歴史のワンピース
2024年 1月24日(水)
今日の景色…
〈気になる記事・後半…〉
政治家の多くも勘違いしている、「なぜ政権や王朝が滅亡するのか」ひとつの答え
(記事本文抜粋…)
※本記事は岩尾俊兵『世界は経営でできている』から抜粋・編集したものです。
どんなに栄えた王国や文明もいつかは衰退する。
亡国志:本来の目的を忘れた国は亡びる
本当の意味で政権や王朝を弱体化させる原因は国家経営の失敗である。すなわち経営の巧拙こそが歴史を動かす。
たとえば、アレクサンドロス大王治世の古代マケドニア王国、チンギス・カンが統治した中世モンゴル帝国、近代の列強にいたるまで、大帝国はしばしば世界征服を目的に掲げる。この目的を達成するために大帝国は支配地域に重税を課し圧政を敷く。そうしないと戦争を続けられるだけの資源が得られないからだ。
こうした政治においては「国家を目的とし、国民を手段とする」という逆転現象が起こっているため、政権に徐々に綻びが生まれる。
歴史を紐解いてみれば、これらの国家においてしばしば「○○大王の威信を世界に示すため」といった大義名分で人民は暴政に耐えることを強いられた。しかし、人民からすれば、○○大王の威信なんて食えもしないし見たことさえない。
特に侵略を受けて属州となったばかりの地域の住人からすれば、○○大王なぞ「強盗の親玉」くらいにしか思っていない。そのため、「盗っ人の見栄のために耐え忍ぶなんて無理な相談だ」ということになる。
国家は国民が共同で作り上げた虚構であり、国家自体は究極の目的にはなりえない。 究極の目的になりうるのは「国民一人ひとりの幸せ」のはずである。国家も、政治体制も、政治理念も、人間が作ったもの=人工物である。本来ならば、人間を幸せにしない人工物は捨てられるだけである。
しかし、このことはいつでも忘れられる。そのたびに大混乱が起こり歴史に新たな一頁が足されていく。
本来は「人民を幸せにする」という約束を果たすために権限を委任されていたにすぎない政治権力は、まるで「特権階級だけが人民だ」と定義しているかのような行動に出る。特権階級の権利・権限は拡大し市民の権利・権限は極限まで縮小される。
👉今の日本国がまさに“この状態”と言えなくはないでしょうか…。
「国民のために」という約束を果たすために権限を委任されたに過ぎない政治家の議員さんたちが、まるで国民を統治する権力者のような好き勝手な行動をしています…。
国民からはどんどん益々税金を徴収し、自分たちの“それ”は免除…。
国民が災害で大変な状態なのに、それよりも何千倍もの防衛費は幾らでも国民の税金から出し放題…。
あたかも…
今にも戦争を起こそうとしているかのように…。
挙げ句の果てに…
「祖国のために戦えますか…」
なんて政治家に便乗的して言い出す輩も出て来る始末…。
今がまさに…
「国家を目的とし、国民を手段とする」
という逆転現象が起きているとは言えないでしょうか…。
そして…
今がまさに…
「新しい戦前…」
とは言えないでしょうか…。
2600年続く日本国家というものは…
それは価値があるかもしれませんが、それを大義名分にして、憲法改正をして、新たに戦争出来る国にして、若者たちをその戦場に送り込もうとしている政権…。
その政権こそが…
2600年続く日本国家を滅ぼそうとしています…。
否…
これこそが…
世界を征服しようとする輩に、日本国家と日本国民を売り飛ばそうとしている売国奴な政治家議員先生たちの「本当の目的」なのかもしれません…。
日本国家がなぜ2600年も続いて来たのか…。
それは…
その各時代の権力者の暴挙を、わたしたち日本国民である庶民・市民が耐え忍び、立ち上がり、そして変革して来た歴史の積み重ねなのではないでしょうか…。
そして…
それとは別に…
各時代の暴挙を正す視えない力が働き、その導きにより見守られながら、この日本国家が護られ存続しているようにわたしは思います…。
「なんのために…」
きっと…
そんなわたしたち日本国民が…
いずれ来るであろう“そのとき”に…
「何かをしなければならない」
そんな“役割り”とその“期待”を持たれているからなのではないでしょうか…。
それを知り…
それに抵抗する対抗勢力が…
それを阻止しようと、日本の政治家たちを使って邪魔をしているかのようです…。
幸いなことに…
この面々と続く歴史の中で…
その対抗勢力による暴挙は“自然沙汰”にて滅亡する歴史にはありますが、今のこの時代のこの世界においても、その悲惨な歴史の結末で終わらせることなく、わたしたち自身の手でより良い新しい世界を生み出せるように、その歴史の「ワンピース」となりたいものです…
〈気になる記事・前半…〉はこちらから…
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