見出し画像

神様は細部に宿る

2024年 6月1日(土)

昨日の景色…

昨日の…
神河町猪篠マコモダケ田んぼ…
草刈りも終え…
水もたっぷり入り…
そのマコモとのコントラストが映える田んぼ…
左右田んぼのマコモの葉っぱの勢いに差がありますが…
最終的には…
こちらのマコモの勢いも追いつくことでしょう…

〈気になる記事・後半…〉

日本代表復帰のラツィオ・鎌田大地、イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレス移籍へ イタリア人記者がX投稿【サッカー】

(記事全文…)

サッカーのイタリア1部ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地(27)が来季も残留する見通しから一転、イングランド・プレミアリーグクリスタルパレス入りが迫っていると、移籍市場に精通するイタリア人の専門記者ファブリツィオ・ロマーノ氏が31日、X(旧ツイッター)に投稿した。  

ロマーノ氏は「クリスタルパレスはフリーエージェント鎌田大地との契約に近づいている。もうすぐ始まる」と書き出し、「鎌田はラツィオとの契約更新交渉が契約解除金の設定により決裂後、クリスタルパレスに加入間近だ。オリバー・グラスナー(クリスタルパレス監督)はアイントラハト・フランクフルトで一緒に働いた鎌田に電話をかけた」と舞台裏の詳細に触れている。

イタリアメディアなどによると、鎌田とラツィオは来季年俸300万ユーロ(約5億1000万円)で合意したが、契約解除金に関して、ラツィオが提示した2000万ユーロ(約34億円)に対して、鎌田側は600万~700万ユーロ(約10~12億円)を要望。この隔たりが埋められなかったようだ。

クリスタルパレスは今季プレミアリーグで10位。今年2月に就任したグラスナー監督が来季も指揮を執ることが決まっている。

👉どうやら鎌田選手とラツィオの契約交渉は破断に終わったようです…。

それぞれお互いの思惑と…
それぞれお互いの希望や考え方はあったとは思いますが…。

そんなわたしたち一般人にはあまり馴染みのないスポーツ選手の「契約交渉」…。

わたしも何度か経験しましたが、そこにはやはりただ「金銭面」や「条件」だけではない、お互いの「感情」であったり「譲れない心情」というものがあります…。

その相手の心情を損ねる事なく…
こちら側の要求を伝えて交渉するのは…
なかなか絶妙なさじ加減と経験が必要だと思われます…。
そういうところから考えると…
選手本人、しかも20代の若者が自分自身で交渉するのはかなり至難の業かもしれません…。

かと言って…
その代理人がどういう性格のどういう人間なのかにもよりますが…

ラツィオSDが語る鎌田大地と契約延長交渉が決裂した真相…幹部が怒りを露わにするワケは? | セリエA

(記事本文抜粋…)

【欧州・海外サッカーニュース】
ラツィオのアンジェロ・マリアーノ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)がMF鎌田大地の契約延長を巡る交渉破談の舞台裏を語った。

昨夏の補強の背景

ラツィオのアンジェロ・マリアーノ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)が31日、クラブ公式メディア『Lazio Style Radio』のロングインタビューに応じ、鎌田との交渉が決裂に終わったことを明かしつつ、その背景を説明した。

まずラツィオSDは、選手がクラブのために奉仕するべきとの自身の考えを主張したほか、昨夏の鎌田の獲得は、背番号10番ルイス・アルベルトの退団の可能性を懸念してのものだったことを振り返った。

「風向きが変わった時、堅固な地盤があれば良いが、さもなければ、流れてしまう。何度も繰り返し言うが、選手たちがラツィオのために奉仕しなければならないのであり、ラツィオが選手たちのために奉仕するのではない

「特にカマダについて言えば、昨年、ルイス・アルベルトが退団を希望し、合宿を欠席するなどの問題があったため、われわれは彼を獲得しようとした。似たような特徴を持った選手で、(当時の指揮官)サッリからもゴーサインが出た」

ラツィオ幹部が激怒したワケ

ラツィオSDは、昨夏の交渉において、当時の指揮官の要望を満たすために鎌田側に譲歩し、財政的な面でも決して出し惜しみはしていなかったことを強調しつつ、1年前に結んだ契約の詳細を明かした。

ファビアーニSDは、延長OPの期限が迫る中、鎌田の代理人らから1年前の約束を逸脱した条件を提案されたことを“ゆすり”と受け取り、交渉決裂に至ったことを説明。怒りを露わにしながら経緯を振り返った。

「選手本人と代理人らは、1年契約に選手側のみが行使可能な3年間の延長OPの条件を希望していた。ダイチを獲得して監督を満足させるために、われわれはこの取引を行って、彼をラツィオへ連れてきた。それも(仲介)手数料が200万ユーロ(約3.4億円)、年俸が300万ユーロ(約5.1億円)と決して安くなかった。われわれが経済的な面で出し惜しみをしたわけではないことは、みなさんもお分かりだろう」

「そして昨日、すなわち5月30日に、カマダ側が権利を持つ3年間の延長OPの条項が期限を迎えた。そこでわれわれは、予測しない事態に直面した。もし彼が延長を望まないのならば、心配せずに退団してくれて構わなかったそういう約束だったからね」

