paper too early [cont.]3
One Day ⑦
ありがたい?事にまた新聞が届いた、カメラを取り外して10日が過ぎた時だった、もう新聞は来ないのかと思っていたので少し嬉しい…
やはり、仕方がなくだがハローワークに通い、また求人誌などで職を探した方が絶対に良いのは分かっている
ただ今まで稼がせてもらった貯蓄がそこそこある
贅沢しなければ2年位は生活出来そうなので、なかなか真剣に職探しに取り組めない
一度甘い汁を吸ってしまったせいか腰が重い
届いたのはハローワークから帰って来たらアパートの郵便受けに新聞が入っていた、3日後の新聞だった
スポーツ記事や芸能記事など目もくれず、公営ギャンブルの欄を見て、どういう買い方をすれば目立たなく大勝ち出来るかを考えた
結果として、当然であるが大勝ちさせてもらった
何故か[助かった]と気持ちになった
もう数年ゆっくりと暮らせる
ただ、現在の保有金額では一生遊んで暮らせる金額ではない
やはり、働かないといけないのか、数年は遊んで暮らすのか、30歳過ぎの男の世間体など中途半端にお金を待ってしまった事の悩みが大きくなった
新聞の事はこれはこれとして普通に働けばいいのだが、やはり心の中の天使と悪魔が囁いて、悪魔に耳を傾けてしまっている
この次新聞が来たらどのように儲けるかを考えてしまう
贅沢や大きな買い物をしなければ2〜3年暮らしていけるので、その間は楽しませてもらう事にした、そしたら気持ちが少し楽になった
ただ、悪魔の囁きなのか、また新聞が届いた