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【エロゲ】ネタバレありで『朱-Aka』について思ったことをいろいろ書きます

【ラッテの目的】

ラッテは世の中の平和のために眷属と守護者の体制を作って一部の人に能力を与えてました
でもそれが平和につながったとは思えないです
序盤に活気があっていみんないい暮らしをしてたハファザの領主を還しました
最後までプレイしても結局なんのためだったの?という疑問への解答はなかったです

そもそもこの還す力が平和につながるとは考えにくいです
作中ではこの眷属へのしがらみの解放を目的に使うことが多かったけどそれはこの体制が欠陥だと言ってるのと同然な気がします
能力を与えるにしてもせめていろいろと説明してから能力を与えた方がいいと思いました
この体制は問題が多すぎです

そもそもラッテの行った内容に関しては明らかに描写不足なんですよね
5章でようやく会えたと思ったらすぐ還すことになって結局説明がないまま終わりましたから

【イスナが干渉してこないこと】

イスナは銀糸の力を使ったラッテを以前の自分と重ねて止められませんでした
それはとっさのことだから仕方ないけどそれなら落ち着いた後に行動してもよかったと思いました
イスナは銀糸が危険なものと分かり回収するのを目的にしてます
だからこれも見逃すわけにはいかないんじゃないかと思います
それでも終盤まで傍観に徹してました
イスナがもっと積極的に行動してれば不幸を抑えられたんじゃないかと思います
特に3章の2人とか
カダンに赤い石を託したけどそれも自分で渡せばよくねって思いました
作中でのイスナの行動理念がふわふわしすぎてよく分かんなかったです
話す内容も肝心なことはぼかしてばかりでしたから

【ラッテ編について】

正直ラッテの話はイラつく場面がちらほらがありました
1回2回旅の同行を頼むあたりはまだ無邪気だなーってくらいに見てました
でもルタの木箱を取ろうとしたあたりでちょっと「あれ?」って思いました
回復して屋敷を発つ当日になってもしつこく頼んだ時は「流石にどうなの?」って思いました
旅でいろいろ足を引っ張る場面は仕方ないと思いました
でも目が見えなくなって崖から落ちそうになったあたりで「うざい」って思いました
ルタがじっとしてろって言ってもパニックになってふらついてましたからね
その後もこれ以上ラッテを守るのは無理だと言われても同行を続けた時はせっかくお互い死なずに済んだのにって思いました
ラッテの2度目の転倒の時かなりイラつきました
1回目ならまだしも2回目もパニックになって落ちそうになるのはひどすぎです
そのせいでルタは死んで銀糸を届けるの失敗しましたからね

【ラッテが元凶】

もし旅の同行を拒否したり途中で置いていき無事に銀糸を届けられてたら平和に終わってたと思います
イスナは銀糸を使うのを反対してそのまま銀糸を回収します
ルタは銀糸の力で世の中がよくなるという僅かな希望のもと旅をがんばってきました
それが叶わないとなるとショックを受けるかもしれないけどラッテのような勝手な行動はとらないと思います

自分としてはラッテは物語の始まりというより元凶という印象の方が強いです
ラッテがいろいろ余計なことしなければ不幸になる人を減らせたと思います

【銀糸について】

身の丈に合わない力は身を滅ぼすというのは『銀色』でも扱ったテーマでもあります
自分もその通りだなって思います
現実で例えるなら宝くじで億単位のお金をゲットしても悲惨な末路を迎えるというのが分かりやすいです
作中でも明らかだけどこの銀糸の力を誰も使いこなせてないです
力が強すぎてコントロールできずってことは『銀色』からも共通してます

強いてちゃんと使ったキャラを挙げるなら『銀色』1章と2章くらいですかね
でも2人とも力を使った後すぐ亡くなりました
リスクで考えるなら命をかけてようやくちょっと使えるかもって感じでやはり使いこなすのは無理そうです

ラッテに関してはたたでさえまだ幼いのに強大な力を得たことであんなものを作ってしまいましたからね

【自分の証】

『銀色』『朱-Aka』ともにテーマとなっています
『朱-Aka』に関しては記憶に重きを置いてるなって思いました
最初に還したアラミスにカダンへの記憶が抜けてたりお姉ちゃんもカダンのことを忘れていたりして自分の証について求めようとしました
またウェズやニムラムはたとえつらくても大切な人との思い出を1番大切に思いカダンの還す誘いを断りました
ウェズが死の間際アラミスに自分の証について言ったのもありますね

それに対して『銀色』はとてもシンプルでした
1章あやめはただ名前が欲しかっただけ
2章狭霧は騙されてたと分かっていても生贄を受け入れました

同じようでそれぞれ異なる「自分の証」を求めていて自分は好きです












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