友達が2か月でカフェのFOHを辞めた話

あれから2か月経ったことに驚きだが、確かあれは私が本命のガバメントジョブのオンラインインタビューに通って最終面接に招かれる前だったと思う。知人はカフェの面接に行き、アッサリ通り、即テキストが入り「月曜から入って!」と熱烈リクルートにあっていた。今日話した別の知人のクソマネジメント勢にこんな店やめたるわあ!!(有名な某店ですハイ)と他のマネージャーとダブル退社をキメ、即仕事探しを始めて、今の店に即入り、なぜかあれよあれよとビジネスオーナーになってしまった。

政府職の場合、就活サイトからのCV送信、その後電話スクリーニングによる突然のインタビューまたはオンラインインタビュー、面接というかなりのステップを踏まないといけない上にサイトに求人が掲載されるのは2週間、その後連絡来るのが1週間から酷い所は一か月、そこから2週間後に能力テスト、そこに通ったらビヘイビアインタビュー、そこに通ったらレフリーへのインタビュー、そして最終的に採用となる。

ちなみに政府職にアプライする際、
ー犯罪歴ある?
ー警察のVETTING入れるけどいいよね?
ー過去3年間逮捕されてる?
ー受かったら問答無用でドラッグ&アルコールテストすっから

と、完全に犯罪歴のある人間は絶対に働かせません、ドラッグ&アルコール中毒も働けませんと一貫してガードが堅い。

11年間そういうわけで、ドラッグやアルコール中毒者が総人口でたぶん日本より多そうな(自分のイメージ)ニュージーランドで、中央省庁の人間がアルコールで人ぶん殴ったとか、官庁内でコカインキメたとか、そういうニュースは一切ない。なぜなら、入庁の前にドラッグ&アルコールテストを実施するからである。これは日本もやったらいいのにと思うが、日本の社畜官僚は夜の3時まで働いているそうなのでそらコカインくらいブチこまないと働けないよな。NZの政府職員はきっと多くの人間は定時退社し、ホリデイはしっかり消化し、ワークアンドバランスを実現していることと思う。以前政府勤務だった知人は、「政府仕事温すぎ」と3年働いて民間に移ったら人間が(マネジメントが)糞過ぎて、すぐにまた政府機関に戻った。そういうわけで私は民間企業は絶対カオスだろうから、絶対に働かないと決めている。海外は特にマジで学歴と人柄がライナーリグレッションするからである。前の職場に高卒は一人もおらず、大卒と院卒だけだったので本当にそういう面では快適だった。その場を乱していたゲイの中年はヘテロ中年おばさんを虐めて泣かせたのでその後いなくなって、我が社の環境は本当に向上したのだった。

変な奴がいると職場は荒れるし、大学院まで行って思ったけど、大学院まで行くやつはシンプルに勉強が好きだし人間性も当然良い。それはニュージーランドでつくづく思ったことの一つである。

民間企業で逮捕歴を聞く所はたぶんないだろうし、ホスピタリティは基本的に勉強のできないネイティブの人達が就く仕事なので犯罪歴も聞かないだろうし、基本底辺用の仕事ではある。マネージャークラスになるとまあそら大卒だろうが(ビジネス学位程度だろうが)バイトで入る人ワーホリの人は底辺扱いである。そうではあるけれども、客は別に彼らを底辺扱いするわけではない。日本と違ってそんな下品な事をする人はいない。昨日行った政府機関は一階にミニストリーの人しか使わないラウンジカフェがあった。無料ではないと思うが、これは農水省にはなかったW その代わり農水省ではベンディングマシーンがあり、美味しくも不味くもないただのコーヒーが飲める。そう、日本の高速道路で飲むようなあの感じの味。あれが飲める。タダだったので面接中は半日あったのでせっかくなので1杯頂いた。面接には落ちたが政府ビルに入ってミニストリー間の格差を楽しむのはある意味社会見学的で面白い。

