返り書きます。
レッスン動画で
これまでも何度も聞いてて
何度もメモしてきたこの言葉ですが
3歳〜6歳の子どもたちの願いは
「自分でできるように手伝って」
Help me to do by myself
って本当にわかりやすく
子どもたちを表現しているなぁと感じました
トライしてみて
「できないーーー!(怒り泣き)」
「自分でやるー!!!!(怒)」
「できたーーー!!!(喜びの笑顔)」
その笑顔を見るたびに
「自分でできる」と本人が感じる事が
本人に与える自信と喜びを
実感してきました
でも日常で「自分でできた!」を
実感できるように手伝うのは
意外と意識しないとできない
なんの気なしにやった事を(ドアを開ける、電気を消すなどの日常的な事)
やりたかった!!と怒られて(笑)
子どもたちの「できた!」は
大人が考えるよりずっと日常の小さな事の
積み重ねだと気づきます
正直、代わりにやってしまった方が
早いことや楽な事が多かったりします
でも子どもたちが「できる」を
積み重ねて自分でできる喜びを感じ
自分でできる!と自己肯定して
自立していくのに必要な一歩は
日常生活の全てにある!!
と娘たちを見ていて感じますし
学びを進めてやはり!と思いました
日常生活でまずは娘が自分のことを
どうしたら自分で出来るか
どの動作がしにくいのか
観察して環境を変えていきました
例えば、
踏み台があるだけで届く
低い位置におけば届く
いつも片付ける場所が決まっていたら
自分で取りに行けて戻せる
子どもの目線で家を見渡しました
学ぶ前もある程度整えていたつもりでしたが
ここに踏み台あったら良いなと思ってたけど、、、まぁなくても洗面所から持ってくればいいかと後回しにしていたのですが、、結局、踏み台を移動させるのは面倒で子どもも大人も億劫になるのでキッチンにも踏み台を準備しました
そのほかにも整えるのを後回しにしていた箇所がチラホラ
もう少し環境を整えれば
やりやすくなる!自分でできる!
が増える場所がありました
以下の黒い太文字の箇所は
学んでから環境を整えた箇所です
【洗面所】
踏み台を置く
タオルが届く位置にある
歯ブラシが届く位置にある
手鏡がある(歯を見ながら磨ける)
【キッチン】
箸やお皿を届く位置に置く
踏み台を置く
小さな道具を置く(おたま、しゃもじ)
雑巾・台拭きが手の届くところにある
食器用洗剤を100均のプッシュボトルに入れた
【トイレ】
踏み台や補助便座を置く
失敗した時汚れ物を入れられるバケツがある
新しいすぐ下着が出せる場所にある
【身支度エリア】
服が届くところにある
選べる程度の量である
自分で姿を確かめられる鏡がある
【園の荷物エリア】
朝のやることリスト
鞄が届くところにある
ハンカチ、ナプキンが届くとこにある
学んでなるほど〜と思ったのは
失敗した時に自分でリカバリー
できるように準備があることの大切さです
失敗しそうになるとつい「あーー」と手出し口出ししていた私ですが、、、
失敗した時の準備がすぐあれば
失敗した時にどうしたら良いか伝える余裕ができる!
失敗したら拭けばいい!とおおらかに見守れる!
そして何より、
娘たちの失敗を必要以上に責めて
失敗しちゃった…と自信をなくさせたり
「やりたい!」気持ちを潰さずにすみます
「やりたい!」と思っている時がやり時!!
