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ハリオ復刻シリーズの「ミニフォン」を使ってみた!
ハリオから復刻版として販売されている「ミニフォン」は、1杯専用の珍しいサイフォンで、歴史を辿れば50年前の1973年に初めて発売。
高さはなんと18cmと「世界で1番小さなサイフォン」で、その見た目の可愛さもあり、長く愛用されてきました。
今回はメーカーの方に「ミニフォン」をお借りできましたので、使ってみた感想や使い勝手をレビューしていきたいと思います。
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そもそもサイフォンとは
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喫茶店やコーヒー専門店でサイフォンを見かけることあっても、案外名前を知らない方も多いのではないでしょうか?
サイフォンの起源は諸説ありますが、1830〜40年ごろにイギリスで発明されフランスに渡り普及していったとされています。
仕組みや味わいは?
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コーヒー抽出器具の一つで、実験に使われるようなフラスコ型のガラスを2つ上下に重ねて使います。
下のフラスコには水入れて熱を加えて沸騰させ、圧力を利用してコーヒー粉を入れた上のフラスコへとお湯をあげていきます。
上のフラスコ内でコーヒー粉がお湯にひたり、コーヒーが抽出されます。
抽出後、熱源を外すと圧力が下がり自動的に下のフラスコへとコーヒーの液体だけが下に落ちて完成です。
沸騰したお湯でコーヒーを抽出するため、しっかりとした味わいのコーヒーにしあがります。
ミニフォンとサイフォンとの違い
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なんといっても1番の違いは「1杯専用」ということです。高さは20cmもなく、手のひらをひろげたくらいのサイズ感です。
一般的なサイフォンは1.5〜2倍ほど大きく、2〜4杯ほど淹れられます。
昔ながらの喫茶店や最近では倉敷珈琲店でみかけますが、ミニフォンは自宅で1杯専用に特化したサイフォンです。
1杯用だからとコーヒー器具として劣る部分はなく、通常のサイフォン同様にしっかりと本格的なコーヒーが淹れられます。
「ミニフォン」の使い方
ハリオの「ミニフォン」を使ってコーヒーを抽出する方法について分かりやすく解説します。
器具の準備
まずは布フィルターをセットして、下のフラスコには水を上のフラスコにはコーヒー粉を入れます。
初めてミニフォンを使うときは、布フィルターを湯通ししてから使用しましょう。
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今回は中挽きのコーヒーを12g、水を140ml入れるレシピで抽出をおこないます。
沸騰したお湯で淹れるサイフォンは味がしっかりと出るため、ドリップコーヒーよりも粉は少し少なめで大丈夫です。
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次にアルコールランプを使用するため、アルコールを容器の8割くらいまで入れていきます。
アルコールは付属ではないため、別で購入が必要です。店頭ではなかなか販売しているところがない為、ネットでの購入がおすすめ。
抽出を開始する
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実際に火をつけて抽出いきます。2分ほどで下の写真のようにだんだんと水が沸騰してきます。
お湯を用意すれば、抽出の時間をさらに縮めることも可能。
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沸騰したら圧力の影響でお湯が上にあがっていきます。珈琲の抽出が始まり、お湯が全てあがりきってから1分ほどこのまま置いておきます。
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1分ほど経過したら上蓋を外してスプーンなどで数回攪拌(かくはん)し、抽出効率を高めていきます。
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攪拌が終わったらフタをもどし、アルコールランプを外しましょう。温度が下がったら自動でコーヒーが下のフラスコに落ちてくれます。
上のフラスコを外してコーヒーカップに移せば完成です。
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このレシピで出来上がりが120gで、思った通りの濃さで抽出ができました。
もし、濃いめが好きな方はフラスコに入れる水を140mlではなく、130mlと少なくすることで濃いめのコーヒーが出来上がります。
「ミニフォン」を使ってみた率直な感想
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バリスタとして働いている筆者が、「ミニフォン」を実際に使ってみて感じた感想を分かりやすくまとめました。
使い方はシンプルで初心者の方でも使いやすい製品
想像以上に美味しいコーヒーが淹れられた
抽出のブレが少なく、安定したコーヒーが抽出できる
筆者は今回、スーパーで購入した京都 小川珈琲のブレンド豆を使用して抽出を行いました。
決して高級なコーヒーではなかったのですが、まるでスペシャルティグレードのコーヒーのような味わいになり、とても美味しく頂けました。
デメリットとして感じた部分で言えば、後片付けの面倒さでしょうか。
とはいえ、これに関してはどのサイフォンを使用しても同じように片付けが必要になるので、この点が気になる方はサイフォンではなく別の抽出方法を検討した方がいいかも知れません。
まとめ
ここまで、ハリオ「ミニフォン」について解説してきました。
ミニサイズで見た目の良い「ミニフォン」は、コーヒーを淹れる間も楽しめてしかも美味しいと三拍子揃ったかなりおすすめの商品。
こだわりのコーヒーが飲みたい方や、コーヒー好きの方へのプレゼントにも喜ばれるのではないでしょうか。