くるみ割り器が割れた!
「くるみが体に良い」とブームになっていた数年前のことです。たまたま旅先でくるみを売っていたので、購入しました。自宅に帰って、食べようと思ったのですが、殻が硬くて割ることができません。
「そうだ、くるみ割り器を買えばいいんだ」と、ネットで検索して、ちょっとしゃれたくるみ割り器を購入しました。ほどなく商品が到着したので、さっそく、くるみを割ってみました。ところが、くるみの殻は予想以上に硬く、悪戦苦闘、あろうことかくるみの殻ではなく、くるみ割り器が割れてしまいました。サイトに連絡したところ、返金しますと即答。「やはり同様の苦情が多いんだな」とか「クレームへの対応が速いな」と、変に納得したものの、再購入する気になれず、くるみは割ることなく、我が家の食品庫の肥やしになってしまいました。
「くるみ割り器が割れた」ことを笑い話として、後日青森での講演会でお話ししたところ、参加されていた新町商店街のリケン洋食器店さんから「そのくるみ、和ぐるみじゃありませんでしたか」と質問されてしまいました。そして、「和ぐるみは硬いので、通常のくるみ割り器では割れませんよ。専用のペンチタイプの器具を使わないと割れません」とご助言いただきました。
何と浅知恵だったのでしょう。くるみに洋ぐるみと和ぐるみのあることさえ知りませんでした。でも、ネットで購入時の検索では、そのような情報は全く出てきませんでした。ひたすら価格とデザインで、くるみ割り器を選んでしまいました。
ネットでの購入は、確かに便利です。しかし、購入する側にそれなりの知識がない場合は、今回のような間違いが起こります。
改めて、専門店の偉大さ、ありがたさを痛感した次第です。リケンさんありがとうございます。