その気持ちはその時のもの
後に大人がやらせようとしても
本人からの「やりたい!!」という
内発的動機は起きない…。
なので今意識していることは
大人が思う「できた」を求めない
失敗を責めずにリカバリー方法を伝える
本人が「できた」と認識して
満足しているのであればあえて訂正しない
「できたね」と認める
以前は娘の書く鏡文字を
正しく教えたほうが良いのではと思い
こうだよーと教えてしまった時期もありました
一生懸命書いているのに
訂正されたら嫌になりますよね(特に親から)
今は正しい事を教えなくてはと思わず
楽しんでいることを見守り
本人の「みて!!できたよ!」に
本人なりのできたを認めて
「できたね。」と言葉をかけています
少々間違っていたり
まだまだ不完全でも大丈夫
今まさに吸収してトライしているところ
今の姿を見守ろう
本人が気づき訂正する時が来るのを待とうと思っても
初めは口出ししたくなってしまうので
忍耐がいるなぁと感じました
でも手出し口出しをしそうになったら
「深呼吸」を繰り返しているうちに
手出し口出しが減るのを感じます
トライ&エラーして
自ら考え気づく時間を
自己訂正するチャンスを奪わない
その方が娘のためになるし
親子関係にも良いと今は感じます
そうは言っても
日常生活で色々言いたくなる時がある
(急がないと遅刻ですー。早くお風呂入ってほしいー。などなど)
私は特に時間の制約がある中だと
手出し口出ししやすくなる自覚があります
朝の支度の物的環境を整えたあとも
毎日バッタバタでうまく行かない
実力的にはできるのに
思うようには進まない状況に
「〇〇の時間だよ〜」「〇〇してくださーい」
「急がないと遅刻しちゃうよー」
と手出し口出ししていました
そして学びを進めてハッとしました
私は人的環境で環境の一部だと
物的環境を整えても
人的環境である私のマインドと対応が
変化しないと環境が整わない…
3歳〜6歳の子どもは
まだまだ自己コントロール力は未発達
わかっていてもそれが行動に移せるかは別で
まさにその力を育んでいるところ
大人はこどもの「自ら育つ力」を信じて
手出し口出しせずに本人なりの「できた」を保障してあげることが必要
と学んで確かにそうだよなぁ
まだまだ生まれて4.5年の子どもに
今すぐできるようになって欲しいと
心のどこかで願っていた自分に気づかされ
手出し口出しを控えて見守る
今できていることを認める声掛けをする
(1人で朝起きてこれたね!ごはん一口食べられたね!という小さなことから)
をまず意識して関わることにしました
朝「早くしよう!」という言葉を飲み込んで
「次は何する〜?」と声をかけて見守る
するとある日長女が
「今日は全部自分で(支度)できそう!」
と言った日がありました
彼女は彼女なりの順番で
やることリストをチェックしながら
支度を進めて時間までにできた時
「できたーーー!!!」と飛び跳ねていました
私も嬉しかった
これでいいんだなって思いました
でも1日できたから毎日できるわけではなく
「できないー」「手伝ってー」という日のが多い
でも完璧を目指さずに(大人も子どもも)
できないこともあるよね
そんな時は手伝うよ?というマインドで
関わるようになったら
自分自身もとても楽になりました
「早くー!」「急いでー!」
という声かけはやめて
子どもたちに分かるように
具体的に伝えることも意識しています
朝の場合はまず
「〇時には出発したいから
あとどのくらいで準備したらいいかな?
タイマーつけてくれる?」
など事前アナウンスとタイマーで時間を意識
途中は見守り
次への行動が滞っている時は
「あと何が終われば出かけられそう?」
「何か手伝う?」
と手伝うよというアナウンス
最終的にもう待っていたら間に合わないー!!
となったら
「時間だから手伝うね」
と強制お手伝いのアナウンスをして手伝います
そして結局ギリギリで
遅刻してしまうと困った時は率直に
困っていることを伝える
どうしたら良いかなぁ?と娘たちと相談するようにしています。
すると「明日はこうしてみたらどうかな?」など案を提案してくれたりします。
毎日うまくいくわけじゃないけれど
トライ&エラーしながら
でも確実にできるようになっていきました
朝の支度に関わらず
子どもは口出しせずに見守ったら
こんなとこもできるようになるんだなぁと関心します
私は「自分でできるように手伝って」という
子どもたちの願いを叶えて
自立・自律していけるように
子供の成長に合わせて
これからも自分自身が変化しながら
子どもと共に歩んでいきたいなと思います