私が政府ビルにインタビューで闖入している間、知人は政府機関が集中するエリアのカフェでFOHのバイトをしていた。今日あれから全然あってなかったので連絡したら「今日辞めるってオーナーに言ったの!」とのことだった。というのも、マネージャー候補が日本人女性ワーホリ上がりでこれに虐められたらしかった。彼女はフランス人ワーホリがケータイを触っても注意せず、友達が忙しい勤務の合間を縫ってひと段落したタイミングで水を飲んだだけで「まだ皿が片付け終わっていない!」と「日本語で」いびったそうである。これは本当に酷い。BULLYというやつにあたる。パワハラである。

これだからワーホリ上がりは、、、こういう例が後を絶たないから私はワーホリ先に粘着しているワーホリと絶対に絡まない。実際まともなのがいない。この手のワーホリは、ワーホリビザからワークビザを取り、ようやくレジデントビザ(PRの一歩手前)を取るので結婚でPR取得組になぜか積年の恨みを抱えている。知人に「あなた英語話せるの?」とまで言ったそうである。話せるに決まってんだろクソが。

恐らくギリホリで来て、なんとかカフェの仕事を得て、ワークビザのスポンサーになってもらい、レジデントビザにアプライでき、ようやく夢がかなった。素晴らしい事だが35歳独身女性である事実は変わらない。結局日本でも相手がいないから、単独ギリホリで、日本には死んでも帰りたくないから(理由はわからんが)前職でやったことがないのに、ギリホリでカフェで働き30代前半を全部仕事と永住権獲得に費やした。

しかし結局ワーホリでも可愛い子には直ぐに彼氏ができてさっさと結婚し、さっさと永住権も下りる。これが現実である。ワーホリ先にしがみついて自分で永住権まで取らないといけない女は、基本的にモテないしブスで最低でも日本時代から通算すると7-8年は彼氏がおらず、その間セックスをしていても、おそらく交際まで発展せず、結局ブスと言う病はワーホリ先で永住権を取っても解決しない。だって、同じ職場で新しく入った日本人永住権持ちを平気で日本語で罵倒する女、終わってるに決まってるし顔も見ていないが絶対にブスだと思う。性格がブスすぎる。こういうのがワーホリ先に残るので君子は危うきには近づかないに限る。そういうわけで、現地人と結婚し永住権持ってるワイフ組と、ワーホリ上がりから永住権持った組では、女性の質が全く違う。やはり結婚して相手の国に移住して英語も話せて相手の家族ともうまくやれて、子育てもして、家族を養って、と言う人は、彼氏もいない結婚も望めないという状況でギリホリ&独身で渡ってくる退路がないためカリカリしている30過ぎの女に比べて、しなやかさが全然違う。結婚するのは簡単だが、維持継続させている女たちには胆力と優しさがしっかりと備わっている。それをワーホリ上がりで永住権を自分で取ったんだとやたらと誇りに思い、現地妻組を下に見ているのだろう。

国際結婚舐めてんじゃねえぞクソブス。
日本でもモテないお前は結局海外でもモテねえな!(カミナリのたくみのツッコミで脳内再生するととても良い)

あとギリホリ来る奴なんて欧州勢ならほぼいないし、欧州勢は必ずと言っていい程カップルで渡ってくる。そっちの方が経済的だし欧米文化はお二人様文化なので、今まで正直ワーホリから定住してる欧州勢でシングルと言う人は自分は知らない。まあ、技能移民ビザでならいくらでもいるだろうが。なので、30歳という妙齢になって、ワーホリに女一人で来る奴は、どう考えても日本で全くモテていない。それを「海外に行くのが夢だったから叶えるのが必然でそのために私は独身なのだ」などと自分の非モテの歴史を改ざんする。自分のブスに向き合わずギリホリで海外に渡り結局おばさんということでモテないし、寄ってくるのはアジ専だし、そもそも30歳くらいの美味しそうな白人イケメンには彼女は間違いなく必ずいる。なので30歳のアジアおばさんに寄ってくるのは高齢アジ専だけである。日本人は若く見えると言っても、性格の悪いギリホリ勢はセックスしてないのでモテてないオーラが出ており、それはグローバルに察知されてしまう。自分が白人の普通のローカル男性なら、普通に生きててワーホリに遭遇する機会すらないと思う。わざわざ英語の話せないアジア女に絡む必要があるとするなら「ヤレそう」だから一択しかない。しかしギリホリはそれすらないのかもしれない。だから結婚して幸せに暮らし永住権も婚姻関係から得たワイフ勢を勝手にねたみ嫉みするのかもしれない。いっとくが、国際結婚なんか国内結婚より維持継続がムズイぞ。それが可能なのは日本人妻の能力が高いからである。自分の周辺にいる人はそんな人ばかり、だからこの国に根付いて生活していけている。

