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徳島出張&四国旅行 day4

4日目。四国東部一周に向けて移動初日の今日は、徳島から四国の南東部を通って高知に向かう。今回利用する「四国みぎした55フリーきっぷ」は、JRは牟岐線(徳島-阿波海南)と土讃線(高知-後免)、阿佐海南鉄道DMV、土佐くろしお鉄道(後免-奈半利)、高知東部交通バスが3日間乗り放題でその名の通り徳島から高知まで四国のみぎしたを通っていくルートが乗り放題のフリー切符である。今回はこの移動を一日で強行し、1日で元を取る所存である。

まずはホテルをチェックアウトして徳島駅を後にし、牟岐線へ。牟岐線はただでさえ本数が少なく、しかも途中の阿南駅や牟岐駅行きがほとんどで終点の阿波海南駅まで行くものはさらに少ないので逃したら大変である。無事に予定の牟岐線に乗ることができた。終点までは2時間ほどである。

徳島始発阿波海南行き牟岐線。

車窓は市街地を抜けて住宅や田んぼがある田園風景から海沿いを走るようになっていった。途中夏季の短期間しか開業しない田井ノ浜駅にも停車し、恥ずかしながらそのような臨時駅があったことをそこで知った。調べてみるとほんとに年に数週間しか開業しないらしくとても貴重な経験をすることができた。

路線名の由来ともなっている牟岐駅。他の駅に比べると周りに建物が多い印象でした。
臨時駅田井ノ浜駅。目の前が海水浴場でした。

再び、車窓は海から山となり終点の阿波海南駅に到着。

終点の阿波海南駅到着。
歴史ある車両と小さな駅舎、そして青空と自然の緑のコントラストが本当に素敵。
線路が途切れている終着駅感よい…。
駅舎と駅前交流館。
観光案内兼休憩所のスペースがありました。

阿波海南駅は阿佐海南鉄道DMVとの乗換駅だが、DMVの始発駅は阿佐海南文化村駅のため、出発まで時間もあるかつ歩けない距離でもなかったため、暑い中ではあるが15分ほど歩いて阿佐海南文化村まで行ってみた。ここでは、阿佐海南鉄道についての展示や線路と道路両方を走ることができる鉄道と車両の機能を兼ね備えた新しい種類の乗り物DMVについてもその魅力が紹介されていた。

道路も線路も走れる世界初の乗り物DMV
こんな効果もあるそうです。

阿佐海南鉄道は予約もできるようで、万が一予約で埋まっていると当日は乗れないということもあるそうで、保険をかけて始発駅から乗ったというのもある。無事に乗ることができ、阿佐海南文化村から阿波海南駅まではバス区間で、阿波海南駅から甲浦駅までが鉄道区間、境界駅で鉄道⇔バスのモードチェンジが行われていた。

DMVの始発駅(停留所)
見た目はふつうのバスですが、モードチェンジにより線路を走れる乗り物です。
鉄道区間の海部駅。

阿佐海南鉄道は徳島県から高知県に入り再び徳島県に戻るルートだが県境付近ということもあり、終点まで行くと帰ることができなくなりそうだったので(DMVに乗るにはタイミングが合わないかつ県境で山道のため歩きの移動は困難)、バスと接続する海の駅東洋町で降りた。

目の前に海を望むバス停留所。

最初道の駅かと思っていたら、すぐそばに海水浴場がある「海」の駅。そばに何もなく、海水浴場と海の駅だけがあるこの雰囲気が本当によかった。とれたての海鮮を使った絶品のお刺身の定食を手ごろな価格で頂くことができました。本当においしかった。

海の駅!
日替お刺身定食。本日のラインナップはキハダマグロ、マダイ、カツオ!(下の写真参照)
新鮮な海鮮がいただけるたくさんのメニューがありました。
目の前海で最高!海水浴場でした。

まだ少し時間があったので、阿波海南駅で見逃してしまったDMVのモード切替の場所を見に、隣の甲浦駅まで歩いて行ってみた。大荷物を持って暑い中思ったより長い距離だったため、何度も諦めて引き返そうと思ったが頑張った。これは本当によく熱中症にならず耐えたと思う。今後来る機会があるかわからないので何とかたどり着いて見ることができてよかった。阿波海南駅で見逃した後悔しかないが…。

ちょうどバス区間と鉄道区間の境界。ここでモードチェンジが行われるのだなとしみじみ。

帰りも同じ道をサバイバル気分で戻り、海の駅東洋町に無事帰還。ソフトクリームをいただいた。滝汗の中涼しい店内で食べるアイスクリームは最高だった。

スッキリしていておいしかった。ミレービスケットがのっていた!

合計二時間ほど滞在したのち、バスに乗りさらに南下。室戸岬方面へ。途中ジオパークバス停で乗り換え、室戸岬へ。足摺岬は以前家族旅行で行ったことがあったが室戸岬は初。思ったほど何かがあったわけではなかったが果て感はとてもあってよきでした。

四国の右下、室戸岬。
地形がすばらしかった。
長年かけてできた地形と海がよい…。
人通りも車通りも少なく静かで、波の音をいくらでも聞いていられそうな空間でした。
中岡慎太郎の像があった。

次のバスまで周辺を散策し、バスに乗り鉄道駅である奈半利駅を目指した。ここからもひたすら移動である。奈半利駅まで1時間ほど。

奈半利駅。
奥に見える青色のバスにお世話になりました。
恒例の終着駅感。車両が阪神タイガーズのラッピング電車でした笑

奈半利駅からは久しぶりの鉄道。土佐くろしお鉄道はJR土讃線に直通していて乗り換えなしで高知まで行ける。アンパンマンの作者やなせたかし氏の出身が高知ということもあり、各駅にやなせたかし氏デザインのキャラクターが書かれていておもしろかった。1時間半電車に揺られてついに高知駅に到着。

高知駅到着。日も暮れかけてきてます。
駅前にとさでんのホーム。
なんかよいです。

高知駅からはとさでんという路面電車に乗って繁華街方面へ。本日最後の目玉はひろめ市場でカツオのたたきを食べること。普段もカツオのたたきは食べることはあるけれど、やっぱり本場のカツオのたたきはその何倍もおいしくて本当に感動でした…。

(残念とも言われがちな)はりまや橋。でもやっぱりこれ見てこそ高知に来た実感が湧きますね…。
念願のひろめ市場。猫かわいい。
本日の〆!

これにて大移動をした4日目は終わり。だんだんと終わりが近づいてきていて寂しくなってきました…。

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