「ところが代理人らがやって来て、1年前と同じ取引を行うよう求めたんだ。つまり、また1年間の契約で、再び彼に有利な一方的な延長OPの条項を付帯させるということだ。われわれは非常に無礼な行為に直面したよ」

「私はゆすりのような行為を許すタイプではない。そこで私は穏やかに『こんな“ゆすり”のような話は、議論することすら関心がない』と伝えた。なぜなら、言った通りにしないのなら、退団するという話だからね。心配せずに退団すれば良い話だ」

「それからクラブというものは、選手を資産化しなければならない。ところが私が直面した状況というのは、シーズンを終えて、彼は延長せずに100ユーロで退団する。もし(契約を延長して)レアル・マドリードやバルセロナといったクラブが交渉を望んだとしたら、私は収益を上げることができる。それが私にはできない」

選手はラツィオ愛を示すべき

最後にラツィオSDは、“脅し”のような行為クラブを利用するかのような行為を批判するとともに、加入を望む選手やその代理人に対して、ラツィオ愛を求めた。

「とにかく、この状況は受け入れられないものであり、受容できない。ダイチや代理人ら紳士諸君、ラツィオにやって来る者は、ラツィオを愛さなければならない、ユニフォームを愛さなければならない、ラツィオのプロジェクトと調和しなければならないということを、理解するべきだ。個人の利益のためだけではなくね」

「カルチョにおいては、全員が役立つ一方、不可欠な者は誰もいない。死ぬまで繰り返すつもりだが、私が直面したような、ラツィオやファン、メディアが自分たちに必要だという悪習はあるべきではない。その真逆で、ファンやクラブ、メディアへリスペクトを示し、ラツィオのために奉仕するべきなんだ。こうしてバカなふりをする者たちとは、意気投合できない。私に対する脅しは好きではない

👉この記事はラツィオのSDの方の立場と考えを素にしたものです…。

一概には言えませんが…
クラブ側の考え方や捉え方に基本姿勢というのは、このようなものではないでしょうか…。

いろいろ細かいところはありますが一言で表現すると、この今回の鎌田選手側との交渉にクラブ側が抱いた心情というのは「ゆすり」であり「脅し」であったという事…。

もちろん許せる範囲の「駆け引き」レベルのものもありますが、そこまで“強気”で来られるという事に対して、クラブ側としてはそこに「クラブに対するリスペクトの無さ」を読み取ったのでしょう…。

恐らくそこまで譲歩してこの鎌田選手を優遇し、この鎌田選手との「新契約」を結んだとすれば、それは他の選手たちやファンにサポーターとラツィオのOBたちにも示しがつかないところだったのでしょう…。
そしてラツィオという伝統あるクラブをナメられる事に…。
それは…
やはりいくら今の日本で注目されるとても素晴らしい選手であったとしても、許し難いところなのだと思います…。

そこのところを…
鎌田選手側が「見誤った」のか…
それとも…
それを知ってて敢えてわざとそのように交渉し、また駆け引き材料にして、クリスタルパレスとの契約を有利なモノにしたかったのか…。

そこらへんは知る由がありませんが…

いずれにしても…
このような契約交渉の背景が表沙汰にされる事によって、今後の鎌田選手のその「印象」「イメージ」に影響が出て来る事は確かです…。

このような“スッキリ”しない契約交渉のやり方というのは、その狭いサッカー業界では直ぐに広く知れ渡ります…。

鎌田選手がその前回のACミランとの契約がほぼ決まっていたのにも関わらず、そのように契約が寸前に一方的に破断させられたのが、同じようにそのような契約交渉のどこかに問題があったのかどうかは分かりません…。

ただ…
昨年、前回にもその契約ごとでゴタゴタがあったのと、この今回の契約においてもこのような事態となっている事には、単なる偶然とは思えないところもあります…。

わたしの感覚では…
非常にもったいない気がしてなりません…。

確かに…
スポーツ選手というのはその寿命も短く、いつどこでどうなるかも分からない不確定要素の多い職業…。
そんなスポーツ選手にとっては…
特にその将来を左右する契約事にはかなり慎重に考え悩むところもあるでしょう…。

でも…
そこで「自分だけ」の頭に囚われてしまっては、大事なものを見落としてしまう事に…。
あれこれ自分の頭で考えるのではなく…
その「自分の気持ち」やその「第一インスピレーション」といった“直感”に従って、潔くその進路を選択し、相手方にも配慮し気持ちの良い契約をギリギリではなく早めに済ませることも大事なような気がします…。
そして余計な駆け引きなどする事なく…

そこに…
「感謝の気持ち」
が少しでもあるならば…

「プロというのはそういうもの…」
「プロの世界ではそれが当たり前…」
と言って「裏切り」や「駆け引き」を平気でする人たちはいます…。

でも…
それで“損”をしていませんか…?

人生で…
人間として…
もっと大事なものがあるのでは…

ピッチの上だけでなく…
ピッチの外でも…
そんな選手たちの“心の中”を視られ…
そして選手たちの“真心”が試されています…

「サッカーの神様は細部に宿る」

せっかくサッカー人生が上向きになりかけた彼の…
その来季・今後の行方が気になります…

〈気になる記事・前半…〉はこちらから…


《イチオシ👉お薦め動画…》

【邪馬台国オリオン座説】




いいなと思ったら応援しよう!