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【エロゲ感想】ハミダシクリエイティブ 75点

【魅力】

●キャラがかわいい

キャラゲーだから当然かもしれないけど本作は今までプレイした作品の中でトップのかわいさだった
本当に突き抜けてキャラがかわいい作品だ

まずそのかわいさの理由として声だな
どのキャラも声がめちゃくちゃかわいかったしキャラに合ってた
正直自分は妃愛の声は最初は違和感あった
妃愛はもっとロリっぽい声かと思ってたからだ
けどだんだん聞いてるとこの声しかありえないと思えるくらいに気に入った
すみぴの声もかなりすごくてまさに天使としか言い様がない
すみぴがこの声じゃなかったらここまで好きにならなかったと思う

あとは露骨なまでのキャラ付けだな
華乃ちんがオタク口調になったり妃愛がひよひよ言ったり本作のキャラはかわいいと思わせるためのキャラ付けがだいぶすごい

非オタからすればオタクに媚びすぎて気持ち悪いと思われるかもしれない
でもエロゲをプレイするくらいのオタクならそんなのどうでもよくて純粋にそのかわいさを享受できる

あとは他のまどそふと作品の『ラズベリーキューブ』(未プレイだけど)や『ワガママハイスペック』も気に入ってるのでキャラデザも自分の好みに刺さってるといえるな

●キャラを丁寧に掘り下げてる

各キャラとの出会いや親しくなっていく過程をさまざまなイベントを通して細かく描写してる
親しくなった後も個別√でさらに深いところまで掘り下げてる
だから本作はキャラゲーとしては少し長い作品だと思った
長い作品が好きな自分としてはこれはかなり嬉しい

●共通√が長い

共通√好きとしてはかなりポイントが高い
共通√は導入とキャラ紹介で流されがちだけど自分はかなり好きだ
しかも長いだけでなくどのイベントも面白くてとても満足できた

陰キャでくじ引きで会長になったという最悪な状況ながらも主人公が女子たちを一生懸命に勧誘して誠意が伝わった

天梨との件で一度は分裂しかけたけどちゃんと話し合って誤解を解いたのもよかった

シンポジウムで主人公が大事な場面で噛んだ時は流石に笑ったな
悪役令嬢が不登校の生徒にひどいこと言って華乃ちんやすみぴがつらそうにしてる時言い返したのもよかったな

サッカー部の応援と華道部の展示のイベントもよかったな
ギャルは最初はウザかったけど途中退出した人に対して怒ったり試合に負けた時大泣きしてたりして本気でサッカー部に勝って欲しいという想いが伝わった

サッカー部のキャプテンがガチの爽やか陽キャですごかった
華道部の部長は立ち絵がなかったけど個人的には欲しかった 絶対に美人だと思う

最後のボランティアイベントもよかった
主人公は引きこもりで体力ないのに炎天下の中肉体労働してて本当にがんばってるんだなって伝わった自身が肉体労働者なため余計に主人公に感情移入してた
あれは冗談抜きで死ぬレベルだからな

リーダーや女将さんたちみんないい人たちでよかった
早い復興を祈るばかりだ

途中で悪役令嬢のシーンがあったけどあれもよかった
水分不足で倒れた主人公を貶すどころか労ってくれた
あのツンデレはかなり気に入った

夜の妃愛とのシーンもよかった
例の件から大人や男全般信じられないという本音が明かされたからな
あと立派になっていずれ妹から自立するかもしれない主人公への嬉しさと寂しさの複雑な心情の描写もよかった

海イベントもよかった
しおぽよとの釣りシーンとかござでみんな寝てるシーンとか本当に癒やされた

主人公はこれまでの経験や性格から集団に属することを恐れてたけど生徒会の活動を通して人を信用しようという心情が芽生えてきて成長を感じた

【ヒロイン】

●詩桜

最初はどぎつい印象だったけど仲を深めていくうちに母性を発揮してくれた
膝枕されたり頭撫でられたりするシーンは最高すぎて終始ニヤけてた
ドヤ顔でからかうのもめちゃくちゃかわいかったな

みかんカフェの制服が似合いすぎてやばかったな
萌え死ぬかと思うほどだ

しおぽよの四国推しは個人的に気に入った
自分もいつか四国の旅に行きたいなって思うくらいだ

主人公は結構責任感あるなと思った
いくら自分のせいでみかんカフェが繁盛したとはいえ最後まで炎天下の中働くのはなかなかできない

だからしおぽよとのご褒美の件は気に入った
がんばるならやっぱりそれなりに報われないとモヤモヤしてしまうからな

旅先でみかんカフェのおばあさんがいたけどそこでもがんばってたからな
主人公の意識が高すぎる

文化祭編はちょっとシリアスになったな
でもしおぽよが生徒会とは仲違いしてしまったけどかなりの訳あり
お互いにちゃんと話し合って仲直りできてよかった

主人公が事故った時の妃愛の泣いてるシーンはかなりきつかった
声優の演技の賜物だなと思った
妃愛の唯一の心の支えがなくなったら本当にヤバいと思ったけど命に別状はなくてよかった

ラストでしおぽよが卒業せず3年のままだったけどあんなの本当にできるのかって印象が強かった
校長や理事長たちをどう納得させたのだろうか
別にネガティブに思うことはないけどいくら何でも無理があると思ったな(笑)

●華乃

キスやハグや頬擦りなどイチャイチャ全開で華乃ちんがあまりにかわいすぎた
共通√の時点でも十分かわいかったけど個別√入ってからは恋する乙女になっててかわいさ倍増した

しかもかわいいだけでなく華乃ちん自身精神的にも大きく成長できてとても満足のいく内容だった

最初は主人公がかわいいって言っても過去のトラウマから自分をブスだと言って自信を持てなかった
でも付き合うようになってからも主人公にかわいいと何度も言われて少しずつ自信がついてよかった

