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【新幹線ネタ】岡山→新大阪で自由席に座るノウハウ

ここ1~2年、EX予約において指定席が値上がりし、のぞみ号の指定席と自由席の差が大きくなったことから、新幹線で自由席を使うシーンがかなり増えた。

岡山からだと、広島や大阪程度であれば1時間も乗車しないので、節約のために自由席に乗るようにしている。
これまでの経験をもとに、座りやすい列車についてまとめてみたいと思う。

今回は、岡山→新大阪へ新幹線自由席で移動することを前提として、備忘録的に記したい。

自由席が空いている列車を選ぶ、基本条件

「自由席に座るためには」の定説としては色々あると思うが、よく言われるのは
・早めに並ぶ
・当駅始発列車を狙う
・混む時間を外す
などがある。

急いでいないなら、岡山始発のひかりに乗るのも選択肢。

ただ、いつも始発列車があるとは限らないし、早々と列に並べるとも限らないし、混み合う朝晩を避けることができるとも限らない。そういうときの対策として、以下のポイントを押さえてほしいと思う。

・条件1:「列車番号(号数)の大きい列車」を選ぶ

のぞみ号には、定期列車と臨時列車の2種類がある。前者は「ほぼ毎日運転される列車」、後者は「多客日や時間帯にだけ運転される列車」である。
時刻表を見れば、どれが定期列車でどれが臨時列車かは割と分かるが、号数にも違いがある。

以下に、号数の目安をまとめる。

定期列車:
東京~博多 1~64号
東京~広島 60~104号
東京~新大阪 201~263号

臨時列車:
東京~博多・広島 101~199号
東京~新大阪 301号~499号

実際には、これ以外の区間を走るものもあるが、割愛した。

要するに、号数の比較的小さい列車は、毎日運行であったり、山陽・東海道を直通するものが多い。一方で、号数が大きくなると、臨時列車だったり、東海道新幹線内完結だったりする可能性が高い。

そのうえで、経験上、臨時列車(≒号数の大きい列車)は、定期列車(≒号数の小さい列車)よりも空いている傾向にある。指定席も比較的取りやすいし、自由席も空いているケースが多い。

理由はよくわからないが
・臨時列車は定期列車の直後を走ることが多く、乗客が集中しにくい
・時刻表検索で、指定日検索をしなかった場合に表示されないことがある(NAVITIMEやJRおでかけネットなどは、そうである)
などが考えられる。

ただし、臨時列車のなかでも、前の列車と間隔が空いていたり、再繁忙期の博多直通便などは混んでいることがあるので、柔軟な判断が求められる。

・条件2:「前の列車との間隔が詰まっている列車」を選ぶ

重複するが、自由席については、前の列車との間隔がかなり重要な要素だと思っている。
山手線に乗っていると、「前後列車との時間調整で止まっている」ケースに遭遇することがあるが、あれは、列車間隔が空きすぎると、後の列車が大量の乗客を吸い込んで混雑し、より遅れが増大するのを防ぐためといわれている。
あれと同じことが、新幹線自由席でも起こる。前ののぞみ号と間が空いている場合、その間に駅に来た自由席客は、その列車に乗ることになるからである。
のぞみ号は、東海道区間に関しては最短3分間隔で続行運転することがあるが、多くの場合は、3分後の続行便のほうが空いている傾向にある。
山陽区間は、そこまで頻発運転するケースは少ないが、定期列車が20分空いているところに、臨時列車が挟まることもあるので、こういったケースでは臨時列車が空いていることも多い。


・条件3:3号車や2号車ではなく、「1号車」に乗る

ネット記事で『新幹線の自由席に座るなら2号車に並べ!』というアドバイスを見かけるが、しかし、この意見は途中駅から乗る場合には効果的とは言えない。

このノウハウは、始発駅で、まだ誰も乗っていない状態で並ぶのには有効であるが、途中駅ではあまり意味がない。
なぜなら、新幹線のホームはほとんどの場合、階段がホーム中央にあるので、中程の号車になればなるほど階段から近くなるからである。

自由席に乗るとき、3号車が空いていれば3号車に乗るし、2号車に空席があれば、2号車に座ると思う。1号車まで行けば空いていても、そこまで歩くのが面倒だからである。
そういうことなので、1号車は空きがちな傾向にある。席数ベースだと2号車と35席も差があるのに。
特に1号車の先頭寄り出入り口に関しては、降りる人も少ないので、比較的早く乗り込める印象がある。

1号車の運転席寄りのドアはおすすめ。(広島駅にて)

で、どの列車が空いているのか。

具体的にどの列車を狙えば、空いているのか。

日中の広島始発・福山通過のぞみ(90・92・94・96・98・100号)

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