今日マッサージに行ったら師が若い香港人の男性で、欧米人とアジア人って文化の違いがあってしんどいという話になった。結局彼らは優しくないし、アジア人ならも~しょうがないわね~とやってあげる事を1ミリもしてくれないどころか要求だけはガンガンしてくる。そういうわけで、こちらの仕事に応募して聞かれるのは「チームワークとはなにか」「チームワークで大事なことはなにか」「仲間とのコミュニケーションは取れるほうか」とかなんつーか日本人なら割と当たり前にやってること「和を持って尊しとなす」が欧米環境では全く成立していないようだった。彼らは表面上はニコニコしているが、自分の利益は最大化し、他人には多くを求めてくる合理主義者達である。

香港人の彼は香港でかなりの問題児だったらしく親にニュージーランドに16歳で島流しにあったそうで(何をしたのやら)、シェフサティフィケイトを持っておりレストランなどで働いてきたらホスピタリティが嫌になって、というかNZ人マネジャから中国人マネジャに変わったら待遇がゴロっと変わり(これはマジでNZあるある、、、)それでもう二度とホスピタリティには戻らないと決意が固かった。そらマッサージの方がどれほどか平和だと思う。

このようにたまに会うアジア人とは必ず欧米人とアジア人の違いの話になり、あの人たちは自分たちと全然違うという話になる。私も夫がNZ人なのでそう思う。それでもうちの夫はマオリ入ってるのでまだかなり情緒的な方だと思うけども。なので欧米圏にいるアジア人でやたらと欧米人と仲良くなりたがる名誉白人気取りの人間達は、自分たちが懐いてくるペット扱いされていることを全く分かっていない。こういう人物たちが海外で極右化し、トランプ支持者になったりする。バカの極みである。

前のボスが中国人女性で同じ年だったが、彼女には本当に助けてもらった。3人の子持ちで中国から英語の話せない両親を呼び寄せ、ホリデイでは夫の家族とも会って、私が子供がいない分自由にやってるのを見てぽつりと「自分の時間なんてもうずいぶん長い事持ってないな」と言った。彼女は韓流ドラマにハマっており、この男性がカッコよくて好きだと見せてくれた。

多くの日本人女性がそうであるように、彼女も見た目の良い若い男を見てホッと一息ついて、それが彼女のいう「自分の時間」なのだと思うと、切なくなった。

まー私なんて夫も私のために生きてくれて、私は自分のために生きてて、その代わりに子供が欲しいなどと甘い夢は見なかった。選んでつかみ取った自由を私は韓流男子を見て満足するような人生を選ばなかっただけである。私は子供の頃実父からDVに遭い、経済DVを受けて若い時期を生きてきたので自分の人生を自分の充足のために使うのだという執念が他の人よりも強い。父とは絶縁し、母親は既に死んだので親の面倒など見ないでよい。子供なんか要らないし人生は私の為に存在し、カネは自分で稼いで自分の好きな事に思いっきり使う生き方を選んだだけである。海外にこうして移民し、日本語の話せない夫を結婚し、英語ネイティブと同等に労働市場で職を奪い合うゲームに参戦する。日本人であるアドバンテージはゼロだし、この国には日系企業などないし、あっても日系では絶対に働かないと決めているので、日本語のアドバンテージもゼロ。完全に職歴と学歴だけで英語ネイティブ(世界から集まってきている移民含む)とガチンコである。

