検察官…
2023年 12月12日(火)
昨日の景色・後半…
![](https://assets.st-note.com/img/1702295189100-FDcoEfi8fE.jpg?width=1200)
神戸灘区桜口町の交差点…
![](https://assets.st-note.com/img/1702295175671-sUeNTWHYK9.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1702295161057-8VWB4FGopd.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1702295146188-molWjGf6GY.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1702295068256-iwJSO4zTOf.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1702295123035-MhgMGJYFa4.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1702295103069-OYiaVnADqC.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1702295021169-uMupwlSDzg.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1702294957112-Skp0AHx2gI.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1702294898056-ZeWKPAX6cl.jpg?width=1200)
〈気になる記事・後半…〉
冤罪で逮捕・勾留。妻と1年7ヵ月の接見禁止で家族は崩壊した。「人質司法サバイバー国会」報告(第9回)
(記事本文抜粋…)
人質司法はターゲットになった人物の人間関係を根底から破壊してしまう。
あらためてそう感じさせられたのが高津光希さん(仮名)のケースである。
SBSの権威の医師鑑定を警察・検察が盲信
高津さんのスピーチは以下のように始まった。
「みなさまこんにちは。いろいろお話されていて重複する内容なので、ひとつだけお話させてください。ボクは任意の捜査段階からやってませんということを家族とともにみんなで捜査機関に伝えてきたんですけれども、なにひとつ聞いてもらえなくて、いま思えばそれだけ聞いてもらっていれば、たぶんここにもいなかったというのが率直な意見です。これしか考えていないし、思っていないです」
黙秘を貫き勾留2年と17日。人質司法は悲劇を生んだ
「なんで、もっとあのとき話を聞いてくれなかったのか。半年も内偵捜査みたいなのをやって、嫌がらせみたいなことやって、家族を引き離して、で、逮捕してからも、もう、言ったらきりがないけれども、人としての扱いを受けないような、行動言動すべて、を受けて、そのまま起訴。裁判まで引きずられて、保釈も請求したけれども全部だめで、それで家族もバラバラになって、というところまで追い込まれました」
高津さんは2年と17日間、勾留され続けた。
それだけではない。奥さんとも1年7ヵ月にわたって接見禁止措置が付されてしまったのである。会えないだけではない。手紙のやり取りすら禁じられるのだ。
拘禁施設での弁護人以外との接見には施設の職員が立ち会い、面談の内容を記録する。信書もまた検閲される。
どう考えても偽証を働きかけたり、逃亡の相談をすることなど不可能なのだが、裁判所はいとも簡単に検察官の接見禁止の請求を認めてしまうのがこの国の刑事司法の実務なのである。
第2回の赤阪友昭さんの報告でも述べたが、これは世界に例を見ない、人権上許されざる制度だ。ちなみに審査は非公開で行われ、弁護人に意見を求めることもない。検察官と裁判所の間だけで資料のやり取りを行ったうえ、決定されてしまう。
長きにわたって伴侶とのコミュニケーションの自由を全面的に奪われた結果、高津さんの身の上になにが起こったのか。
『赤ちゃんの虐待冤罪』には、
「なんの前ぶれもなく妻からの離婚届が弁護士さんを通じて届いた時などには、死ねば娘のところに行けるとさえ思いました。それに勘づかれたのか、拘置所の職員が監視を強めて、真冬に長袖を全部取り上げられたこともあります」 と記されている。
