関東日帰り青春18きっぷ旅
5枚つづりの青春18きっぷがちょうど一回分余っていたので、日帰りで千葉と茨城のJRと私鉄の乗りつぶしをしてきた。今回は千葉県北東部の銚子から茨城県の水戸まで関東の東側を回るルートである。
千葉駅スタートだが、千葉駅に着いてから予定の電車まで少し時間があったため千葉駅周辺を散歩してみることにした。千葉駅から出ているモノレールも気になったが、近くに公園があるとのことで千葉公園に行ってみた。入場口からは縦長の形だったため奥まで行くほどの時間はなかったが、中心にある池と春の青空のコントラストが素敵で、園内にあるお花もきれいだった。
早めに駅に戻り、千葉駅から始発の総武線銚子行きに乗車。2時間ほどかけて銚子駅に到着。
銚子駅からはさらに先の犬吠埼に行くため、銚子電鉄に乗り換え。乗車予定区間の料金と一日乗車券がそこまで変わらなかったため、せっかくなので一日乗車券をゲットし、昔ながらのレトロ感ある車両に乗車。日曜ということもあり、車内は観光客でそこそこ混んでいた。銚子電鉄の終点は外川駅だが一つ手前の犬吠駅で降りる人が多かった。もちろん私は外川へ期まで乗車した。外川駅は終点感のかなりある駅であり、関東最東端に来たという感じがした。
駅から少し歩くと海が見え、近くに長九郎(ちょぼくり)稲荷神社という神社があると調べていたので行ってみた。地図アプリで案内されたまま歩き木々の間の細い道を抜けた先にあった。魚が上にのったインパクトある鳥居の他には、ちょっとした小屋があるというなかなかに簡素な造りではあったものの、関東最東端のこの場所から見る太平洋は素晴らしくきれいだった。
その後犬吠駅方面へ。外川駅に戻り銚子電鉄に一駅乗って犬吠駅に行くことも考えたが、本数が少なく時間の都合上歩くことにした。海沿いの車道(歩道と白線で区切られた道)を歩く形になり、リサーチ不足を反省しつつ30分弱で何とかたどり着いた。外川駅周辺とは打って変わって犬吠駅周辺は観光名所の犬吠埼灯台があることもあり、かなりにぎわっていた。せっかくなので灯台にも上り、上から見る海は最高だったが、灯台あるあるの超強風で早めに退散…(笑)
銚子は醤油が有名らしいので、醤油トッピングのソフトクリームもいただいた。たくさん歩いて暑かったので、冷たくて甘い中に醤油のしょっぱい味もほんのり感じられるソフトクリーム最高でした。
予定より押してしまっていたため、温泉は迷ったがせっかくここまで来たのだからという一心で犬吠埼観光ホテルの日帰り入浴をして帰ることにした。受付時点で乗る予定の電車まで30分ないレベルのタイトさだったので、言うまでもなく今まで入った温泉の中で最短の滞在時間を叩き出した。温泉はとても気持ちよかったです。
犬吠駅からは元来たルートで再び銚子駅に戻り、銚子駅から成田線で鹿島線と交わる香取駅へ。30分歩くと香取神宮があったが、駅周辺はめぼしいお店や数十分の乗り換え時間で行けそうな名所はなく、大人しく無人の駅舎で次の電車を待った。
そして、一つ手前の佐原駅始発と思われし鹿島線に乗車。香取駅で待つくらいなら佐原駅で待てばよかった気もするが、仕方ない。鹿島線はそこそこ混んでいたが、霞ケ浦周辺の複雑な地形ゆえに3回川や湖を渡り、乗車時間は20分弱と短いながら車窓からの景色はきれいだった。
そうこうして、鹿島神宮駅に到着。ここは鹿島臨海鉄道との乗換駅である。今日はここから水戸まで向かう。向かい側のホームで乗り換えできる一面二線構造になっていた。ここまで来れば今日の乗りつぶし旅もあともう一息である。
1時間半ほどかけて水戸に到着するともう外はすっかり夜だった。水戸に住んでいる友人とご飯を食べ、特急列車に課金して帰京した。