これがたぶん移民生活のハイライトで高い壁なのだろうなという気がしているが、しかし私はこれを乗り越えないといけない。だからやってるだけで、楽しみは政府ビルに闖入に社会見学できることくらいだけでむしろ辛く悲しい事の方が多い。海外就活とは、学歴と職歴で英語ネイティブ&世界から集まってくる移民勢と勝負するということである。

ただインタビューの方向性が3回やってみてようやく分かってきたし、自分の中の鉄板ネタみたいなのも話していくうちに見えてきたので、もうちょっと内容をブラッシュアップしようと思う。

マジでこれは芸人さんが話芸を磨くのと同じだと思う。
職場でのティータイム(私はこれが大嫌いだったが)で、各人それぞれが「すべらない話」をするのだが、この時に人種差別、政治、宗教ネタはマジでNG。先述の同僚とドイツ人が上海のエキスポに出張に行き、ティータイムで様子を陳述してくれた際に彼女は「上海の地下鉄が込みすぎてconcentration campみたいだった」と言ってしまい、その場には当然ドイツ人がいたので一瞬場が凍り付いてしまい、まあ全員彼女が例えを間違ったことは全員分かっていたんで日本に長年住んでいたCEOが「日本の電車もぎっちぎちだったからあの感じでしょう。たまにBBCなんかで見たりしたことが皆さんもあるでしょう」とリカバーに入ってくれた。その後日本に2か月半も旅行していた同僚が「あれはエグイ!」と言い出すことで話は進んでいった。

この国ではお喋りにも気を使わないといけない。なのでネタの少ない日本人はこのティータイム中のすべらない話になかなか参戦できない。なんせ欧州人はとにかくギリシアだのスペインだのアフリカだの安い観光地が近いので、とにかく旅行しているし、もれなく東南アジアもしっかり旅行している。20代でそれだけの経験値があるので日本人ワーホリと比べると欧州ワーホリの経験値には雲泥の差がある。そして修士号も平気で持っていたりするので日本人ワーホリは自分が彼らと同等と思っているかもしれないが、だいぶ差がある。なので、彼らに相手してもらっているだけであることをしっかり胸に刻まないといけない。彼らはこの地で居残れるが多くの日本人ワーホリは1年で帰国する。英語も話せないし学歴がないからである。そういうわけで、そもそもベースの学力が違うし、欧州は意外と失業率が高く移民も大量に入り込んでいるため底辺仕事は移民に取られ新卒は仕事がない。だからワーホリに出るのであって日本人ワーホリのように「自分探し」でワーホリなんか来ない。彼らはワーホリを踏み台に、NZで「職歴になるような仕事に最終的に就く」ためにワーホリに来るのである。

日本人ワーホリの多くは1年で帰国し日本でやってた事と同じ仕事に就く。日本は低賃金だが仕事がある。なのでワーホリしようがしなかったろうが人生を大きく変えることはできないし海外移住から海外移民になれずワーホリだと子供生まれて通算10-15年で帰国することになる。子供の教育を考えると「純ジャパ」である自分たちの子供の将来が心配になるからである。それもそうだが、実際自分たちがこの地で教育を受けておらず、教育制度にも馴染みがないし、ニュージーランドの小学校はまともな教育を施さないらしく(他の人から聞いた話によると)、それで子持ち「純ジャパ」カップルは子連れで帰国と相成る。なんせこのままここに住んでいると「純ジャパ」なのに日本語がまともに話せない書けない「純ジャパ」が爆誕するからである。

ハーフならまだしも「純ジャパ」の子供はぶちゃむくれで、顔もでかいし可愛くない。そういうわけで学校で虐められるのである。知人の娘は目が吊り上がっていたのでマオリに虐められ母親は小学校から女子高の私立に通わせることを決意したのだった。ハーフでもブスな子はしっかりいる。容姿の美醜は子供でも理解できる世知がない世の中の不文律であり、半分アジアの子であるハーフや「純ジャパ」の肉まんちゃんは、白人連中からは「顔が違う」とはっきり認識されるうえに、マオリにも虐められるw 当然体のバランスは悪い。頭がでかく足が短い。色は黄色く髪色は真っ黒。インド人はというと、実は顔が小さく手足が長く顔が派手なのでインド人であることで虐められることはないと思う。なんつったってインド人の子供はめたくそに可愛いし、同僚のインド人もムカつくことがあっても笑顔を見るとなぜか許してしまう。愛嬌がある、顔面に迫力がある。手足が長い、目が大きい、毛髪が柔らかく明るい色で緩くカーブをしている。それだけあれば人生は割と余裕である。しかし「純ジャパ」の子供にそれは与えられない。

