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春の青春18きっぷ旅その1 day1

2024年3月。今春も青春18きっぷのシーズンがやってきた。
仕事に疲れてというか、現実逃避したくなり、急に思い立って週末にホテルを予約し、青春18きっぷを購入し、1泊2日の弾丸旅行を決めた。
連休ではない普通の土日ということもあり、関東圏内を出る程の遠出はできなかったので、身延線と八高線の乗りつぶし兼グルメ旅とした。

まずは一日目。いつもは乗りつぶしとなると少しでも多く乗りたい気持ちから朝早くなりがちだが、今回は接続の関係もあり朝は少しゆっくりすることができた。
身延線を富士から北上するか、甲府から南下するかは迷ったがとあるサイトを見て富士山が良いタイミングで見れそうな、北上ルートにした。東海道線を熱海で乗り換え、富士で下車。

富士駅始発の身延線。
終着駅の線路が行き止まりシリーズ。

身延線に乗ると早速、駅から駅あたりで正面または進行方向左側に富士山が見えるはず、である。しかし、晴れてはいたものの富士山の方向は少し雲がかかっており、富士山のふもとは見え、これが富士山ということはわかったが期待した山頂付近含めたThe 富士山!という風景は見れなかった…。

富士山の麓は見えた。山頂は雲に隠れてて残念…。

西富士宮駅を過ぎて線路が蛇行するところも富士山の見えるスポットである。残念ながら山頂付近は雲に隠れていたが、一応は富士山を見ることができてよかった。

対向列車待ち合わせでしばらく停車したので下車してみた。

駅を過ぎると今度は横を富士川が流れる車窓へと変わる。年始の旅行でも左沢線や磐越西線で横に川が流れていたが、車窓から見える川と山々の景色はやっぱり格別である。

車窓から見えた富士川。

そこからほどなくして、身延駅。途中下車して観光する。近くを流れる富士川の近くを歩いてみたり、お土産見たりしてバスが来るまで30分ほど待った。

身延駅到着。
身延駅の外観。
駅のすぐそば。

バスに10分ほど乗り、身延山久遠寺のふもとについた。手前に久遠寺、その奥に身延山頂まで行けるロープウェイがある。久遠寺の一番手前の門を通り抜けると、石畳の先にはなかなかに立派な階段が…。これを上るしかないのか、でもなんとか行けるでしょとまあまあな軽い気持ちで登り始めたが、なめてはいけなかった。一段一段の段差が膝くらいまでのが約40段、これが7回である。2個分上ったあたりから心拍数が上がって呼吸がつらくなり、段差により足も疲れてきた。とにかく想像以上のきつさだったのである。翌日の筋肉痛を覚悟しながら何とか登り切った先に久遠寺はあった。(後から知ったのが反対側に回れば坂道エレベーターなるものがあったらしい)

想像以上にきつかった階段…。

営業時間の関係で先にロープウェイへ。今まで知らなかったが、高低差がトップクラスのロープウェイだったらしい、にしても山頂まで行けてしまうのはたしかにすごい。10分弱で山頂に到着すると、周りには雪が残っていた。
まずは身延山名物のくし切り団子(苦死切り←串切り)を頂いた。通常3メニューに加えて季節限定のピンク色のお団子もあったが、湯葉ベースにみそだれをかけた店員さん曰く一番人気のものに決めた。最後に串を切って渡してくれる。

写ってないけど手で持つ方の串の先が渡す前に切られる。
身延山山頂でお団子。

山頂にはいくつか展望台があり、各方面の景色を望むことができた。

山頂からの景色。

そして思親閣という神社もあった。

左奥に見えるのが思親閣。
来てから知ったが日蓮ゆかりの場所らしい。
木々の間から差し込む日差しと立派な杉の木がいい感じ。

最後に北側展望台へ。ほかの展望台と違ってかなりの雪道を歩いた先にあったが、山々に囲まれる景色は格別だった。

まだ結構雪残ってた。

最終の数本前のロープウェイでふもとに戻り、後回しにしていた身延山久遠寺を。土日だったものの夕方ということもあってか、人は少なく、帰りのバスまで割と時間もあったのでゆっくり見ることができた。

そして、最後の試練の階段。帰りは坂道エレベータにしようかなとも思ったが、バス停の反対側に降りることになってしまうため、結局階段側にした。というよりは、実は一度エレベータで下り、またなぜか上るというよくわからないことをしてしまったのもある。
横の坂道と階段を下ったが、結論どちらもしんどくて、足ががくがくだった…。

帰りはバスで来た道を戻り、身延駅から身延線の続きを甲府駅まで。身延駅はまだ前半だったので、先はそこそこ長かったが19時ごろ今日の宿泊地甲府に到着。小作という駅前のお店で、名物のほうとうを頂き、ホテルの温泉で足の疲れを癒し、1日目は無事に終わった。

甲府駅到着。終着駅で線路が行き止まりシリーズ。
小作でほうとう。おいしかった!



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