また絵に関しても文化祭の企画でライブペイントを描くことになったり能動的になっていった
文化祭の案内を漫画にしたり不登校や生徒会へと話を結びつけたりオタク感あることを上手く一般受けに落とし込んだと思った

文化祭でチャラ男に絵をバカにされて過去のトラウマが蘇るかと思ったけどぶち切れて200万だの億だの言った時はびっくりしたな

今までだったら狼狽えて何も言えずに終わってたけどちょうど主人公がそのチャラ男にクレーム受けてて我慢の限界だったのだろう

だとしても過去はトラウマを克服してちゃんと言い返したのは本当にすごかったし感動した
文化祭でオタクがバレることになっても自分の仕事に誇りを持てるようになって自信をつけた華乃ちんは本当にかっこよかった

悪役令嬢もいいスパイスになったな
ののかさんを知っていて華乃がののかさんと知った時はかなり驚いてた

ラストは素直に主人公を認めて心から褒めてくれた
いつもの取り巻きたちに「素晴らしかったわよね?」って聞いて同意を得るシーンはとても気に入ってる

●あすみ

たくさん失敗して何度も挫けそうになったけど引きこもりやファンのためを思ってがんばるすみぴは本当に尊かった

自分の歌でつらい現実に立ち向かう勇気や希望を与えたいっていうすみぴの真意が明かされたな
引きこもりを無理に出させようとするんじゃなくて「外も意外と悪くないし楽しいよ」って呼びかけるのは優しいすみぴらしいなって思った

普段は弱音や不安を吐かないすみぴが自分のやりたいことのために自己主張するようになってて大きく成長したなって感動した

透き通るようなきれいな声で楽しそうに歌ってるすみぴは歌うことが本当に好きなんだなって思った

肉まんを食べるすみぴと猫耳フードすみぴと猫耳ヘッドホンをつけたすみぴは最かわ(最強クラスにかわいい)だと思った

●妃愛

お兄ちゃん愛全開のシナリオだったな
そして妃愛の本音がいろいろ分かったシナリオでもあった

妃愛が大泣きするシーンはかなりきつかった
普段はしない凡ミスをしたり主人公とのじゃんけんで初めて負けたりで明らかに普通の状態ではなかった
あれだけのことが続けばいくら妃愛でも折れてしまうものだ
そこからの指輪を渡す流れは完璧だったな
指がぴったり当てはまりサプライズにもなったしな

主人公が自分で決めて初めて稼いだお金で指輪を買って自立の面が出て妃愛がちょっと複雑な思いになるのもよかった

文化祭の朗読会もよかった
妃愛がシンポジウムの件で主人公の力になれなかったのをまだ気にしてたのは意外だったな
しおぽよは妃愛に嫌われる覚悟があっても打ち明けたので妃愛の思いを大事にしてるなって伝わった

朗読会の反抗期のシーンで「これって本当のことなのかな?」って思いながら聞いてたけどまさか本当だったとはな
主人公と一緒に驚いてしまった

この朗読会がなかったらずっと明かされることはなかったので本当にやっててよかったししおぽよの打ち明けはファインプレーだと思った

これのネット流出からファンからの同情を買い本格的なブラコンキャラでいく流れはきれいすぎた
このシナリオがここまでスッキリ後腐れなく終わるとは思わなかった

布団で一緒に寝たりぎゅうしたり頭なでなでしたりちゅき〜したりイチャイチャシーンも最高によかった

【ワガママハイスペックとの比較】

自分は『ワガハイ』をプレイ済で同じまどそふと作品だしぱっと見の印象は似てるので比較しようと思う

●ハミクリのいい点

まず不快なキャラがいなかったのでとても快適だった
文化祭でクレームつけたチャラ男は確かにウザかったけど割とすぐその件は解決したのでよかった

一方で記事にも書いたけど『ワガハイ』の沙流川は個人的に少しきつかった
最初だけならよかったけどあのノリをずっとやられるのもなあ

先生がめちゃくちゃ活躍してたのもとてもよかった
自分はミリ先生をかなり気に入ってる

生徒会の活動を何度もサポートしてきたし一見ギャルっぽいけど叱るべき場面ではちゃんと叱るし主人公や妃愛のよき相談相手にもなってくれた

『ワガハイ』の縁先生は悪くはないけどミリ先生と比較するとちょっと魅力に欠けるとは思う
生徒会の活動もだいたい幸樹たちでやってたし縁先生が本編に絡むことはあまりなかった
あと独身ネタがちょっとしつこかった
OCは未プレイなのでもしかしたら株が上がるかもしれないけど

●ワガハイのいい点

ギャグや掛け合いの面白さは『ワガハイ』が圧倒的だと思った

『ワガハイ』はまずキャラ付けからギャグ要素強めだと思う
アーシェが大食いだったりカオルコ先輩がダジャレ好きだったりとか
兎亜の独特なボケとツッコミもかなり気に入ってる

『ハミクリ』は歴史ネタが結構出たけどマニアならネタが分かって面白いと思うけど自分はその手のネタに疎いのでよく分からなかった

【総合評価】

キャラがかわいくてシナリオもよくて本作はとても素晴らしいと思った
キャラゲーで名作ラインの85点以上をいくとは思わなかった
自分がもしキャラゲーを重視する人だったら90点越えは確定してたし傑作ラインの95点も十分ありえた

前回のyunoの記事でも似たようなこと書いたけど本作はキャラゲーのお手本にしていいくらい素晴らしいと思った

86→84点     1/15修正

84→80点 3/15修正

80→75点 6/4修正










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