 なんてこったである。「純ジャパ」に限らず「純チャイナ」のパターンもNZでは多く彼らはこの地で生まれ育ったのにも関わらず「中国に帰れ!」と言われる。夫の友達がこのパターンで、聞いて腸が煮えくり返る思いがしたもんである。彼らはNZ人であり、中国人ではない。

あと、まことしやかに「純ジャパ」の間では「日本人女は海外でモテる」と考えられているが、それは「チョロい」と考えられているだけで「舐められている」だけである。今日本で元CA芸人の女性が「純ジャパ」はモテると言ってたが、30半ばで独身という彼女の現状を見ると「遊ばれたのかな」と考える方が正しい。男のセックスはオナニーと変わらないが、女性の方は性病移されたり妊娠したり人権を軽んじられたりと損をすることが多いので、男のオナニーに自分の肉体を消費されることは「モテる」ことではない。むしろ男を手に入れたければ寝ない事である。30過ぎて遊ばれているようでは本当にどうしようもない。20代遊ぶぞ!と決めて遊ぶのは大事だがそれで結局30代半ばになって独身だと20代何してたんやという話である。結局遊んでやったのではなく、ちょっと本気になった挙句結局捨てられたんだろうと考えるのが妥当だろう。でなければどっかで結婚をキめれたはずである。まあ本人が結婚したくないなら別だが、結婚したくない女がいるとすれが、自分で稼げて男に依存して生きる必要がなく、死ぬ程モテてきた加賀まりこ位でないと普通は存在しない。

「純ジャパ」である私はなぜかチャイナゴーホームの洗礼をまだ受けてはいないが(たぶん髪型が黒毛ロン毛ストレートではないから。この髪型だと人種差別者に遭遇する確率がグッとあがる)、ワーホリ「純ジャパ」の子である「純ジャパ」も同じ目に遭うだろうと思う。そこで「私は中国人じゃない」と言い返すのは、パリでひろゆきがダサく言い返したアレと全く同じなので、そもそも人種差別主義者に絡まれるような恰好をするのがよくない。私ですら「こいつ観光客だな」「こいつ外国人だな」とわかる。臭気が違うからである。なので居住国に来たら居住国の衣類を買った方がいい。具体的にはKマート、ウェアハウス、グラッソンズ、コットンオン、オプショップの古着などである。NZにはユニクロがないのでユニクロ着てるのは観光客のみだしNZでブランドバッグもってウロついているのは中国人か韓国人の若い女位しかいない。カソマンドゥのジャケットを着ているのは、国内&年長旅行者が多く、結局旅行者だとバレてしまう。雨降ってない日にカソマンドゥのジャケットを着ているのは、ローカルでない場合が多い。ローカルは雨降ってない日にカソマンドゥのジャケットなんかで防寒しないし、着てたとしてもだいぶ着古した感があるし(デザインが古い)、たぶんそいつは仕事もITか政府環境系の仕事についている意識高いトレッキングおじさんである。カソマンドゥのジャケットは値段が高いので、若者や貧乏ローカルは積極的に買わない。なので新しい最新のカソマンドゥのジャケット着てると観光客だとすぐにバれる。