控訴審判決は検察官を厳しく批判
「いまは仲間と楽しくやっていますけれども、心のなかに暗い影が落ちていて、いつもやっぱこういうことを考えちゃうから、昔のようには戻れないのかなと思います。時間もないからあれなんですけれども、最後にひとつ言いたいのは、捜査機関の人から『俺たちは土俵に上がったら負けたことないから覚悟しろ』みたいなことを、起訴されたときに言われたんです。『勝ち負けってなんですか?』って聞いたら、『それは裁判だよ』と言ってきたので、『わかりました』と言って、結果……、なにが勝ちか負けかボクはわかりませんけれども……」
2020年2月、東京地裁立川支部は無罪判決を下す。検察官が控訴するも、2021年5月、東京高裁は控訴を棄却し、高津さんの無罪は確定した。
まったくの冤罪だったのである。
高津さんは最後にこう言ってスピーチを締めくくった。
「霞ヶ関の桜田門にいる捜査一課の人はいまごろどういう気持ちでいるのかなと思います。悔しいです」
警察関係者はもちろんのこと、検察官、病院関係者、鑑定した医師なども真摯に責任に向き合ってもらい、この国の刑事司法の問題点を一緒になって考えていただきたいものである。
👉「何が勝ちか負けなのか…」
この世に生まれて…
たった一度のこの大事な人生を生きているわたしたち…。
そんなわたしたちに対して…
日本の検察官、そして裁判官に日本の司法制度は…
あたかもそれが「勝ち負けのゲーム」かのような感覚でそれに取り組んでいるのでしょうか…。
そんな人たちからしてみれば…
その対象であるわたしたち市民というのは、あくまでも数ある事件の中の一人に過ぎないし、数ある仕事の中で処理しなければならない案件のひとつに過ぎないのでしょう…。
あたかもそれが人間ではない虫けらのように…
「霞が関の桜田門にいる捜査一課の人たちはいまごろどう思っているのか…」
少しは申し訳ないという気持ちが心の片隅にはあるかもしれません…。
しかし…
数ある事件の中での単なる失敗として『仕方ない』と自分の中で軽く考えてはいないでしょうか…。
また…
それに関わった警察官や医師に裁判官なども然り…。
もしかしたら…
そんな冤罪の一つ一つにまともに向き合っていたら、自分たちの仕事をこなせないし身が保たないと嘆いているかもしれません…。
そこに…
責任感はありますか…
他人に対する誠意はありますか…
人に対する人権意識はありますか…
「他人事ではない」という意識はありますか…
「もし自分だったら」というイメージは持てますか…
「もし子どもや家族だったら」…
またはその冤罪による家族や大切な人たちが被る被害を想像出来ますか…
それらと…
あなた方の自分の立場や肩書きに出世…
どちらが人として優先しなければならないことなのか…
他人を裁く者の責任…。
これは今その人たちが思っている以上に…
物凄く重大な責任を伴う行為であるように思います…。
その権威や権力を振りかざす者には…
それ相応の因果応報の法則が働く事になるのではないでしょうか…。
日本の社会をより良くして行くために…
その見張り番の役割りをする人たちも欠かせません…。
そして…
その人たちが日本の政治を動かす人たちの罪を暴くことも欠かせません…。
そこに忖度することなく…
でも…
その自分たちや同僚の間違いを正す事も絶対に欠かせません…。
そして“自分たちだけ”ではなく日本の善良な市民を守るために…
このような日本の検察や司法制度による弊害があるということに、わたしたち市民はもっと関心を寄せて、もっと知る必要があります…。
そしてそれをスルーしたり黙認することなく正して行けるように…。
『これは決して他人事ではありません!!』
『いつ自分や家族がこのような立場に陥れられるやもしれません…』
毎月11日は“人権の日”…。
この日は特に…
わたしたちのそんな様子を視えない存在はじっと見守っているのかもしれません…。
わたしたちは『どうあるべきか』…。
少なくとも…
わたしたちは…
「他人事ではない」という意識を持つ必要があるような気がします…
そんな“冤罪”などの人権問題に関する『人質司法サバイバー国会』というものが開かれているようです…。
その動画は下記から…。
またこれらを主催する「イノセンス・プロジェクト・ジャパン」という組織の詳細は下記から…
そして…
〈気になる記事・前半〉と〈昨日の景色・前半〉はこちらから…