田中節
2023年 12月18日(月)
〈今日の景色・後半…〉
〈気になる記事・後半…〉
【会見詳報】裏金疑惑で揺れる政権に“真紀子節”が炸裂! 田中真紀子元外相「国民が鍛えて立派な第2政党を」
(記事本文抜粋…)
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で閣僚が辞任する事態に発展している。こうした中、田中真紀子元外務相が現在の国会議員に物申した。12月8日に開かれた会見の詳報をお伝えする。
11年ぶりの永田町に…「相変わらず澱んでいる」
11年ぶりに永田町の土を踏みました。なんか空気が相変わらず澱んでいるし、きな臭いし、暗い感じがするなというのが第一印象でした。
こんな立派な議員会館ができて、関係者が呆れた顔をしておられるけど、議員に相応しくないほど立派な議員会館ができているなという印象を持ちました。
安倍内閣ができた頃から、これはちょっと日本が危ない方向に行くかもしれないし、国際情勢も大変厳しくなってくると見通しもついていたので、政治改革を具体的にやらないといけないんじゃないかなとずっと思っていました。
👉「安倍内閣ができてから日本が危ない方向に…」
この方がおっしゃると何故か説得力があります…
(記事本文抜粋…)
「政治に国民が飢えている」
過去10年間くらいの政治を見ていて、与党とか野党とか政党の話じゃないんですね。日本の政治、国民の政治のための意識、投票率の低さ、世界がこれだけ複雑に動いていて、そんな中で日本は立ちすくんでいるというか、はぐらかしばかり言っているんですよね。
これは大変なことになると思い「日本列島改造論」という51年前の本を復刻致しました。
どういうことかというと、政治にみんなが飢えているということです。国民が。投票率が低いというより、政治に期待できない。それは困るんですよ。
👉「政治というものが日本の国民にとって関心のないものに…」
「それは政治に期待できないから…」
でも“それ”では駄目なんだと…
(記事本文抜粋…)
政治ほど素晴らしい職業はない
私は本当に政治というものは、すごいものだと思って育ってきている。今もそう思っています。
政治は一番チャレンジングでやりがいのある仕事だと思っています。現実を夢に非常に近づけられるのは政治。夢を実現することもできる。これが政治でしょ。こんな素晴らしい職業はないと私は信じています。
であるのにも関わらず、どこの議員がどうだとか、何党がどうとかそういうことを言う気はないんですけど、とにかく意識がみんな下がってきて、友達も内閣の対談とか、プロの方にお会いする時も、みんな「政治はダメだ期待できない。なぜかと言うと、国会議員は面白くない。へなちょこばっかりだ」と平気で言うわけですよ。
本来、国会議員というのは尊敬されて、みんなから憧れられるような存在でなければいけない。政治家を志す人たちが、色んなルールも変わってきていますけど、やっぱり夢がないんでしょうね。天下国家に対する境地がないというか。そういう人たちが平気で議員になっているということで私はおかしいと思っています。
安倍さん以降、彼も含めて、安倍さんは同期だから仲良しだったんですけど、客観的に見て、やっぱりもう人として全て終わってしまったというか、賞味期限が切れたと言いますか。そういう人たちが総理になり、閣僚になり、議員になっている。
活力が充実していて、やる気満々、どんな批判があってもいい、自分の夢を実現したいというような人たちがポストについていないということなんです。
👉「国会議員は意識の低いへなちょこばかり…」
「本来、国会議員というのは尊敬されてみんなから憧れられる存在でなければならない…」
「でも今は、人としてもう完全に終わっているような人たちが総理・閣僚・議員になっている…」
ここまで公の場で口を大にして言える人はなかなかいませんよね…
(記事本文抜粋…)
「答弁を差し控えるなら、国会議員になるのを差し控えた方がいい」
しゃべらないでなんですか。最近のなんか…変なこと「答弁を差し控えさせていただきます」。
差し控えるのは、やましいから答えられないということでしょ。そう言えばいいじゃないですか。国民はそんな馬鹿じゃないですよ。差し控えちゃいけないの。
じゃあ、国会議員になるのを差し控えたほうがいいですよ。いくらでも候補者がいるんだから、なりたい人が。
そういうすっとぼけた言葉の使い方をしちゃダメ。一度でも言ったら即、議員辞めてもらいますから。おかしいですよ。
👉『答弁を差し控えさせていただきます』
今後このようなすっとぼけた言葉を発する議員がいたら、即議員を辞めてもらうようなルールを国会で作ったらどうでしょうか…。
質問に答えられない議員…
質問をとぼけて誤魔化すような議員…
質問にしどろもどろするような議員…
そんな議員にはその資格がないということでどうでしょう…
(記事本文抜粋…)
国民が鍛えて立派な第2政党を
―このタイミングで会見を開いたことについて
父の没後30年、12月19日が命日ですけども、それとは関係ありません。
私、ずっと友達と話していても、報道を見ていても、本当に主権者たる国民がみんな選挙したくないと。
それから一番多いのが、自民党がいま起こっている問題にしても何でもけしからんと。 お金の問題にしろ何にしろ、天下りも何も役人じゃなくて子どもたちのなんでしたっけ、息子が世襲で出るとかね。
「自民党は大っ嫌いだ、絶対投票しない!」と言うのに「しかし、野党がだらしない体たらくだから、やっぱり自民党に入れる」これがダメなんです。
しかし、自民党は戦後ずっと担ってきていますから70数年。自民党は色んなノウハウがある。外交においても、役人との使い方・お金の使い方、そのほか役所との付き合い方。色んなノウハウがあって、社長や専務並みなんですよ。
だから基本的なところでもって、ひっくり返っちゃう野党が。そうすると「やっぱり野党がダメ、自民党ね」と。
国民が考え方をやめて、マインド選択を変えて、野党にやらせる。潰れてもまたやって、もっと教える、鍛えて立派な第2政党を作りませんか、ということなんです。
政権交代しちゃえば、チェックアンドバランスが効くんですよ。
有権者から「結局、最後は自民党」と聞くと、私ガッカリします。周りの友達もみんな言いますよ。結局、野党がだらしない。育てないからですよ。野党を育てましょうよ、しっかりしてもらいましょうよ。それが我々の為になるんですから。風通しを良くしたいと思います。
…我々本気なんですから。良くしたいですよ。「良い政治だ、やっぱ日本はすごいな」と思われるようにしましょうよ。
それには皆有権者が頑張らなければダメなんです…
👉明日は田中角栄さんが亡くなられて30周忌の命日…。
角栄さんが…
娘さんの口から今の国会議員たちに“喝”を入れているのかもしれませんね…。
そして…
「とにかく野党がだらしなくても国民の手で政権交代させる…」
「とにかく野党に政権をさせる…」
「そして失敗しても潰れても国民が野党に教えて鍛えて国民が野党を育てる…」
「それが結局わたしたち国民のためになるのだから…」
「日本国民よ頑張れ…」
そんな“田中節”が真紀子さんを通してわたしたち国民に語られているようです…
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