最近は車で移動し犬の散歩も3年前痴漢に絡まれて以来行かなくなり歩かなくなったので、めっきり変な奴に絡まれることが無くなった。変な奴に絡まれるのは外を歩いているときなので、外を歩かなくなると変な奴には一切絡まれない。なので多くの金持ちは外を歩かずに車に乗り、目的地と家の間は歩かないのである。例えばシティで飲んでも近距離であってもタクシーを呼ぶか夫に迎えに来てもらう。それが8時9時台でも、ニュージーランドはドラッグ常習者やホームレスや怪しい奴は全然多いので日本みたいにアホ面下げて、特に夜女一人で歩くなど、襲ってくださいと言ってるようなもんである。数年前だが大学周辺で女子学生に対するレイプ事件が発生していた(夜2時に暗い道を一人で歩いていた)。近所の公園で数年前散歩中に刺された女性もいたり、公園で朝走っていてトイレに居たらレイプ犯と襲われたがバトルの上無事に逃げ切った女性がいたり、うちの近所ではストリーキングが出たり、夫の友達はバスの中で煩いティーン集団に注意したらバスを降りた後追いかけてきて集団暴行された。うちの犬はノーリーシュの犬に二回噛みつかれそうになったことがある。

11年でこれだけのことが身近であった。
人口10万人しかいない首都のシティで、である。

はっきり言って日本に住んでいるよりNZに住んでいる方が緊張感がある。なんせ空き巣は、盗難車、車上荒らしは正直日常茶飯事だからだし、私は日本人学生の付き添いバイトで首都で学力が高いとされている女子高に通っていた時期、高校内で財布を盗まれた。この話をNZで子供を大学まで行かせたパイセン移民に行ったら「あんたNZの学校なんか盗みは日常茶飯事よ!名前書いてないとすぐ消えるんだから!盗まれる方が悪い!っていっつも言ってるよ」とのことだった。

なのでニュージーランドの教育レベルが高いと思っている人の頭はかなりおかしい。学力が高いとされている首都の公立女子高でも大人の鞄から財布を抜くような奴等である。自分はこの地でポリテクも大学も大学院行ったから知っているが、大学も1年で人数は1/3減り、二年で同数減り、3年でもっと減る。大学院に行く人は少数である。だから私みたいなサイエンス修士2個持ちみたいなのは書類審査で通るのかもしれない(通らないものもあったが。OVERQUALIFIEDってやつ。)。

日本で暮らさないのは政治体制が嫌いであること、社会保障制度が崩壊していること(年金制度は崩壊しているのに給料から勝手に天引き!)、超高齢社会で未来がないこと、給料が安い事、氷河期が差別されていること、女性が差別されていること、これらの理由からこれから先も絶対に日本には帰国しないし私はこの国で年金もらって死ぬと決めてる。だから治安が悪いなら悪いなりに暮らして行くし、必要だから大学院まで行った。ここまで行くともう完全に英語話者ローカル扱いになるので労働市場でローカルとガチンコでやらされる。これは大変にフェアだと思う。なので英語が劣っているせいでなかなか政府職にありつけないのは自分のせいである。だからこそ悔しいし辛く悲しいのだと思う。ここまでもやってもまだダメなのか、もう疲れたぞ、、みたいな感じで現在燃え尽き気味である。

たぶん婚活している勢も同じだろうと思う。
こうなったらドン詰まって何やっても上手く行かないから気晴らしにマッサージでも行って、マッサージ師とどーでもいい話して(そういうことよくしてたー!)、女友達とくっちゃべって、それで元気だしてまた頑張っていけばいい。持つべきものは、気持ちのいい女友達だなと思う。
性格の悪い私のような女でもこの地で交流が持てる気持ちのいい女友達がいるのは大変にありがたいことで、こればっかりは夫では代替えが効かないと改めて思い知ったところである。(まあ夫は更に日本語話せないNZ人なので海外移民のガチンコ就活で英語で競り負ける悔しさなんかわかんない訳よ!マジで一生わかんないと思うよ。更に夫なんか私みたいなガチ就活やったことないんだから。ローカルはローカルのネットワークがあってネットワーク内で仕事回るので海外移民勢はその枠の外。マジ無理ゲ―。結局移民を雇うのは移民なんよ。前の仕事のCEOも移民だったので雇ってくれたって訳。あーあって感じ。今ニュージーランドのガチローカル勢という高い壁に正面からぶち当たってるんですよあたしゃー。雇われる訳ねえよホント。ダイバーシティとか言っても重要職に就いてるのは殆ど英国系白人だぜマジで。。)

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